新潟県コミュニティはおかげさまで今年(2020年)で7周年。メンバーはちょうど500名に達しました。

そして、その7周年での新しいチャレンジとして始めた最大10名限定の少人数制イベント、その名も『mini版』。

今回はそのvol.4が開催されました。

記念すべきmini vol.1mini vol.2mini vol.3につづき、mini vol.4も1週間の告知期間で9名が集まり、しかもイベント中、定員オーバーの13名に増えてしまいました!

なお、mini vol.4はコロナ禍に対応すべく企画された2回目のオンライン開催。挑戦的な実験場となりました。イベント概要はこちらをご覧ください。

【1日目】

参加者たちをあらかじめ専用のチャットルーム(Facebookメッセンジャーグループ)に招待しておき、数日前から案内を流していました。

そして迎えた当日のオンライン本部は、ファシリテーターが設立した「ギルドハウス十日町」。そこに高感度マイクやセカンドモニタを設置し、参加者たちをビデオ会議に集め、初日の懇親会がスタート!

新潟県内のみならず、長野県、群馬県、山形県、三重県、東京、さらにはなんと伊豆諸島の神津島(こうづしま)からも参加者が!

まさにオンラインならでは、ですね。

それぞれの属性においては、半数以上が女性で、なかには在宅勤務のWebエンジニアが3名、フリーのライター、離島アートプロジェクトの事務局員と建築家、廃校再生プロジェクトの事務局員、元公務員のベンチャー企業社員、仕事を辞めたばかりで新しいことに挑戦したいひと、ビジネスを学んでいる女子高生、といった多様な面々が集結!

さっそくほとんどが初対面どうしのなかオンラインで乾杯!

つづいて多様な参加者たちの多くが1分間で次々とピッチし、話し合いや投票を経て3つのアイデアが勝ち残り、3チームが結成!

…と思いきや、参加者たちがひとつのアイデアに流れ込む大波乱が。

Startup Weekendではひとつのチームに少なくとも3名が必要となっているので、チームリーダーが急きょ仲間を集め、その結果イベントの参加者が当初の9名から13名に増えたのでした。

【2日目】

いろいろあって2チームによる本格的な作業がスタート。

この2チームがかなり対照的だったのもmini vol.4の特徴でした。

というのも、かたや1チームはStartup Weekendのイベント経験者ばかり。そしてもう一方のチームは全員が未経験。

果たしてそれがどう明暗を分けるのか、注目されました。

 

イベント中は、チームごとに用意されたメッセンジャーグループを基点として、チームメンバーがオンラインミーティングを重ねました。

オンラインでの遠隔作業に苦戦したひとが多く、そこでの議論(仮説設定)やバリデーションがなかなか進まないチームも。

また、コーチ巡回もオンラインで行われました。ビデオ会議形式で1チームあたり15分間ずつのコーチングを実施。

コーチから受けたアドバイスをフィードバックしながら、オンラインでのチーム作業が続きました。

【3日目】

いよいよ3日目、最終日!

朝の時点で、かなり進んでいる様子のチームと、ビジネスモデルの着地点がなかなか見えず迷走するチームとに分かれていました。これもStartup Weekendのイベント参加経験の違いなのでしょうか。

リハーサルとなるテックチェックを経て、最終ピッチに向けてチーム作業が土壇場まで行われました。

そして迎えた最終ピッチ。

審査員を迎え、2チームのギリギリまで試行錯誤してきたプランが発表されていきました。

そして優勝したのは…
チーム『Umy(ウマイ)』!!

リーダーがとにかくウマイ物好きなのですが、在宅勤務での一人飯に不満の日々。既存のサービスだと2~3人前のお取り寄せが多いところを、なんと1人前ずつ数カ所へ配送。そして一人暮らしの在宅ワーカーどうしオンラインで同じご褒美メシを同時に食べて「ウマイ!」を分かち合おうという斬新なプランです。

惜しくも優勝を逃しましたが、もう一方の『神津にきちゃーれープロジェクトチーム』も全員がStartup Weekend初参加ながら大健闘!伊豆諸島の神津島にて、いまだ移住者などの集うシェアハウスがない現状をどうにかしようと、まずは閑散期のゲストハウスを活用しつつ、島暮らしの体験プログラムを提供してシェアハウスづくりの仲間を集めようというプランでした。

【アフターパーティー】

お待ちかねの…オンラインで乾杯!

さてさて、慣れないオンライン作業と限られた時間で形にしてきたからこそ、得られた学びと仲間はいっそう大きかったようです。

新潟県ではこれまで20~50名という規模の通常イベントを12回ほど開催してきましたが、たった10名の少人数制イベントのmini版でもStartup Weekendのコミュニティ活性化につながる良い成果が得られています。

たとえば今回のmini vol.4で、群馬県や山形県などでもイベントを開催したいというひとが現れました。

ほかにも現在のところ新潟県内では越後湯沢、南魚沼市、魚沼市、そして佐渡島で準備中。さらに当コミュニティから派生した群馬県みなかみ町や長野県の栄村・上田市でも開催検討中です。

ちなみにmini版の準備期間は1ヶ月どころか実質的に1週間程度。次回も1か月後に予定するなど、どんどん回転よく動かしていきます。また、通常イベントでは難しいようなニッチなテーマ設定も可能です。

再びリアルイベントを開催できる、その日まで…。

今後もどんどん次につなげていきます!

新潟県コミュニティの挑戦と展開にご期待ください。

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