第三回の開催となったStartupWeekend高松!その熱気溢れる様子をお伝えします!

■概要

日時:2022/12/09(金)~12/11(日)
会場:Setouchi-i-base
参加人数:約25名
ファシリテーター:中本卓利
オーガナイザー:池嶋 亮・夛田 健登・影 優伽・富永 凰馳

[Day1]

コロナも落ち着きつつある今、現場に熱気が宿るようなイベントを開催できて、とてもタイミングがよかったです!

今回の参加者も中学生や高校生、そして起業経験者だけでなく学校の先生や会社員などなど、本当に様々な背景の20名にご参加いただけました。さて、いよいよプログラム開始です。Setouchi-i-Baseのホール(BBスクエア)にて、まずはチェックイン。

ファシリテーターの中本さんから、全世界で開催されているスタートアップウィークエンドの想いや、このイベントに参加するにあたっての心構えなどお話いただきました。

またSetouchi-i-Baseコーディネーターで、今回の準備でリードを務められた荒木さん(このイベント中は何故か”女神”と呼ばれていますw)からは、施設の案内と参加者への応援メッセージを。会場の手配はもちろん、期間中の食事を選んだり館内の標識やアナウンスのタイミングを段取りしたりと、参加者が3日間を目いっぱい楽しんでもらえるよう綿密に準備を進めてきました。

次にアイスブレイクです。キーワードを組み合わせて即興でアイデアを生み出す練習を通じて、徐々に場が温まり始めます。

場が温まったところで、いよいよ参加者によるアイデアピッチの時間です。A4の白紙1枚にアイデアを書き込み、1分間のピッチに想いを込めます。

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参加者のプレゼンを聞いてテンションが上がり、なぜか運営もピッチ!笑

ピッチ後は、参加者同士で議論を交わし合います。1分で伝えきれなかったところを熱弁する人や、お互いのアイデアに刺激を受けて「一緒にやりましょう!」とパートナーに出会えた人など、会場は熱気に包まれました。

そして、共感するアイデアに投票を行い、そして週末を一緒に過ごす五チームが結成されました。それぞれの連絡先交換などをして、初日が終了。明日からは、いよいよ本格的なアイデアの作り込みが始まります!

[Day2]

Setouchi-i-Baseのオープンと同時に、参加者が集います。

まずはファシリテーターから、各種連絡事項とスタートアップを進める際の心構えについて説明があり、いよいよチームに分かれてのアイデア実装です。

そしていよいよ午後からはコーチング。コーチはSetouchi-i-Baseのコーディネーター4名が担当。

コーチの皆様(敬称略)
横田 喜勉(かがわ県民情報サービス株式会社 取締役)
水尾 峻輔(株式会社Sanukite 代表取締役)
小西 真由(株式会社かける小町 代表取締役)
池嶋 亮(Playable代表)

それぞれ起業や新規事業の立ち上げなど様々な経験から、参加者たちのアイデアにしっかりとフィードバックを届けていきます。

また2日目の昼の時点でもう外に出て現場を視察したり、アンケートを集めたりしているチームがいました。中には会場には1人しか残っておらず、他のメンバーは全員外からオンラインでコーチングに参加していたチームがいたのは驚きでした!(笑)複数人のコーチからアドバイスをもらうことで、今のアイデアのいろんな価値や課題が見えてきたようです。

コーチからいいヒントをもらって「なんとなく進む方向が見えました!」とテンションがあがるチームもある一方で、コーチからの鋭いフィードバックを受けて「ダメです、、、ゼロになりました、、、」と抜け殻状態になっている人もいました(笑)

画期的だと思っていたアイデアが実は既によくあるものだったり、社会のニーズだと思っていたものが自分の思い込みだったり・・・他人からフィードバックを受けて良い結果が得れなかったとしても、そこで得た学びはとても大切なものだと思います。これこそスタートアップウィークエンドの醍醐味です。

2日目の夜はとても苦しい時間帯。でもここを乗り越えてこそ、何物にも代えがたい達成感と爽快感にたどり着けます。さぁ、果たして今回の参加者たちは、無事に走り切れるのでしょうか!?

[Day3]

最終日は、いよいよカタチになったアイデアを審査員にピッチする日。午前中、そろそろスライドの作成と発表の練習を・・・と思いきや、まだまだアイデアが出来上がっていないチームが多数!チームによっては、もう全員ぐったり。それでも、必死にアイデアを発表するための形にしていく参加者たち。

そして、時間は無情にも刻々と進み、気づけばもう夕方。頭がオーバーヒートするほどアイデアと向き合い、仲間と白熱した議論を交わし続け、最後には外に飛び出して磨き上げたアイデアを5分間のピッチに込めます。

今回の審査員は下記の三名様(敬称略)

原 真志(香川大学大学院地域マネジメント研究科 教授/研究科長)
小宮 直子さん(HOXIN株式会社アナリスト)
大崎 龍史さん(瀬戸内サニー株式会社代表取締役&YouTuber)

ジャッジの方々からも熱いメッセージをいただきまして、5チームのピッチがスタートします。プレゼン時間は5分。プラス質疑応答で5分の1チーム計10分で構成されます。各チームそれぞれ、ユニークなアイデアが続々と発表されます。

ジャッジの鋭い質問にも、参加者は必死に食らいついていきます。


こうして、5チーム全ての発表が終わりました。

そして、結果は・・・

チーム「黒船」が優勝!!!!

体育館などの公共施設の予約システムが使いずらいという点に着目し、ユーザー視点のDXと利用者を支援する新しいサービスを武器に、全国の指定管理を片っ端から獲得していきシェアを伸ばそう、というチームでした。SWのメッセージ「No Talk, All Action」の通り、建物の外へ飛び出して公共施設へと足を運び、実地調査を重ねたところが特に評価されました。鎖国状態にある行政の指定管理の世界に、黒船として現れるという意味を込めたチーム名にも、メンバーの熱い気持ちが表れていたのではないでしょうか。本当におめでとうございます!

そして、最後は懇親会参加者は皆、3日間のお互いの健闘をたたえ合いながら、交流を深め・・・るのかと思いきや、各チームはコーチやジャッジに向かってダッシュ!(笑)自分達のアイデアに対するフィードバックや、ビジネスの考え方や経営者ならではの視点など、様々なアドバイスをもらっていました。実際に活躍されている経営者の方とお話する機会は本当に貴重なものだと思います。今回の参加者も学生を中心に若い世代が多かったのですが、大人たちを前にしても物怖じせず、この機会をどん欲に学びに変えている姿は本当に驚きでした。

こうして第三回目のStartupWeekend高松は無事に閉幕しました。しかし、ここで終わりではありません。過去の開催時には、これをきっかけに起業に興味を持って動き始めた人、そしてこのイベントで仲間を見つけて起業を決意した人などがいました。この3日間は、単なる打ち上げ花火ではなく、たくさんの”始まり”を生み出し、コミュニティを育てる装置なのです。ここから始まる未来を今後も運営一同、全力で応援させていただきます。そして最後に、本会にお力添えくださったスポンサーの皆様をご紹介し、本レポートを締めさせていただきます。

【スポンサー】
・Setouchi-i-Base 様
・弥生株式会社 様

【イベントページ】
https://swtakamatsu.doorkeeper.jp/events/142192

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