初開催!世間はゴールデンウイーク、福島県ではNo Talk, All Action !Startup Weekend いわきより熱気溢れる様子をお届けします!

■概要

日時:2024/05/2(木)~05/4(土)
会場:いわき産業創造館セミナー室
参加人数:26名

(以下、敬称略、順不同)
▽ファシリテーター:中本卓利
▽オーガナイザー:朝倉結香子・清藤杏加・高橋賢司・辻貴美花
▽リードスポンサー:東洋システム株式会社
▽スポンサー:税理士法人リライト、株式会社BizFact、誠信商事株式会社、株式会社ワンダーファーム、
       有限会社ABCいわき、はみだし場 コミュニティマネージャー 高橋賢治、株式会社STARTERS、
       弥生株式会社、G’sACADEMY

【Day1】
初開催となるStartup Weekend いわきの会場となったのはいわき駅前にあるいわき産業創造館のセミナー室。駅近くでショッピング施設LAROVEと併設ということもあり、立地良し・買出し楽・内装良しの素晴らしい3拍子が整った会場でした。

夕方になりいわき産業創造館に集まった参加者たち。今回の参加者のうち半数が学生で、他の開催地よりも平均年齢が若い会となりました。起業家の卵である参加者の方には、Startup Weekend いわきのいわき市の「市の鳥」認定されているカモメのオリジナルTシャツに着替えていただき、まずは交流会!Startup Weekendの交流会といえばピザ!ピザ界王者のマルゲリータから珍しいサンマとネギのピザなどなど、美味しくいただきました!

そしてファシリテーターのタクトさんの挨拶とともに、Startup Weekend いわきが幕開けました。

Startup Weekendの一通りの説明を受けたら早速アイスブレイク。知り合ったばかりの人同士で「ハーフベイクド(二つのキーワードを組み合わせて斬新なアイディアを作ること)」を行いました。

アイスブレイクを経て、皆さんほどよく打ち解けました。熱くて苦しい3日間を過ごす覚悟を決めて、次はいよいよ1日目のメインイベントである1分間ピッチへ!それぞれ考えたアイディアを1分間でピッチをします。ビールに合うケーキが欲しい!男磨き特化のネットポータルサービス!ブルーハワイをいわきでバズらせたい!など様々なアイディアが披露されました。

全員のピッチが終わればチーム作り。ローテーションしながら気になったアイディアに質問し、いざ投票へ!

今回生まれたアイディアたち。

選ばれたアイディアの発案者のもとに共感した人たちが集まり、4つのチームが誕生!の予定でしたが、なんと落ちてしまったアイディアの1人がチームメンバーを自力で集め結果5つのチームが誕生しました!

チームができたら1日目は終了。明日以降最終日まで紆余曲折しながら、ビジネスアイディアを作り上げていきます!

【Day2】
さて、2日目が始まりました。1日目に出来上がったアイディアを元に、午前中は和気あいあいとした雰囲気で各チーム、話し合いを進めます。

Startup WeekendはNo Talk, All Action!午前中から市場調査に行くチーム、プロトタイプづくりに取り掛かるチームが現れました!さらに、急遽、2日目の朝に群馬から飛び入り参加することを決めた方も!チーム各々作業を進め、あっという間にお昼の時間に。2日目のお昼ご飯はセンスが抜群で有名な辻さんに選んでいただいたFAROさんのお弁当。ラインナップは鯖のタコライスとハニーマスタードチキンというどちらも美味しそうなお弁当!参加者たちのお弁当争奪戦が行われました。

美味しいご飯で満腹になったら、2日目のメインイベントであるコーチングのスタートです!チームの中だけで作業を進めていたチームも課題は何なのか?なぜその事業をするのか?儲けられるのか?顧客は誰か?等のコーチ―の皆様の的確かつ鋭い質問により、独りよがりなアイディアを今一度、考え直す良い時間となりました。

<コーチの皆様 左から>
・(税理士法人 リライト創業者 瀬谷 幸太郎 様)
・(独立行政法人国立高等専門学校機構 福島工業高等専門学校 助教 大仁田 香織 様)
・(株式会社 福島インフォーメーションリサーチ&マネジメント 代表取締役 橘 あすか 様)
・(一般社団法人「NoMAラボ」代表理事 高橋 大就 様)
・(株式会社 ワンダーファーム 代表取締役 元木 寛 様)

