鳥取県北栄町で開催された 第9回 StartupWeekend鳥取(スタートアップウィークエンドとっとり、以下SW鳥取)の開催レポートです!
【概要】
日時:2025/5/23(金)~5/25(日)
会場:大栄農村環境改善センター
参加人数:17名
ファシリテーター:小林 洋実
オーガナイザー:林 敬人 井手野 貴将 田中 翔麻 谷野 香代子 山﨑 みどり 里田 晴穂 金築 洋平 大森千絵 福田京子 荒木一貴 安本彩花
スポンサー:株式会社アルファドライブ、ごうぎんSkyland Next Fund、株式会社鳥取銀行、株式会社ツクリエ、ONESTRUCTION株式会社、花工房あげたけ、株式会社商工組合中央金庫、独立行政法人情報処理推進機構
通年スポンサー:弥生株式会社、G’s ACADEMY
【開催地】
これまで鳥取県の東部、西部で開催してきたSW鳥取ですが、今回は鳥取県の中央位置する「北栄町」で開催することとしました。北栄町役場の協力により、会場として「大栄農村環境改善センター」を提供していただいての開催となりました。

また、北栄町は、あの!「名探偵コナン」の作者の出身地でもあり、会場の正面にはコナンの像もありました!

【Day1】
北栄町での初開催ということで、初参加の方も多いSWとなり、最初はぎこちない雰囲気もある中でのスタートとなりました。その雰囲気を和らげるために交流会で参加者やオーガナイザー、スポンサーなどの関係者とコミュニケーションをとり、少しづつ緊張がとれてきました。

交流会の後はSW鳥取がスタート!最初は北栄町の岡本副町長も登場し、参加者へのエールをいただきました。

アイスブレイク
SWの始まりは参加者同士の交流や、雰囲気を作るためのアイスブレイクを行います。参加者からランダムに出た単語を2つ組み合わせ新しいビジネスアイデアを作るワークショップです。
参加者同士でアイデアを話し合い、一つの形にまとめていきます。

それぞれのグループが独自のアイデアをまとめ、1分間で発表します。ユニークなアイデアも多く楽しい時間となりました。

1分間ピッチ
アイスブレイクの後は、SW1日目のメインプログラム「1分間ピッチ」の時間となります。
自分が考えたアイデアを1分間で伝える、緊張感のある時間です。これまで考えてきたアイデアや、とっさに思いついたアイデアなど、さまざまなアイデアが会場に溢れます。


参加者のピッチが終わった後は、参加者同士でそれぞれのアイデアの内容を聞きあう時間です。

チームビルド
1日目の最後は共感したアイデアを中心にチームを作るチームビルドを行います。すぐに決まる場合や、最後まで悩みながらと人それぞれですが、最後には4つのチームがビルドされ、1日目が終わりました。

【Day2】
1日目のチームビルドも終え、2日目からはそのチームで行動していくことになります。
チームでどのようなビジネスにするのか、何に取り組むのかなど話し合ったり、実際にヒアリングに出るなど、それぞれのチームは行動を開始します。



ランチタイム
午前中のアクションも終え、午後からのアクションに備えるためランチタイムでエネルギーを補給します。北栄町内の店舗から届いたお弁当を食べながら、午後に備えます…!


コーチング
SW2日目のメインプログラムとして、起業家や起業支援者など、スタートアップの最前線で活躍されるコーチから各チームのアイデアについてコーチングを行う時間があります。それぞれのチームのアイデアに真剣に向き合いながら、各チームに必要な言葉を伝えてくれました。



コーチのみなさま(敬称略)
(上から順に)
根鈴 啓一(株式会社花工房あげたけ 代表取締役 フリーランスPR / デジタルハリウッド校友会会長)
小林 孝嗣(datag株式会社 代表取締役社長)
小泉 祐司(株式会社ツクリエ シニアマネージャー / StartupSide Tokyo 責任者)
2日目 夜
コーチングも終わり、アイデアの見直しや、最終ピッチに向けて詰めていく時間がやってきます。コーチから指摘されたことも踏まえ話し合いますが、なかなか時間が足りません…
夜になると別の会場に移動し、2日目が終わる最後までチームで話し合いました。



