4/24(金)-26(日)にStartup Weekend Japan COVID-19を開催いたしましたので、その様子をレポートさせていただきます!
開催概要
Startup Weekend Japan COVID-19
- 日程
- 参加者準備期間:2020/4/18(土)-23(木)
- 本イベント:2020/4/24(金)-26(日)
- 会場:オンライン
- ジャッジ(敬称略・五十音順)
- 佐藤 英丸(btrax Japan Senior Advisor)
- 中山 俊(アンター株式会社 代表取締役 医師)
- 星 亜矢子(株式会社 ニイガタ移住計画 統括責任者)
- コーチ(敬称略・五十音順)
- 田中 大右(Any-Edge inc. Owner and Founder)
- 浜田 紗綾子(株式会社 チェリーチェーン 代表取締役)
- 前川 真司(株式会社 みんなの奥永源寺 代表取締役)
- ファシリテーター:福井 健司
- リードオーガナイザー:河島 三二
- 通年スポンサー:弥生株式会社
- 最終発表動画アーカイブ:Startup Weekend Japan COVID-19 Final Pitch
今回のSWJ COVID-19は、世界各国の新型コロナウイルス(COVID-19)の感染状況を踏まえ、「オンライン開催を踏まえた新しいStartup Weekendを模索しよう」というStartup Weekendの呼びかけに応える形での開催でした。Japan オーガナイザーも拠点を越えてオンラインで集合し、従来の3日間に加えて参加者の準備期間をとった足掛け9日間の運営を行いました。
準備期間
Day 1: プレイベント
今回、オフライン開催時とスケジュールが違ったりコラボレーションツールに馴染んでおく必要があったりしたため、4/18(土)にオリエンテーションとして無料のプレイベントを開催しました。
オンラインコラボレーションツール みんなで体験会 〜Startup Weekend Japan COVID-19 プレイベント〜
スケジュール説明の後、プレイベントで試したツールは以下のとおりです。
- Slack
- Zoom
- Remo
- Discord
基本的な連絡はSlackとZoomで行い、チームビルディングや懇親会といった大人数での込み入ったコミュニケーションをRemoで行うことが多かったです。ツールによる得意・不得意の違いを説明し、みんなで実際に使ってみました。
Day 2-5: アイデア投稿
オフライン開催では1分間ピッチとしてアイデアの発表を金曜にやっていただきますが、オンラインということで水曜夜までを準備期間とし自己紹介やアイデアの投稿を行っていただいた結果、22件のアイデアが投稿されました。これと並行し、Remoでチームビルディングのためのディスカッションを行っている参加者もいました。
Day 6: アイデア投票
Slack上で参加者による投票を行い、木曜夜にアイデアから7件が選抜されました。Slack、Zoom、Remoなどで、精力的にメンバー勧誘活動が継続されていました。
本イベント
Day 7: キックオフ
金曜にファシリテーションとキックオフを行いました。
今回、1分間ピッチの時間は設定しませんでしたが、夜にチームの合併や復活を経て以下の6チーム(最終発表順)が固まりました。
- ボクノヒショ(オンライン秘書マッチングサービス)
- 人材シェアリング保険(サブジョブトレーニングサービス)
- Candy House(エディブルアーキ)
- Copper Guild
- 読みたいものをスラスラ読もう!(難解外国語単語対策部隊)
- コミッティ
揃ったチームメンバーもこの頃にはツールにだいぶ慣れてきた様子で、いよいよアクションにエンジンがかかってきました。
Day 8: コーチング
土曜日の朝はファシリテーションからスタートしました。そこから、各チームはビジネスプランの検証を始めていきます。
お昼には、各チーム同士が交流できるようにRemoで交流タイムを作りました。その後に、午後から3人のコーチに完全オンラインで参加頂きました。なお、今回のコーチングの順番は、あみだくじで決めました。
各チームは、順番に沿って各コーチと、Zoom上でミーティングをしました。そこで、ビジネスプランのブラッシュアップのための真摯なディスカッションが次々と行われました。スムーズなコミュニケーションのため、使いやすいツールを自ら探して使っているチームもありました。
夜のファシリテーションの後も、最終発表へ向けて各チームは仕上げを続けます。
Day 9: 最終日
SWマレーシアとの交流
日曜の朝に、同日に開催されていたマレーシアのSWチームと、Zoom越しの交流会を行いました。言葉こそ違えど、既に拠点を越えて集まっているからこそのコミュニケーションができたかと思います。
最終発表
この長めのオンライン版SWも、泣いても笑っても最終日。Zoomに集まったチームメンバーはオフライン開催のSWと変わらず、緊張の面持ちでした。
全チームとも、滞りなく発表と質疑を終え、審査員の皆様による最終審査を経て優勝したのは「エディブルアーキ」チームでした。
大変な時代になってしまいましたが、COVID-19をきっかけに新しいアイデアやビジネスが広がることを願う開催趣旨への理解・承諾のもと、Zoomでの最終発表をYouTubeにて公開しています。ぜひ御覧ください!
フォローアップ
アフターイベント
最終発表の後Zoom・Remoで懇親会を行ったのですが、参加者アンケートでオフライン開催に比べてチーム間の交流がやはり不足気味であったことがわかり、Zoomにて改めて後日アフターイベントを行いました。前半が参加者を含めてパネルトーク、後半には参加者同時が自由に交流できるように座談会という構成となり、あらためて楽しんでいただけました。
優勝チームのその後
優勝チームのエディブルアーキはGlobal Judgeへ進み、惜しくも落選しました。最終発表後もプランのブラッシュアップが続いているチームもあります。どんな展開が待っているか、楽しみですね。
おわりに
オーガナイザーも参加者とともに完全にオンラインで準備し、はじめての試みの検証を繰り返した今回のStartup Weekend Japan COVID-19。コラボレーションツールの壁はあるものの、便利なツールや使い方を自ら見つけて進めているチームもありました。大きなトラブルはなく円滑に進み、最終発表についても「事前の予想よりはるかによかった」などの講評をいただけました。
今後もオンライン開催のSWを楽しみにしていただければと思います!
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