五年を経て開催となったStartupWeekend和歌山!若手が集った3日間の様子をお伝えします!!!

日時:2023/3/24(金)~3/26(日)
会場:cotowa(本町公園)
参加人数:35人
ファシリテーター:中本卓利
オーガナイザー:朝倉結香子・山田歩

【Day1】

五年以上の月日を経て開催されたStartupWeekend和歌山の開幕は屋外!桜も咲いて心地よい春の夜…ではなく寒波が吹き荒れる中でスタート!強風が吹き荒れる中で焼き立てピザやドリアを頬張りながら幕開けです!

そして全国各地から集った仲間(中には静岡からヒッチハイクでやってきた猛者も!)と懇親を深めたら、まずはアイスブレイクへ。全く関係ないキーワードを組み合わせから生まれる未来を考案していきます。今回は女子高生が先生の引率で何と13名も参加したことから柔軟なアイデアが繰り広げられることに。

アイスブレイクで場が温まったら次は一分ピッチへ!中にはStartupWeekend和歌山の開幕前日までタイにいたという参加者から、旅の課題解決を成し遂げたいというものまで。

25名がピッチを終え、次はアイデアの詳細をヒアリングする時間へと。寒さに負けず興味関心を抱いたアイデアに突撃し場は大盛り上がり。

そして紆余曲折を経て合計五チームが結成!どのチームにも高校生が参加し、世代横断の構成となりました。

【Day2】

2日目からは屋外(本町公園)から屋内(cotowa)へと移動しアクションスタート。そもそもこれって本当にビジネスとして成立するんだろうかと不穏な空気も流れつつ議論に終始するチームや、積極的に街に飛び出し客観的なフィードバックを集めるチームも。三者三様の展開が繰り広げられます。

けれども何とかなる!という和気あいあいとした空気のまま、ピタパンとクラムチャウダーのランチを誰もが楽しみみます。StartupWeekendは週末だけでアイデアをカタチにする過酷なプログラムだからこそ、ご飯の時間は憩いの一時。

そしてランチに癒された後は二日目の本番、焼野原確定と言われるコーチングの開幕です。

<コーチの皆様(敬称略)>
鳴海 禎造(glafit株式会社 代表取締役)
池田 大志(株式会社ヤタガラスプロジェクツ 代表取締役)
岡 京子(株式会社きのくに未来ビジネスセンター 代表取締役)
鶴 健一(株式会社STARTERS 代表取締役社長)

ちなみに当初コーチを予定されていた南畑さん(OUTDOOR TRIP株式会社 代表取締役)は初日にアイデアをピッチしてチームリーダーとなったことから、見事にプレイヤーとしてコーチングを受ける側に回ることに。

そしてほぼ全チームがコーチングを経て客観的に自分たちのアイデアを見つめ直さざるを得なくなり、重い空気が流れることに。「なんでStartupWeekendに参加しようって思ったんだろう」「せっかく県外からやってきたのに胃が痛い思いをするなんて」「自分たちの解決したい課題って、そもそもあるんだっけ?」そんな言葉が飛び交い、気持ちが沈み込む夜へ。中にはチームが分裂するところまで。けれどもスタートアップは終わることなく続いていきます。

[Day3]

 ついに最終日!もう迷っている時間はありません。どのチームも最後の追い込みを続けます。アプリのUIUXを設計してMVPをブラッシュアップするチーム、ギターを持ち出し弾き語りの練習をするチーム、そしてヘルメットに加工を施すチームまで。

  そして運営からはきっと参加の皆様は甘いものが欲しいに違いない、ということで、おはぎや桜餅を差し入れることに。お米のスイーツを片手にラストスパートです。

そしていよいよ夕方からは極寒の風が吹き荒れる屋外会場で最終ピッチの開幕へ!
今回の審査は以下の方々が担ってくださいました。

<審査員の皆様(敬称略)>

猪原 有紀子(株式会社やまやま 代表取締役)
古澤 良祐(株式会社タカショーデジテック 代表取締役社長)
前田 効多郎(社会福祉法人檸檬会 理事長)

次々と発表が進んでいく中で、審査員の方から課題設定や解決策の妥当性、そしてビジネスモデルに至るまで厳しいツッコミが飛び交うことに!けれども負けじと力強く自分たちの想いや三日間のプロセスを伝えていきます!

【結果発表】
休憩を経て待ちに待った結果発表!

🎉第三位🎉 Retret Camp
心が病んでしまう方々を何とかして救いたいと結成したチームです。途中は既に世の中にあるコーチングサービスといったい何が違うのかと重ねて悩んでいたものの、最終的にはチームメンバーが持つ資産を掛け合わせ、海外から熊野古道にいらっしゃる皆様へのアクティビティ提供サービスへと至りました。Toddさんが海外ネットワークを活かして顧客の声をきちんと獲得できていた点も評価されました。

🎉第二位🎉
旅行中に偶然にも現地の人から得た情報で心躍る体験をしたことがある、それをもっと簡単に再現することが出来ないかというところから出発したチームです。しかしながら旅関連のサービスは世の中に無数に存在し中々に新しい価値を提供できない壁に当たることに。メンバー内にエンジニアが集っていたことから、流行りのChat GPTを掛け合わせ、AIによってエリア特化の最適な旅行プランを導き出すサービスへと至りました。プランに終わらせずMVPを作成しUIUXの改善を成し遂げていた点も評価されました。

🎉第一位🎉 Fes

「和歌山の若者による若者のためのFesを!」という掛け声から始まったチームです。途中数多のフィードバックを受ける中で就職活動支援サービスへとPivotしそうになったものの、三年続いた流行り病と行動自粛で病んでいまった若者の心をなんとしてでも救い開放させたいという思いから、Fes開催へと戻ってきたチームです。ビジネスモデルは粗削りが数多の改善点が見られたものの、学生たちの悲痛な声を原体験含めて集められていたことや、MVPとして学生の心を起点にした作詞作曲の歌を即興で披露できたこと、また課題解決としてのFes企画運営に必要なリソースも確保できていた点が評価されました。またピッチだけに終わることなく、TGC WAKAYAMA 2023の立役者やフェスタルーチェの責任者の協力を取り付けることができ、これからの歩みに期待が持てる締め括りとなりました。

 そして集合写真撮影後は待ちに待った懇親会。外は極寒であったものの出来立ての温かい料理を頬張り、週末に得た新しい仲間と共に気付き学びを分かち合う夜となりました。五年を経て復活を果たしたStartupWeekend和歌山はこれからも活動を続けて参りますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。

 最後に本会の開催に向けてお力添えくださったスポンサーの皆様をご紹介させていただき、本レポートの締め括りとさせていただければ幸いです。

[日本全国・通年スポンサー]
弥生株式会社 様

[スポンサー]
株式会社タカショーデジテック 様
株式会社ヤタガラスプロジェクツ 様
OUTDOOR TRIP株式会社 様
株式会社WAbility 様
株式会社マリンテック 様
株式会社STARTERS 様

【イベントページ】
https://swwakayama.doorkeeper.jp/events/144809

StartupWeekend和歌山を今後とも何卒よろしくお願いいたします。

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