第2回に引き続き、またまたやって参りました!【第3回】Startup Weekend 仙台の様子をお送りします!

■概要

日時:2023/3/17(金)~9/19(日)
会場:WeWork JR仙台イーストゲートビル2F(金)
会場:仙台中小企業活性化センター6F(土・日)
参加人数:約22名
ファシリテーター:小松由
リードオーガナイザー:佐藤 雅晃
オーガイザー:小山美穂・栗本今日子・平野嵩真・日下遼太郎・高良栄作
特別協力:白川裕也

【Day1】ドキドキの54時間スタート!!

今回も第2回同様、StartupWeekend仙台ではお馴染みになったWeWork様に初日の開催場所をご提供いただきました!WeWork仙台はJR仙台イーストゲートビル2階にあるコワーキングスペースとなっており様々なビジネスマンが施設を活用しております。なんと世界150都市700以上の拠点を有している知る人ぞ知るフレキシブルオフィスです。そんな贅沢なスペースでなんとビールの飲み放題とピザも出てくるという最高の空間で歓談を楽しみながらスタートしました!毎回恒例になっているのですがそこがまた贅沢!!リードオーガナイザーの雅さんの挨拶からスタートです。

食事を取りながらファシリテーターこまっちゃん(小松 由:Komatsu Yu)によるアイスブレイクがスタート!「起業家の思考法」というワークを行い、起業家が思い描いている思考法をグループで体験することによりこれから始まる1分ピッチのヒントを得ます。その思考法は「エフェクチュエーション」自身の3つの資源とエフェクチュエーションの5つの原則を学び、自分とグループ内のメンバーで新しいビジネスを作っていくワークを行うことでアイディア想像のきっかけ作りをしていきます。

<1分間ピッチ>

いよいよ1分ピッチの時間!オーガイザーを何度も経験し、SIAにも採択された経験豊富な小山ちゃんが急なこまっちゃんの振りに1分ピッチを披露。準備していたのかというくらいまとまったピッチに会場は拍手喝采!それを期にここからアイディアを一人で考え自分の思考をまとめてビジネスモデルを検討!16名の方がピッチを行い投票によってTOP5を決め更にそこから下剋上をするなど自分のアイディアで一緒にビジネスモデルを作りたいと勧誘する人もいたりと、色々ありつつ、結果として3チームが誕生しました。

この3つのチームが最終日には全く違った形になるとは参加者一同思いもしなかったでしょう。

そして、仲間集めを終え、合計5チームが誕生することになりました!さあ、いよいよ短くて長い、アイデアをカタチにする週末、Startup Weekendはもうすでに始まっております!!

【Day2】どん底から這い上がる二日目!

今日からは場所はAER(エアリ)にある仙台中小企業活性化センターに変わります。Day1のチーム結成後、終電間際までアイディアを練っていたチームも多かったのか、早くも寝不足の様子が見られる中で2日目が始まりました。各チームさっそく作戦会議に入り、Day2から参加する方もいるなか、用意されていた紙や付箋・ホワイトボードを使いながらチーム全体でビジネスプランを考えていきます。

様々な議論が飛び交う中、ここで自分たちの初日のアイディアがビジネスとして成り立たせる難しさを痛感するチームも出てきたこともあり、何やら不穏な空気が漂っております。そして、自分のビジネスアイデアをまだ諦めたくない強者もおり、他のチームのアイディアを一緒に考えつつ、勧誘の機を伺っていました。あっという間に午前中が過ぎ、話もまとまっていないチームもいる中でコーチングセッションに突入です。焦る〜っ!!

<コーチングセッション>
いよいよコーチングセッション。1日目に生まれたアイデアをカタチにするのに苦労している参加者のために、スタートアップの最前線に立つ起業家3名の方々にお越しいただきました。宮城・仙台の起業家の大先輩の皆さん、ありがとうございます!

<コーチの皆様(敬称略)>
・[左]太見 洋介(NPO法人海族DMC理事長)
・[中央]福留 秀基(スパークル株式会社 代表取締役/一般社団法人DX NEXT TOHOKU理事/一般社団法人東北絆テーブル理事)
・[右]荒木 義彦(株式会社 アイティプロジェクト代表取締役/PCN仙台会長)

さて、毎回恒例ですがこのコーチングで自分たちのアイディアをビジネスに落とし込む困難な現実に突きつけられます。スタートに戻る結果に、ここに来て10人満たないメンバーで1分ピッチをリベンジ!!チームを作ることに成功したチームとまだ諦められない参加者は「3人以上でチーム結成可」というルールに抜けどころを探り、外部から集めてくるという決意表明。さぁ一体明日はどうなることでしょう。

【Day3】意思決定が成功の鍵!

