Startup Weekend 高知 20200904 開催レポート

台風が接近しつつも無事に開催することが出来た高知から始まるスタートップ、そのアイデアをカタチにする場の熱気溢れる様子をお伝えします。

■概要

日時：2020/9/4（金）～6（日）
会場：龍馬の生まれたまち記念館
参加人数：約20名
ファシリテーター：中本卓利
オーガナイザー：小林洋実・檜山諒・三谷真平・横田明依・片岡玲実奈・松崎そう

【Day1】

高知県内のみならず、山口や奈良や徳島や大阪など高知に興味関心を持つ仲間が多々集うところから始まりました。それもあってか最初から数多の笑い声が飛び交う熱量がとてもとても高い懇親会となりました。もちろん懇親会のお食事は高知の美味しいお魚を使った料理たち。

その後にアイスブレイク。二つのキーワードを組み合わせて一つのスタートアップのアイデアを作り上げていきます。

選んだ二つの単語でどうしてもアイデアが思い付かず難航したチームがありつつも、誰もが楽しく励むこととなりました。そしてアイスブレイクでお互いの仲が深まってきた段階で、いよいよ本番アイデアピッチのスタートです。

今日この日の場を作り上げたオーガナイザーもピッチに参戦！プレイヤーとしてもスタートアップの始まりを盛り立てていきます。

そしてアイデアに対して投票を行い、残ったアイデアを軸にチーム作りへ！結果、参加者全員が合計四チームに分かれて歩みを進めることとなりました。

【Day2】

今回は会場の関係で二チームが昨夜と同じ場所、もう二チームは会場外でアクションを始めることとなりました。会場和室のチームは和気あいあいと作業を進めていたものの、会場外で活動を進めていた最大派閥の八人チームが何と分裂することに。昨夜の時点で無理に二つのアイデアを一つに纏めようとしたことに無理があった模様です。

そしていよいよお昼下がり。自身で事業の立ち上げや事業支援を手掛けられている皆様からのコーチングスタートです。これまで「なんとなく」「曖昧」で終わってしまっていた箇所が質問によって炙り出されていきます。

＜コーチの皆様（敬称略）＞

尾﨑健二（SmartProject 代表CEO）
都築五明（株式会社01高知ブースター創業者兼代表取締役）
篠田善典（TOMARIGI HOSTEL 代表）
宇野重孝（株式会社LIFULL bizas 代表取締役）
松田高政（株式会社こうち暮らしの楽校　代表取締役）

見事にコーチングを受けて自分たちの考え不足や行動の少なさに気付いたチームも多く、一時会場は暗い雰囲気に。そこにオーガナイザーから会場にいた全員へと特製紅茶が振る舞われることとなりました。南国フルーツ入りのトロピカル紅茶に舌鼓を打ちリフレッシュが進んだようです。

そしてリフレッシュ後は改めてアクション継続。そして振る舞われた夕食を食べ、そして会場が閉まった後も自分たちで作業場所を確保してアクションは続きます。中にはホテルフロントを深夜まで使う方も登場しました。

【Day3】

三日目はいよいよ追い込みです。アイデアがアイデアで終わらないよう試作品の開発に取り組むチームやお客さん獲得に向けて街に繰り出すチームも多々登場しました。

そしていよいよ三日目の夕方、最終ピッチ開幕！と思いきや開幕と同時に台風警報が会場内に鳴り響くこととなりました。しかも何と台風の避難所として指定された場所の一つは自分たちがスタートアップを始めている会場そのもの。自分たちはどこにも避難せずとも大丈夫だね！（このまま続けてokだね！）と前向きに捉え、場は仕切り直されることとなりました。

改めていよいよ最終ピッチ開幕。今回は台風の影響もあり、審査員のうちお一人様はオンラインでの参加となりました。

＜審査員の皆様（敬称略）＞

宇都宮竜司（株式会社アルファドライブ高知代表取締役）※オンライン参加
須藤順（高知大学地域協働学部准教授）
木村忠昭（株式会社アドライト代表取締役）
森本麻紀（株式会社グラディア代表取締役）

【結果発表】

優勝はチーム「モバイルキャンパー」。防災訓練を積んでいない人が多く、災害に対応できない大人が多い今日この頃。そんな現状を打破しようとモバイルハウスをお客様先に届け簡単にキャンプを体験してもらうことにより、楽しく簡単に防災訓練を積むことが出来るようにしようというサービスです。より簡単にキャンプを楽しみたいニーズを顧客インタビューを通じて確認出来ていたことなどが高く評価されました。