岩手県盛岡市にて、約1年振りに初開催されたStartup Weekend盛岡。
熱い思いと、感動のドラマが詰まった54時間をお届けいたします!!

■イベント概要
日時:2023年11月3日(祝・金)〜11月5日(日)
会場:コミュニケーションギャラリー LiRiO(リリオ)・アイーナ(いわて県民情報交流センター)
参加人数:約30名
ファシリテーター:小松 由
リードオーガナイザー:古舘 梓
オーガナイザー:大内 潤哉・野田 悠・千田 彩梨・佐藤 春菜・渡辺 炎如・鈴木 隆人・佐藤 章臣

【Day1】54時間の始まり!

初日の会場は、盛岡市大通コミュニケーションギャラリー LiRiO(リリオ)。
この後訪れる展開を、まだ知るよしもない参加者たちが続々とチェックイン。
学生6名、社会人8名が今回の主役。それぞれが熱い想いを胸にこの場に集まりました。

ファシリテーターを務める小松 由さん(こまっちゃん)は岩手県のお隣、秋田県出身ということもあり参加者も一気に親近感が湧き、すぐにこまっちゃんの魅力、そしてStartupWeekendの世界に引き込まれていきました。

今回のオーガナイザーは8名、うち5名は第1回目の参加者です。
これから起こる未来にドキドキ、ワクワクしながらサポートして参ります。

リードオーガナイザーのあず。ちょっと緊張しています。


StartupWeekendで最も重要な54という数字。
「何を意味する数字か?」と言うこまっちゃんからの問に参加者は真剣に且つ、ボケ回答ありで会場は大盛り上がり。今回の参加者、只者でなない予感です・・・

「54は何を意味する数字か?」と参加者へ質問する、こまちゃん。
起業していい年齢!!
こまっちゃんの年齢!!

アイスブレーク

アイスブレークではアイデアの発想法「ハーフベイクド」をに挑戦。
ここでもハーフベイクドの意味についてボケる参加者たち。
「みんなでパンを焼く!」「半分生ショコラを食べる!」などヒートアップ。
キーワードも、こまっちゃんとの掛け合いで次々にワードが飛び交いました。
今年の盛岡、つわ者揃いです・・・

キーワードを元に、チームで考えたアイデアを皆の前で発表!!とその前に、オーガナイザーによるピッチのデモンストレーション。
発表するのは、大学生オーガナイザーのはるなとじゅんやの2人。
はるなは、留学生が抱える日本でのアルバイトに対しての課題解決アイデアを、じゅんやは得意分野を生かした課題解決アイデアを発表。2人の発表に会場からは大きな拍手が!!
さも事前に準備をしてきたかと思わせる内容でしたが、実はアイスブレイク開始の際にこまっちゃんから無茶振りを受けておりました!!
ルールがないのがルール。それがStartupWeekendなんです!!

はるなは最後まで笑顔!

じゅんやは、ほぼ1分でのピッチでした!

1分ピッチ&チームビルディング

頭もほぐれ少しずつ会場の空気になれてきたところで、初日のメインである1分ピッチ・チームビルディングの時間です。
自分のアイデアを発表、ヒヤリングを通し仲間を集めます。
なんと参加者全員がアイデアを持参!!11名の熱いピッチを行い、最終的に4チームが完成しました!!

手仕事の良さと価値をもっと広めたい!
岩手発!伝統工芸×大自然をあわせたアウトドアブランドを作りたい
農業の魅了をもっと広めたい!
あの思い出をもう一度!

チームも揃い、ここから熱く長い54時間がstartします!!

【Day2】No talk, All action!! 仲間と共に

2日目からの場所を変え、アイーナへ移動。駅が近いのでアクションするには最適な会場です!!

ファシリテーターのこまっちゃんより2日目から最終日のスケジュール、そしてピッチに向けて大事なこと。
StartupWeekendのスローガンであるNo talk All action」
これは、話し合いには全く意味がなく、行動するという意味があります。
2日目から最終日のピッチまでは会場の外に出てアンケートをとったり、聞き取りを行ったりと考えたアイデアは正しいのか、「誰の何を解決したいのか?」を検証します。
そして1チームのリーダーが仕事の都合より離脱するという連絡が・・・
リーダーが不在の中、このチームはどうアイデアを形にするのか!?