3日目はアイデアをカタチにするラストスパート!!ピッチに向けて外に行くメンバーもいるなか、昨日は寝ずにアイディアを練ったメンバーもちらほら。三日目の午前中は参加者が全員揃うことは少ない。なぜなら皆「No talk, All action!!」ギリギリまで攻めていく姿勢で動きに動きまくります!!お昼ごはんも食べる暇がないくらい食が進みません!w

<ピッチ開幕>
そしていよいよピッチ開幕。なんと初日は3チーム結成だったのが、最終的には6チームとなりプレゼンを開始する直前まで必死に資料をまとめています。

☆ここでチーム紹介☆

・常連:個人飲食店の空席とお客さん(常連)をつなぐソリューション

・YOKUBO:食欲に打ち勝つ欲望をダイエットに活かす推し活ダイエットアプリサービス

・たいひ:牡蠣の殻が大量に捨てられていることについてそれを再生肥料にしようとするアイディア

・LocalHunter:旅行先でネット上には載っていないような人・場所・食に出会えるサービス

・カラフル:復業者向けタイムマネジメント、社会保険処理など人事業務請負サービス

・リュック:シンプルに一つのアクセントでリュックをもっと快適にする製品を開発

<審査員の皆様(敬称略)>
・斎藤 良太(株式会社VISIT東北 代表取締役グループCEO)
・青木雄太(株式会社funky jump 代表取締役/コミュニティデザイン研究家)
・常川 朋之(株式会社エンターテイン 代表取締役CEO)
・早坂 勇人(株式会社みらいファームやまと 専務取締役/株式会社リーアルティ 専務取締役/社会福祉法人やまとみらい福祉会 施設長 兼 法人事務局長)

【結果発表】

3位:YOKUBO

「推し活ダイエット」といったコンセプトで、ダイエットをしたいけれども成功できない女性をターゲットとしたアプリサービス。自分の食欲を推し活の欲望にフォーカスをさせることでアプリ内でポイントが貯まりそのポイントで推し活を応援するためのグッズやアイテムを買うことができる。二日目から何度も会場外へ出てリサーチをコツコツ行ってきたメンバーやプレゼンやプロダクトがしっかりと組まれていたことが評価されました。

2位:堆肥

毎年大量に捨てられる牡蠣の殻を使った肥料の開発サービス。既存のサービスはあったもののそれを継続できている企業が県内にないことにチャンスを見出し、堆肥を効率よく生産販売するというコンセプトを考案。発表者の親族が農業に関連するお仕事をされていることやそのリソースを利活用し今後の事業展開につなげていく柔軟な考え方が評価されました。この4月に大学生になるお二人と祖父の名前を借りてチーム結成!発表最後の「不慣れ感」は会場を沸かせてくれました!

1位:リュック

リュックの素朴なニーズに答えたアイディア商品を考案。考案だけではなく、しっかりとしたニーズを自分の足で探して来たことや、実際に100均に行き自作のMVPを作ってニーズ調査を行う際にも調査対象の方に試してもらい購入意欲や値段の設定などの商品設計がしっかりしていたことが評価されました!最後まで一人で活動することになっても諦めず、ヒアリングした方々をチームに招き入れ名前を借りてプレゼンをするという斬新さ!そして、プレゼンの発表一時間前に会場に戻ってくるという逆転劇あっぱれでした!まさに「No talk, All action!!」

そして順位には上がらなかったものの、同じように一人になっていたチーム「常連」は実際に居酒屋に足を運び、お店を一日に4件はしごし自分の考えたサービスを酔っ払いながらも一度ヒアリングを行い、ヒアリング結果の改善を再度持ち込んで購入するきっかけまで持ってくるという強者でした!きっとジャッジの方々も判断に苦しんだことでしょう!

【懇親会】

結果発表後は懇親会です。ジャッジの方々からは参加者へ、コーヒーやお米、ワインなどの差し入れを頂き、フィードバックを頂きながら共にこの3日間を過ごした皆さんで自分とお互いを讃え合いました。

今回のStartupWeekend仙台にて「参加して本当に良かった」とのお声をたくさん頂いたことは運営陣一同本当にやりがいを持つことができました。StartupWeekendで出会った仲間とこれからも連絡をとってお互いの進捗を確認しあい、また本当に起業やビジネスを勧めていく中でビジネスパートナーとなるような素晴らしいワクワクする関係性を続けていただければ幸いです。

そして、今回プロの映像制作者でもあるリードオーガナイザー雅さんより懇親会直後にこの3日間の動画が披露されました!会場に映像が流れると、この短いようで長い3日間の想いが溢れ出て思わず涙を浮かべる参加者も。お忙しい仕事の合間に編集までタイムリーに行うという職人技!素敵な映像をありがとうございました!

【第3回】StartupWeekend仙台の様子

年度末ということもありイベントが重なる中で前回よりも参加者は減ったものの「参加者の数は関係ない」ことを本当に感じ取った3日間でした。

 【第3回】Startup Weekend 仙台はこれにて閉幕。持続的に起業家が生まれるコミュニティづくりに向け、これからはさらに、SW仙台だけでなく、東北エリアのスタートアップ支援コミュニティとも広域連携していきます。そして最後に、開催にあたり非常に多くのご支援をくださったスポンサーをご紹介して開催レポートを締めさせていただきます。皆さん、また仙台でお会いしましょう!

[リードスポンサー]
仙台市様

[会場スポンサー]
WeWork Japan合同会社 様

[日本全国・通年スポンサー]
弥生株式会社 様


【イベントページ】
https://swsendai.doorkeeper.jp/events/149813

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