そして伝説へ…
こんにちは!Startup Weekend 塩尻(SW塩尻) オーガナイザーチームです。
2024年2月23日(金)~2月25日(日) の3日間で「第1回Startup Weekend 塩尻」を開催しました!
県内だけでなく、つくば市や東京からの参加者、中学生からシニアの参加者が集まる多様な構成となり、最後の数時間で大きな飛躍が生まれる神回となりました!熱量の高い三日間の様子をお伝えします!!
■イベントページ
https://swshiojiri.doorkeeper.jp/events/165510
■開催概要
日時:2024年2月23日(金)~2月25日(日)
参加人数:15名
会場:市民交流センターえんぱーく塩尻(2月23日)
core塩尻(2月24日,2月25日)
(以下、敬称略)
ファシリテーター:上原 和也
オーガナイザー:北沢裕人
天广尚弥
+αお手伝い頂いた方々。
▽スポンサー:
ワタシゴトLab
株式会社Genecy
株式会社チェンジー
合同会社カケル
一般社団法人ベンチャー投資育成研究会
一般社団法人交通都市型まちづくり研究所
▽後援:
長野県/信州スタートアップステーション
塩尻市
塩尻商工会議所
地域DXセンター core塩尻(一般財団法人 塩尻市振興公社)
シビック・イノベーション拠点 スナバ
【Day1】2/23(金)
1日目の会場は、塩尻市周辺に在住している方とっての学び・交流の場になっている「塩尻市民交流センターえんぱーく」です!
本日の天気は雪・・・遠方から電車や車で移動している方も多く、無事に皆さんが到着できるか心配でした。
17:30 交流会
開場時間の少し前から、続々と参加者たちが足を運んできます。受付では、「ハスラー」、「ハッカー」、「デザイナー」の3種類からSWにおける自分の役割を選びます。それぞれがどのような役割になるのかわからない方は、自分の価値観やカードの色など直感で選択していきます。こういった勢いに基づいた行動も重要ですね。
受付を終えたら、龍胆さんのお弁当を食べながら、続々と集まる仲間たちと交流を深めていきます。
今回の年齢層は、中学生から、県内の大手メーカーを退職されたシニアの方までと幅広くなっています。また、地域構成は地元塩尻市、松本に加え佐久市や長野県南信地域(松川町、駒ケ根市)、さらに遠方だと東京や愛媛、つくば(同日につくば市でSWが開催されているにも関わらず塩尻へ参加!?)から参加する人もいる多様な構成です。
皆さん、それぞれにSW塩尻に臨む想いがある、そんな様子が伺えます。
18:30 ファシリテーター挨拶
静岡県を中心に活動をしているファシリテーターの上原和也さんの激励でSW塩尻1stがスタート!
まずは、StartupWeekendの概要が説明され、世界的な取り組みであること、今回はなんと4拠点同時開催という日本SW史上初の状況であることが紹介されました!
※同時開催地域は、北海道伊達市、茨城県つくば市、長野県塩尻市、愛知県豊橋市
基本情報をインプットしたところで、1分ピッチを見据えたアイスブレイクタイムへ。
参加者からそれぞれ1ワードずつ挙げてもらい、2つのキーワードを組み合わせてグループでそのワードを使ったビジネスを考える「ハーフベイクド」を実施。上原さんの実例を参考に、グループでビジネスアイデアを検討し、ロゴマークとともに発表へ。
皆の頭と緊張がほぐれ、良い感じになってきました。
19:30 1分ピッチ
アイスブレイクのおかげで、場も皆の思考も温まったところでいよいよ1分ピッチがスタート!アイデアや想いを一人一人が一分間で伝えていきます。自分のアイデアをビジネス化するためには最低3名のチームが必要です。仲間に引き込み最高のチームにするための重要なピッチ。参加者全員がそれぞれの想いをぶつけていきます!
1分ピッチ後は、さらにそれぞれのアイデアに対して追加の質問やコミュニケーションを通じ、アイデアホルダーが何を実現したいのかの解像度を高めていきます。
20:00 話し合いと投票
参加者が「このアイデアを事業化したい!」と思ったものに投票していきます。獲得票数が多いアイデアが残り、3日間のSWでビジネス化を検討する機会が得られます。皆さん真剣な表情で、興味のあるアイデアに質問したり、メンバーをスカウトしたり、積極的にアクションしています。
投票とスカウトを通じ、最終的に以下の4チームが誕生しました!
チーム組成後は、熱い3日間をともにするメンバーとともに、集合写真を撮影していきます。
チーム名:YOTOGI
チーム名:善と悪
チーム名:Chanomo
チーム名:STA ABR
20:30 チームづくり
チームそれぞれで集まり、アイデアの再確認や明日の予定について意見交換をしてから解散です。
【Day2】2/24(土)
9:00 開場
2日目スタート。
本日の会場は、塩尻市に昨年開業したばかりのcore塩尻です。とても素晴らしい場所で、やる気も高まります!