コーチング後、それぞれのチームが新たな気づきを得たものの、最終発表までは残り1日を切り、会場内に重い空気が漂います。あるチームは明確になった課題をどう解決していくかを考えたり、あるチームはアイディアをピボット(変更する)かの決断に立たされていたり。中には、チーム内で分裂が起き、新たなチームが誕生するところも。会場が21時までなので、Startup Weekendの怒涛の2日目は一旦終了となります。しかし、熱い思いを持った参加者たちは会場が閉まってもまだまだ作業を進めます。むしろ深夜12時を超えてからが本領発揮とのこと。新たなアイディアを作るべく、駅前にいる人にアンケートを取るチームや、寝ないで作業を進めそのまま朝にカラオケに行く猛者も現れます。

【Day3】
いよいよStartup Weekend いわきも3日目に突入!夜通し作業していても、寝ている暇はありません。午後に予定されている最終ピッチに向け、眠気と疲れに負けず朝から死に物狂いで各チーム準備を進めます。

昼食のベーグル片手に黙々と作業を進めていきますが、時間は着々と迫ってきます。最終発表のための会場準備も終わり、関係者の方々も続々集まってきます。どのチームも時間ギリギリまで手を休めず、最終発表の資料を仕上げます。

待ちに待ったピッチが始まる3時になりました!どのチームも何とか資料を完成させ、最終発表に挑みます。緊張と高揚感が最高潮になった今、何とかなる!の精神をもって後はすべてを出し切るのみです!

<ピッチ大会の発表>
1. つなぐ社会:終活依頼代行サービス
2. クリーンナミカン:部活内の治安と部員のモチベーションを維持する部活管理アプリ
3. モクテルバー:飲んでも車で帰れるノンアルコールバー
4. 一緒にいこ^-^:繋がりたいという気持ちを後押し!アプリ
5. ミライドア:地方の中小企業と学生をつなぐ場所

そうして5チームの激闘が繰り広げられます!

審査を行うジャッジ(審査員)には4名にお越しいただきました!

<ジャッジの皆様 左から>
・(L7 株式会社 代表取締 野田 翔一郎 様)
・(一般社団法人 HAMADOORI13 代表理事 吉田 学 様)
・(ウェブ解析士マスター 江尻 俊章 様)
・(合同会社 MARBLING,INC 共同代表 矢野 淳 様)

【結果発表】

優勝チームは「クリーンナミカン」!部活動をより良くしていくアプリの提案でした!部員の行動履歴やチャットからやる気を数値化し、それをミカンの鮮度で可視化して共有するというユニークなアイディアです!アプリのMVPが出来上がっていたことや、全国各地の部長に連絡を取って課題感を洗い出し、また自分たちの提案するプロダクトへの課金意思を取れていたことが高く評価されました!

2位は「ミライドア!」中小企業と学生が交流できる場を提供するサービスです!地元いわきの課題でもある若年層の人材流出問題を解決する糸口にも繋がるアイディアです!群馬県高崎市からやってきた中小企業社長の実体験を織り交ぜていたこともあり、強い説得力のある提案でした!

3位は「一緒にいこ^-^」!趣味が一緒な人と繋がれる素敵なマッチングアプリです!周りに同じ好きを持った人がいなくても、誰かと一緒を楽しめます!チームリーダーの過去の課題感を起点に始まっていて、どうすれば好きなもので人と人とが繋がり、それがビジネスとして発展するかを探り続けたチームでした!

結果発表が終わった後は、熱い3日間を乗り切った参加者・ジャッジ・見学者の方々との懇親会が行われました。チームの垣根を越えて、それぞれのアイディアの良かったところや、趣味、コーチングがつらかったこと等々、話題は尽きず、あっという間に閉幕の時間となりました!しかし、Startup Weekend いわきが閉幕した後も参加者たちの興奮は収まらず、二次会をしに行った方々もたくさんいました!初日はよそよそしかった関係も3日目の懇親会ではすっかり仲良しに。職業、年齢の垣根を越えて多くの人との出会いがあることこそがStartup Weekendの一番の魅力です!

今回、Startup Weekend いわきが無事開催できたのは、ジャッジ・コーチ・スポンサーの方はじめ、たくさんの市内の学校の先生、企業の方々の協力のおかげです。本当にありがとうございました!参加者の方からも、ぜひ次回も参加したい!良い経験ができた!と嬉しい声も頂けて、Startup Weekend いわきは大成功となりました。Startup Weekendを今後、継続的に開催させていくことは、地元のアントレプレナーシップを活性化させることに繋がります。そのためには運営を主体的に執り行うオーガナイザーが必要不可欠です。一度Startup Weekendに参加者として参加したことのある人であれば、オーガナイザーになることができます。今回のイベントを機に、地元でアントレプレナーシップをもっと盛り上げたい!という方がいれば、是非にFacebookなどを経由してファシリテーターや今回のオーガナイザーに連絡していただければと思います!熱い3日間が終わってもNo Talk, All Action!日常生活でもっといろんな人を巻き込んでいきましょう!

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