Startup Weekend 熊本 20200828 開催レポート

熊本県天草市で初開催となったアイデアをカタチにする場、その熱気溢れる様子をお伝えします。

■概要

日時：2020/8/28（金）～30（日）
会場：あまスタファロール
参加人数：約15名
ファシリテーター：中本卓利
オーガナイザー：荒木愛・皆芳宅雅・松本龍太・安田亮治・寺澤希・松野仁志・竹本和樹

【Day1】
天草に集った仲間との懇親会から全ては始まりました。地元天草の美味しいピザを片手に自己紹介や持ち寄ったアイデアの共有が進む時間となりました。今回は熊本県内のみならず宮崎や福岡や高知や埼玉からの参加もあり、普段に増して熱量高く始まりました。

その後にアイスブレイクを通じてスタートアップの始まりに慣れ、そしてお互いの仲が深まってきた段階でアイデアピッチのスタートです。一人一分でアイデアを伝え、一緒にアイデアをカタチにする仲間を獲得していきます。そしてその結果、合計三チームが誕生しこの週末の歩みを共にすることとなりました。

【Day2】

昨夜の時点では三チームのみであったものの、ここで異変が起こりました。天草在住の小学四年生から、良いアイデアが思い付いたから仲間が欲しい！とピッチを始めたのです！その熱量に打たれて大人メンバーも力を貸すことが決まり、合計四つのチームが誕生することになりました。そして更にはオンラインで参加するメンバーも増え、各チーム共に戦力アップを果たしました。

けれども各チーム共に歩みを進める中で課題は山積。そこに経験豊富な起業家の皆様が支援に来てくださいました。

＜コーチの皆様（敬称略）＞

長谷怜紀（あまくさローカルラボ代表）
松田悠佑（フレンチレストランPicasso 代表）
酒田拓也（合同会社天草サポートステーション代表）

コーチングを受けて思い込みが打破されたチームが多々ありつつも、今回はアイデアそのものは変更せず、どうすればお客様の課題を解決できるのか、どうすれば必要最低限の機能を兼ね備えた製品を早く作り出せるのか、どうすればお金を稼げるのかとアイデアの改良作業に全チームが励むこととなりました。そして夜は天草のお店に足を運んで美味しい料理を堪能しつつ、夜明けまでタートアップ構築が続きます。

【Day3】

三日目はいよいよ追い込みです。前日の夜に我慢しきれずお酒を飲んだメンバーもおり、会場に顔を出せないメンバーもチラホラと。けれども無情にも時間はひたすらに過ぎています。いつになったら来るんだろうと嘆きつつ、会場に届いた美味しい朝食を頬張り最後の追い込みを続けます。

そして日曜日の夕方、いよいよ最終ピッチの開幕です。今回は全ジャッジの皆様はオンライン参加となりました。

＜審査員の皆様（敬称略）＞

上野翔太（SG ENTERTAINMENT株式会社代表取締役社長）
満田聖也（カクトク株式会社 Founder + CEO）
松永将幸（FFGベンチャービジネスパートナーズ）

そして何と上野ジャッジと満田ジャッジの両名はStartupWeekend熊本に高校生時代に参加経験があり、SW熊本運営メンバーやSW熊本スポンサーの皆様とオンラインで再会を懐かしむこととなりました。

【結果発表】

優勝はチーム「チェルシー」。共働き夫婦で家事を手伝ってくれない夫を何とかして働かせたい、そんな想いを持った女性リーダーのチームが優勝を飾りました。夫の行動を促すインセンティブを設計すると共に、家事代行サービスへの導線も引かれたデザインが魅力的であったというだけではなく、そのアイデアに本当に価値があるかを既婚女性にヒアリングの上、検証を重ねたところが高く評価されることとなりました。