昨日のチームづくりを経て、ジャストアイデアに近い状態から少し具体的になっている事業案をより具体的にしていく日になります。
そこで重要なのが、課題の深堀りと顧客へのヒアリング、そして価値を評価するためのMVP!早速ヒアリングに出かけるチームや、意見交換を続けるチームと様々。
意見交換しているチームも、潜在顧客へのアクションについて議論をしている様子。
No Talk All Action ! 動いてみないと見えてこないことは多いですよ。
12:00 ランチ
2日目スタートから3時間。知力・体力を消費し続けているため、そろそろお腹が減ってきている様子。
本日のランチはインド料理店RISHTA(リスタ)さんのナン&カレーです。
カレーのほどよい刺激的な香りが食欲と知力を高めてくれます。
14:00 コーチング開始
▽コーチ(敬称略):
佐竹 宏範 ファシリテーター/ワークショップデザイナー
北山 乃理子 ワタシゴトLab 代表
大柴 貴紀 East Ventures フェロー
お昼ご飯の後は、コーチングになります。
実務にて多くのアドバイス実績がある方から、客観的かつ多面的な視点で、的確で深い指摘をされていきます。
これまでに築いてきたアイデアが事業として厳しい可能性が高いこと、お客さんだと思っていた人が実は本当の顧客ではない可能性があること、現時点のアイデアの解像度の低さに気付かされることで、皆さんの表情が曇っていきます。
そんな皆さんに対し、ファシリテーターの上原さんから、お決まりの叱咤が始まります。
「覚悟」を決めた皆さんの目に再び炎が灯り始めました。
夕ご飯にお料理処ゆたかさんのお弁当を食べながら、残り時間でできること、夜の間にできることなどを意見交換し、21時30分に解散しました。
【Day3】2/25(日)
いよいよ最終日です。
最終日の会場に訪れた皆さんの目からはまだ不安な様子が伺えます。果たして、全チームがピッチまで辿り付けるのか。
お昼ご飯にブーランジェリーナカムラさんのパンを頬張りつつ、議論とアクションが繰り返され、既に時間は12時を過ぎ、残り時間は後わずか・・・これまでに得てきた情報、アクションの結果をもとに各チームが最後の追い込みモードへ突入!各チームが尋常ではない集中した状態へ・・・そんなピッチ開始の数十分前にアクシデントが発生!!
雪の影響のため、ジャッジの漆畑さんの会場到着が遅れるとの連絡が入りました。
これにより、ピッチ開始時間が少し後ろ倒しになり、ピッチ資料の最終調整の時間を得られたチームからは喜びの声が発生(笑)。
15:10 ピッチ&審査
なんとか、全4チームがアイデアをピッチ資料に落とし込み、プレゼンまで辿り着きました。ピッチ会場の席に座る皆さんからは、初めてのピッチに対し不安な表情が伝わってきます。前日にコーチングに協力頂いたコーチの皆さんも参加頂き、どのような状態になっているのか期待を膨らませている様子。
緊張と不安と期待が入り混じるなか、いよいよピッチ開幕です!
ジャッジのお二人に向け、順番にピッチを行っていきます。
▽ジャッジ(敬称略):
佐藤 崇道:有限責任監査法人トーマツ マネジャー
漆畑 慶将:一般社団法人交通都市型まちづくり研究所 代表理事
全チームがメンバーとともにこの3日間をかけて練り上げたアイデアを発表!どのチームからも、創意工夫あふれるプレゼンテーションが行われ会場が盛り上がりました。
①チーム名:YOTOGI
ビジネスアイデア:「- 眠れない人に上質な時間を提供する – 眠れるまで付き合う車での移動サービス」
②チーム名:善と悪
ビジネスアイデア:「名もなきブラックを調査するカードゲーム」
③チーム名:Chanomo
ビジネスアイデア:「何歳になっても日常の暮らしに楽しみを!待ち時間を有意義にする」
④チーム名:STA ABR
ビジネスアイデア:「留学へのアクセスコストを大幅低減」
発表をし終えやり切った皆さんからは笑顔があふれていました。
全チームのピッチ後には審査タイムへ。
審査タイム中にはご協力を頂いているスポンサーのご紹介をしました。
【結果発表】
今回は全体で4チームということで、1位のみの発表!
栄光の1位は「YOTOGI」 - 眠れない人に上質な時間を提供する – 眠れるまで付き合う車での移動サービス となりました。
発案者の実体験に基づく深い課題であり、すぐにでも実施可能なサービスである点、幅広い年齢構成による広範な顧客層へのリーチの可能性が評価されました。
18:30 懇親会
場所をスナバに移して懇親会を開催しました。懇親会には塩尻市の老舗ホテル中村屋さんのオードブルを用意しました!場所をご提供頂いたスナバの皆様ありがとうございました。特に、SWに参加しながら会場のご支援を頂いた岩井さん、ありがとうございました。
懇親会には、参加者、コーチ、ジャッジの皆さんが参加し、自分たちのビジネスアイデアについて意見交換などしていました。ぜひ、次回も実施して欲しいといった声や、オーガナイザーとして参加したいといった声も出ていて、今後の長野県下での開催に期待ができる大変意義深い回になりました。
これは、まだ初まりに過ぎません。
スタートラインに立つ前かも知れません。
でも、スタートラインに向かうための意志と機会、アイデアとそれを実現する仲間・ネットワークが生まれました。この資産を次につなげ、大きくしていけるよう、オーガナイザーとして取り組み続けていきます。
最後に、今回の開催にあたり、協賛者様・後援者様、コーチ・ジャッジ・ファシリテータ、オーガナイザーの皆さん、ありがとうございました。SW塩尻の案内にあたりご協力を頂いた多くの皆様、ありがとうございました。
そして、一番感謝を伝えたいのは、SW塩尻に参加し、3日間をピッチまで走り抜けた参加者の皆さんです。
本当にありがとうございました。
第1回StartupWeekend塩尻 オーガナイザー一同
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