リーダー不在になったチーム。どうする・・・

コーチング

午後からは、アイデアに対してフィードバックをいただくコーチングの時間です。
コーチには盛岡市内、岩手県内での起業家や経営者を中心に、率直な意見をいただきながらビジネスプランの質を向上させていきます。

1ターン20分という限られた時間にも関わらず、コーチの皆様も参加者も白熱。
熱い議論が繰り広げされました。
コーチの皆様からはやはり「誰の何を解決したいのか?」「顧客は誰か?」について熱心にアドバイスをいただいた模様。もう一度アイデアを考え直すチームもちらほら・・・

最後はコーチの皆様より熱い激励を頂戴しました!
ご多忙の中、快くお引き受けいただきましたこと心より感謝申し上げます。

【コーチの皆さま(敬称略、順不同)】
中軽米 真人 八幡平市役所 商工観光課 課長補佐 兼企業立地推進係長
藤野 里美  株式会社キミドリ代表取締役
工藤 昌代  株式会社 ホップス 代表取締役
中田 将太  株式会社TONAN 代表取締役
熊谷 博人  中小企業基盤整備機構中小企業アドバイザー
       盛岡市産業支援センター インキュベーションマネージャー

コーチング終了後、アイデアを再度構築するチーム、そしてリーダーが離脱したチームは別のリーダーを決定、新たなアイデアを形にしていきます。
昨年の盛岡では、コーチングの後に分裂しメンバーが脱退するチーム、2日目の夜にアイデアを再度練り直すチーム、リーダーが変わりアイデアも一新したチームと2日目からが大きな分岐点ともなります。
今回の参加者にも少しずつ焦りと不安、そして疲れが見え始めています・・・

break time

夕食はメンバーをシャッフルし、こまっちゃん・オーガナイザーも参加して楽しくいただきました。
この時間はアイデアのことは一旦忘れ、みんなで何気ない会話をしてリラックスムード。
さっきまで険しい顔をしていた参加者たちも、美味しいご飯を前に笑顔に!!

StartupWeekendは、3日間の食事が提供されます。
今回参加者全員のお腹も心も満たしてくれた食事をご紹介します!!
どれもボリューム満点!!その土地でしか味わえないお店の味を堪能できるのも、StartupWeekendの魅力のひとつです。

1日目:ジャルディーノさん マルゲリータ
2日目:ちゃんこ太五郎さん 弁当・プリン付
2日目:ATOさん海鮮丼
3日目:コレコウジツさん おばんざい弁当

和やかな夕食タイムも終わり、また参加者に真剣な表情が戻りました。ここからが正念場です。
再度、自分たちのサービスの課題、顧客について話し合いが始まります。
ターゲットやコンセプトを作り上げているチーム、0からリスタートするチーム、アイディアがブラッシュアップされているチームが多々ありました。
そしてこまっちゃんから最終日に向け、モチベーショングラフを投影しながら今の皆さんの気持ちの変化、ピボットの重要性をインプットしてくれました。

またMVPの作成を行うことを目指し、明日の最終日を迎えるように促していました。
さあ最終ピッチまで残り19時間!!ここからどう作り上げるのか、そしてMVPは見つかるのか・・・
各チーム、それぞれが追い込みがかかります!!

【Day3】最終日 静かな朝・・・

いよいよ最終日。9:30からの会場に来る参加者はほとんどなし。
ここでまたしても、リーダーが不在になるチームが・・・
不安げな表情、吹っ切れた顔、疲れがたまっている顔。それぞれの思いを胸にピッチに向け準備が進んでいます。
そしてこれまで各チームにアドバイスをしたりサポートをしていた、オーガナイザーのかりんがチームに参戦!!
前回の経験を活かした活躍が期待されます。
またじゅんや・あずチームも急遽ピッチに参戦するなど、アクションを起こすオーガナイザーたち。
オーガナイザーがチームに参戦したり、ピッチに差参加できるのもStartupWeekendだから出来るんです!!
なぜならルールがないのがルール。それがStartupWeekendです!!!

アイデアが中々まとまらず苦悩したチーム
リーダーもアイデアも中々決まらず・・・
リーダーが急遽欠席・・・どうする?
かりん参戦により急ピッチで進めていきます!
遅くまでアクションを実施していたチーム
オーガナイザーの2人はどんなアイデアをだすのか?
ピッチの順番はこちら!
ピッチ前に各チームリーダーから意気込みを!

