第3回Startup Weekend 三島の様子をレポートします。
■概要
日時:2022/4/15(金)~4/17(日)
会場:LtG Startup Studio
参加人数:約60名
ファシリテーター:松本哲
リードオーガナイザー:麻生泰臣
オーガナイザー:上原和也・宇野智之・大園裕矢・久保田恭一・黒沢裕介・酒井林太郎・佐藤真仁・佐野浩士・福原美奈・山口誠寛
第3回Startup Weekend 三島の会場は、前回と同じく、昨年秋にオープンした「LtG Startup Studio」。
LtG =Local to Globalというコンセプトのスタートアップスタジオは、三島から世界に広がるビジネスを生み出す新たな拠点。まさにStartupWeekendにうってつけの場所です。
ただ、今回は台風1号の影響で3日間雨が降ったり、止んだりを繰り返し、開放的な雰囲気のLtGの良さが生かせないこととなってしまったのが、少し残念でした。
【Day1】
参加者は、18時に集合し、まずは夕食を食べ、参加者が適当に挙げたキーワードをランダムに組合せ、新たなビジネスをひねり出すゲームでアイスブレイク。
夕食は、会場すぐ近くの「十八番や」さんのうなぎむすびと三島コロッケ。三島はうなぎも有名です!
徐々にお互いを理解し、場が温まってきたところで、参加者全員がビジネスアイデアを1分間でピッチします。1人が3票、自分が「いいな」と思ったアイデアに投票し、数多くの投票を獲得した人は、再度ピッチで自分のアイデアをアピールし、仲間を募ります。
その後のフリータイムに自分の興味があるアイデアの人のところに行ってヒアリングし、「一緒に、3日間ビジネスを作りたい!」と思った人が3人以上集まってグループを結成します。
投票で多くの数を獲得できなくても、「どうしても、この3日間で自分のアイデアを形にしたい!」と熱く思っている人は、この時間にメンバーをスカウトしてグループを作ることが可能。3人以上集まったら、グループをエントリーします。今回は5つのチームができました。
【Day2】
2日目は朝のファシリテーションで、2日目のタイムスケジュールや最終日の発表についての説明がありました。
そして、その後は各グループに分かれて、ビジネスプランをブラッシュアップしていきます。
LtG Startup Studioは各部屋にホワイトボードやディスプレイもあるので、各チーム、集中してディスカッションができる環境です。お互いの意見を出し合い、着実にビジネスプランを形にしていきます。
SWのディスカッションで重要なのは、「この課題を抱えている人は誰で、それはどんな課題なのか」「解決方法は何か」「そして、その課題解決のために、本当にお金を払ってくれるのか」といった内容を深掘りしていくことです。そのためには、チームでディスカッションするだけでなく、潜在的顧客へのヒアリングや顧客が集まりそうな場所での観察などが必要になります。まさに「No talk, All Action!」です!!
お昼は、スポンサーとして毎回協力いただいているにしはらグループさんの一番亭の定食。元気が出ます!
2日目の午後はコーチングがあります。
今回のコーチは、飯倉清太さん、長岡諒さん、高梨大輔さん。
コーチングの時間は1回25分。コーチが各チームの部屋に行き、アイデアを聞いてアドバイスします。
「そのお客さんはどんな人?」「ヒアリングした?」「競合はどこだろう?」と厳しめのコメントを受け、アイデアをピボットするチームも……。
この時間にピボットしたとしても、最終ピッチまで30時間ぐらいあるので、まったく問題ありません。
そして、今回のStartupWeekend三島では、スペシャルイベントが共催されました。それは、Chatworkの創業者である山本敏行氏のトークセッション。山本さんからのアドバイスで、さらに課題が深堀され、アイデアが研ぎ澄まされていきます。
おやつでエネルギー補充。三島村の駅の「たまごや」さんのロールケーキとシュークリームです。
アイデアが尖ってくると、起きること。StartupWeekend名物、チーム分裂。
今回は、発展的解消ってことで、円満分裂です。お互いにエールを送りながら、さらに仮説と検証を進めます!
晩ごはんは、近所の本格的インドカレー屋さん、Deep Asian Restaurantさんです。お好みに応じてナンも!
2日目の最後、コーチや山本(敏)氏からのアドバイスで、議論が加速し、だいぶお疲れモードです。しか~し、時間は残すところ20時間、果たしてどんな新たなビジネスが生まれるのか?皆さん、もうひと踏ん張りです!
【Day3】
3日目は最終ピッチに向けて、ぎりぎりまでパワーポイントの完成度を高めたり、プロトタイプを作ったりします。
お昼は、再度一番亭さん。
17:00、最終ピッチの時間になりました。
順番は、以下のとおりです。
1.フードロス
お弁当の売残りを回避するための販売促進アプリ・サービス
2.ホップ
新規クラフトビール立上げのサポート
3.ハッピー
老後の不安(独りぼっち)解消のための共同生活支援サービス
4.Dream Buffet
子供向け就業体験サービス
5.Dream Connect
中小企業の採用支援サービス
6.アグリー
家庭菜園向け国産高品質種子提供サービス
そして、審査員は、以下の3名です。
大柴貴紀さん(East Ventures フェロー)
神田主税さん(三菱地所株式会社 エリアマネジメント企画部マネージャー エコッツェリア協会3×3Lab Future館長)
山崎克久さん(大手機密機器メーカー)
【結果発表】
6チームの中から最優秀チームに選ばれたのは「フードロス」。リーダーの川端さんの体験から生まれた新たなサービス、三島の街中の店舗を回り、実際に利用したいユーザを見つけてきたことが説得力のあるビジネスプランにつながりました。
初めて会う人たちとチームになって、ビジネスプランを作り上げるという貴重な3日間。
天気に振り回された3日間でしたが、参加者、コーチ、ジャッジ、ファシリ、オーガナイザーの協力で、素晴らしいビジネスの卵がいくつも誕生した第3回Startup Weekend三島でした!
三島のStartupコミュニティは、この場所から静岡県全体へ、日本へ、世界へと広がっていきます!
Special Thanks
<スポンサー>
株式会社静岡銀行
エバーコネクト株式会社
加和太建設株式会社
株式会社にしはらグループ
EXPACT株式会社
一般社団法人ベンチャー投資育成研究会
弥生株式会社
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