【Day3】
SW鳥取の最終日、午後に行う最終ピッチに向けて、各チームはアクションを継続します。
すべてのチームは真剣そのもの。最後の最後まで頑張ります。


ランチタイム
最終日のランチは作業しながらでも食べやすいランチパックスタイル。過去のSW鳥取のオーガナイザーメンバーの店舗からのランチで、熱いメッセージとともに参加者に届きます。
ランチを食べながら、チームのアクションは続きます。


最終ピッチ会場
とうとう最終ピッチの時間がやってきました。最終ピッチは会場の中にあるホールで行います。
いままでの会場から変わることで、緊張感が高まり最終ピッチの時間が来たことを感じます。


ジャッジの皆様
今回は以下の3名の方にジャッジをお願いしました。(順不同敬称略)



(上から順に)
秋山 修一郎(鳥取支店国民生活事業統轄)
西岡 大穂(ONESTRUCTION株式会社 代表取締役CEO)
宇都宮 竜司(株式会社アルファドライブ グループ執行役員/株式会社アルファドライブ高知 代表取締役社長)
各チームの最終ピッチ
ジャッジも揃い、いよいよ最終ピッチが始まります。3日間のすべてがここに詰まっています。
1.新感覚立ち飲みバー イッポ
家と職場を行き来しているだけの人、その中で変わりたいと思っている人を対象とした、行動するきっかけを提供する新感覚立ち飲みバーです。紹介制による心理的安全性を保ちつつ、参加者同士の交流を促す工夫も考えています。

2.インフルブリッジ
鳥取県の企業のPRに関する課題に対し、学生と連携しZ世代にアプローチするアイデア。SNSで学生と連携し動画を作成し、飲食店等のPRを行います。学生にもヒアリングし、インフラや就職先が無いなどの課題を発見し、そのニーズにも合致したソリューションとなりました。

3.よー(酔う)なる
お酒の席での会話について、忘れてしまう経験がある中、後日聞き直すこともできないという課題に対して、大まかな内容で会話の記録をとるソリューション。ハッキリした内容が記録されると、お酒の席での失言等についても思い出してしまうため、大まかな内容の記録に価値があるというものでした。

4.BeeStart
養蜂場が高齢化しているが、事業を引き継がずに廃業を検討している人が多いという課題と、養蜂業界に参入したいプレイヤーを繋ぐソリューションを提案。自身がもつノウハウや養蜂関係の道具を活用し、他にない養蜂ビジネスを展開するアイデアを発表しました。

結果発表
すべてのピッチを終え、結果発表の時間です。結果は以下の通りです。
第2位「インフルブリッジ」

第1位「BeeStart」

それぞれのピッチについて審査員から講評を得ながら、結果が発表されました。
結果に関わらず、みなさんおめでとうございました!
懇親会
最終ピッチも終えてひと段落した後は、関係者を交えた全体での懇親会となります。
懇親会の乾杯の音頭は、初日も来られた北栄町の岡本副町長!
3日間の取り組みやピッチ・アイデア、今後の取り組みなど、思い思いに話し合います。


懇親会の最後は、次回のSW鳥取の開催を誓って終わりました。

SW鳥取は今回で9回目となり、とうとう次回は10回目の大台にのることになりました。
鳥取という地で開催を続け、いくつもの困難もありましたが、スポンサーや開催地からの支援や応援、そして多くのオーガナイザーの努力のもと継続できました。
まだまだ、SW鳥取は続きます。これまでSW鳥取に関わってくださった皆様、これから出会う皆様とSW鳥取で繋がることを楽しみにしています。
最後に、第9回を支援していただきましたスポンサーの皆様、北栄町の皆様、そしてオーガナイザーの皆様、ありがとうござました!


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