最終ピッチ 形を言葉に・・・

最終ピッチは見学も可能です。観覧席にはスポンサー様をはじめ、昨年の参加者や関係者など多くの皆様にお集まりいただきました。
ピッチを前に各チームリーダーから皆様へ最後の意気込みを!!

ここで、今回のピッチを審査してくださるジャッジの皆様をご紹介いたします。
ご多忙の中、快くお引き受けいただきましたこと心より感謝申し上げます。

<ジャッジの皆さま(敬称略、順不同)>
石川 公一郎 株式会社シオン 代表取締役 一般社団法人いわてSDGs経営研究会代表理事
福留 秀基  スパークル株式会社代表取締役 一般社団法人東北絆テーブル理事
浅沼 なつ美 株式会社SOLMATE代表取締役

ジャッジの皆様。右から福留さん・石川さん・浅沼さん。

いよいよ、最終ピッチの開幕です!!

チーム名:スーパーきのこの山
ビジネスアイデア:青春体験型プロジェクト〜あの味をもう一度〜

チーム名:マシュマロ
ビジネスアイデア:大学生に自信を持たせるたき火イベント

チーム名:手仕事クラブ
ビジネスアイデア:「新人作家が成長するマルシェ」を提供する会社

チーム名:チームゆうだい
ビジネスアイデア:キャンプ場はEXA(戦)だ!

チーム名:WET COMMUNICATIONS
ビジネスアイデア:熟練接客スタッフの会話を学習させた大規模言語AIによる接客改善フィードバックシステム

各チーム3日間作り込んだアイデアを、5分の限られた時間に思いを込めます。
そして各チームにジャッジの皆様から、鋭い指摘と厳しい質問が・・・
静寂した会場の空気と、緊張感に飲まれそうになりながらも質問に回答する参加者たち。
ジャッジの皆様からの指摘は、様々な気づきを得る時間にもなりました。

各チームのピッチが終了、ジャッジの皆様は審査に入ります。
今回リードオーガナイザーはピッチに参加したため、審査には不参加。果たして結果はいかに・・・

結果発表 運命の時・・・

会場にはドラムロールが鳴り響きます。。。。じゃんっっ!!

第2位 手仕事クラブ
最終日にリーダー不在という衝撃的なニュースもありましたが、リーダーの思いを形にするため2人で最後まで検証を行いアクションをしていました。
外に出たりSNSで検証した結果を元に話していたことが審査結果に大きく影響したようです。

2人には熱い友情も。。。

優勝 チームゆうだい
インパクトのあるスタートで始まったチームゆうだい。日本の歴史を交えたキャンプグッズは、海外の方に向けても需要があるのではないか。という審査結果でした。アイデアが中々まとまらず、苦戦したチームなだけに喜びもひとしおでした。

リーダー、メンバーともに険しい表情でしたが最後は全員が笑顔に。

懇親会 未来に向けて・・・

緊張から開放された参加者。懇親会では、初日で見た笑顔が戻ってきました。
厳しい質問を投げたジャッジの皆様も笑顔に。
(実はこまっちゃんがジャッジの皆様に「厳しい質問をしてほしい。」と事前にお願いしていたことを、参加者の皆さんはここで知るとことなるでしょう・・・)
フィードバックしたり、激励したり、笑い合ったりと会話が絶えない会場となりました。
「大変だった」「本当に地獄だった」「こまっちゃんのことが嫌いになった(笑)」と3日間の苦悩、辛い思いを言葉にしながらも、どこか清々しい顔をしている参加者たち。
また「オーガナイザーをやりたい!」「また開催するの?」という声もあがり次回開催も盛り上がりそうな予感です。

会場にいる全員で乾杯!!

最後に参加者の皆さん・コーチの皆様・ジャッジの皆様・ファシリテーターのこまっちゃん。
本当にお疲れさまでした!!!!
そして本イベントを支えてくださいました、スポンサーの皆様をご紹介させて頂きます。
多くのお力添えを頂き、誠にありがとうござます。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

【スポンサー(順不同)】
ヒロキャリアスタッフ 様
株式会社おやまケアサービス 様
水道屋株式会社 様
株式会社doors 様
FVC Tohoku株式会社 様
ナインオクロック株式会社 様

Memorial・・・

また盛岡で、お会いしましょう!!!








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