<はじめに>

・コミュニティガイドライン(以下、本ガイドライン)は、Startup Weekendで活動する人の助けとなるような情報や考え方を明文化した取り組みです。
・本ガイドラインは、強制力・拘束力を有するものではありません。これを読んだ上で、共に活動する人どうしが対話して、世の中に有益な実践を進めていくための判断材料として活用していただくことを期待します。

<用語の定義>

・各都市/地域でStartup Weekendを開催する単位を「コミュニティ」と称します。
・Startup Weekendのコミュニティ運営の中心メンバーを「オーガナイザー」と称します。
・Startup Weekendのブランディングを保つ観点でオーガナイザーに助言し、また起業体験イベントの開催に際して、プログラムの進行に携わる役割を「ファシリテーター」と称します。

・コミュニティでのイベント開催時の資金援助、物品等の提供、あるいは開催会場の提供・援助など、なんらかの協賛を行う法人・団体・個人を「ローカルスポンサー」と称します。
・コミュニティの枠を越えて、NPO法人Startup Weekendの活動全体に資金援助などの協賛を行う法人・団体・個人を「日本全国スポンサー」と称します。

・3日間かけて行う起業体験イベントをStartup Weekendの「メインイベント」と称します。それに先駆けて行うコミュニティでのイベントは「プレイベント」と称します。メインイベントの後に行うコミュニティの発展や交流に資するイベントを「アフターイベント」と称します。

<ガイドライン>

・3日間を通じたメインイベントに1回以上、参加者として参加しきった人は、オーガナイザーになる資格を有します。

・オーガナイザーは、コミュニティの中で、イベントの企画運営を行うことができます。
・メインイベントは、少なくとも【1人のリード・オーガナイザー、それに加えて2人以上のオーガナイザー、そして1人以上のファシリテーター】によって運営されることを原則とします。
・イベントの企画運営に関する統合的な責任は、リード・オーガナイザーが持ちます。
・ローカルスポンサーの獲得、スポンサーに対する説明責任やベネフィット提供実務などの最終的責任は、リード・オーガナイザーが持ちます。
・イベントの会計処理はリード・オーガナイザーの責任の下で、担当オーガナイザーがNPO法人事務局と協力して遂行します。

・リード・オーガナイザーは、オーガナイザーとして2回以上、メインイベントの企画運営に携わった経験を持つ人が担当することを推奨します。ただし新規に立ち上がったコミュニティや、新テーマのイベントなどで、必ずしもその経験を有していない人がリード・オーガナイザーを務めるケースもあります。その場合は特に、ファシリテーターや他のオーガナイザーと密に連携して取り組むことを推奨します。

・ファシリテーターは、NPO法人Startup Weekend事務局が認定した人を登録する仕組みを有します。
・これから新たにファシリテーターの認定を受けることを希望する人は、まずリード・オーガナイザーとして2回以上、メインイベントの企画運営を遂行することによって、Startup Weekendの場作りに関して一定程度、経験からの学びを得るようにしてください。
・その上で、NPO法人事務局に認定希望の旨をご連絡ください。事務局にて、複数名の既存のファシリテーターと個別のミーティングを設定いたします。それをファシリテーターとしてStartup Weekendに携わる観点を対話的に学ぶ機会といたします。その上で、改めて事務局からファシリテーター認定に対する意思確認をします。そこで意思が変わらなければ、認定ファシリテーターとして、NPO法人のWebサイトに記載いたします。

<そのほか>

・本ガイドラインに記載されている事項に関しても、あるいは記載のない事項に関しても、必要と感じたら、積極的に意見の提案と傾聴を行っていくことを大切にします。
・事務局への連絡や意見、問い合わせはメール( admin@nposw.org )でお知らせください。

2021年3月
NPO法人Startup Weekend 事務局

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