2023年9月22日(金)〜24日(日)にかけて、島根県松江市では記念すべき1回目となるStartup Weekend 松江が開催されました。これまで島根県では西部地区の石見で過去2回開催されてきましたが、東部エリアでの開催は初開催となりました!
■開催概要
- 日時:2023年9月22日(金)〜 2023年9月24日(日)
- 会場:松江オープンソースラボ
- 人数:約30名
- ファシリテーター:中本 卓利
- オーガナイザー:角田 徹、谷野 香代子、住本 尭史、伊藤 孝志、金築 洋平、林 敬人、福田 京子、石川 直樹
【Day1】
これまでは島根県では西部エリアで開催してきたSWですが、ついに東部エリアでの初開催です。まだ夏の暑さが残る9月の中旬に真っ赤な「しまねっこ」がプリントされたTシャツをみんなが着て、熱い3日間をこれから過ごしていくことになります。
ちなみに「しまねっこ」とは島根県のゆるキャラで、ゆるキャラグランプリで過去には7位にも選ばれたことがあるんです!そして真っ赤に染まるTシャツの色は世界的プログラミング言語「Ruby」をイメージして作られました。Rubyは日本人の「まつもとゆきひろ(通称:Matz)」さんによって生み出されたプログラミング言語であり、Matzさんが松江市に在住されている事から松江市、強いては島根県の産業振興コンテンツとして力を入れた取り組みをしています。
【開幕&交流会】
3日間に渡る長きイベントが開幕しました!続々と参加者の皆さんが集まってきております。初日は松江市内にあるイタリアン酒場からピザのテイクアウトして、雑談をしながら交流をしました。今回は初めて参加の方も多く、最初は少し緊張感のある感じとなっているのが印象的でした。
【1分間ピッチ】
そしていよいよスタートです。導入説明がファシリテーターの@TAKUTOさんからあり、グループでのアイスブレイクを挟んでの1分間ピッチです。20名近い方がピッチに立候補し、それぞれの想いを込めたピッチを披露しました。アピールタイムでは伝えられなかった自身の想い、そして一緒にチームになってくれる人を探します。
残念ながら全ての人が想いが叶う訳ではなく、投票やチーム勧誘などによって最終的に4つのチームが出来ました。ここからこのチームで濃厚な3日間を過ごしていくチームとなります。時には喧嘩したり涙を流したりすこともあります。チームが分裂したり、解散したりも。大人になってからそんな日を過ごすことになるケースは少ないでしょう。最終的にどんな形になるのかオーガナイザーも楽しみです。
頑張って行きましょう!
【Day2】
【2日目スタート】
2日目がスタートしました!初日に続き@TAKUTOさんからスタートアップについてのお話です。参加者の中にはこういったスタートアップイベントへの参加は初めてな方も多く、まだ緊張もありつつも真剣な面持ちです。
「No Talk No Action」この3日間の合言葉であり、このイベントでこの言葉を日本語に置き換えると「建物の外に出ていこう」です。建物中で机に向かって話し合いをするだけではなく、積極的に外に出て顧客(お客さんとなる人)を捕まえて、現場の声を聞こうという事です。
みなさん午前中は課題の整理を中心に議論が進んでいました。
【ランチ】
2日目のランチは市内にあるラボズキッチンのお弁当でした!人気のお弁当でエネルギーをチャージして午後からの活動に向けて鋭気を蓄えます。午後からはコーチングもあるのでもうひと頑張りです!
【コーチとのブラッシュアップ】
午後からは早々にコーチとの壁打ちタイムに突入。心強いコーチがSW松江に集まってくださいました!
以下、順不同
- 二木 春香(株式会社COMETREES 代表取締役)
- きむら しのぶ(システムアトリエブルーオメガ 代表)
- 長瀬 理更(Coworking House Majakka 代表)
- 吉廣 之晴(Dyresti 代表)
- 鶴 健一(株式会社STARTERS 代表取締役)
各チームはコーチにこれまで考えた事業内容などをお伝えした上で、フィードバックをもらいます。コーチから多角的な意見や指摘をもらい皆さん頭を悩ませています。ほぼ全チームがまた白紙状態となりました。大切なのは誰のどんな課題をという部分がどのチームもまだまだ明確ではなかったようです。2日目にはどんどん外に出てユーザを探しにいくチームも増えてきました。皆さんNo Talk、NoActionですね!
コーチの皆さま、ありがとうございました!
【夕食】
2日目の夕食は市内にあるCurryのカレー3種類でした!どれも美味しかったですが、辛口を食べた人には辛すぎて汗が止まらない人も。。。逆に良い刺激になったかも知れませんね笑
お腹も満たされたところでまだまだ議論は続きます。コーチングでほぼ白紙に戻った状態からチームで課題の深堀りや事業のブラッシュアップが夜遅くまで続いていきます。2日目のこのタイミングで1つのチームが分裂して別チームができたところもありました。夜の11時頃にようやく本当の課題にたどりついたというチームもありました。ほぼ全チームが日付が変わっても白熱した議論は続きます。
そして明日はいよいよ最終日の発表です。
【Day3】
残すところもあと数時間です。朝は各チームの発表順を決めて行きます。ここでサブライズが!なんとオーガナイザーでチームを組んで急遽、最終発表をする事に!(笑)ちなみにまだ朝の時点でノーアイディアです。数々のSWを経験されたオーガナイザーの力が見れるなんてワクワクですね!どのチームも最後の追い込みをしています。初日に比べて作業もメンバーで分担して行ったり資料作りや発表の練習をしたり。どのチームも真剣そのものです。
オーガナイザーチームは一番余裕がありませんでした笑
【昼食】
最後の昼食は松江駅近くにあるリトルマーメイド(パン屋)のパンとサンドウィッチです。誰もゆっくり食べる時間などはないだろうということで片手でも摘める物を用意しました。食べながら資料を作ったり、発表練習をしたり。美味しいパン屋なので、次は皆さんゆっくり味わってみてください(笑)
【最終発表】
時間はあっという間に過ぎ、いよいよ最終発表の時間です。
ジャッジには以下の方々にお集まり頂きました。
(以下、順不同)
- 林 郁枝(株式会社ワークアット 代表取締役)
- 野津 積(モルツウェル株式会社 代表取締役)
- 高橋 一成(山陰合同銀行 執行役員本店営業部長)
各チーム緊張の面持ちの中、いよいよ最終ピッチのスタートです!
【1.本音ラボ】
【2.IMASARA】
【3.偏食彼氏】
【4.コミュ滅】
【5.手書き文化再熱】
【6.副業つくーる】
【結果発表】
第3位「副業つくーる」
なんと3日目の朝にチームを作ったオーガナイザーチームです。さすが経験者チーム!わずか6時間で発表までもっていく実力、凄い!オーガナイザーの林さんのこの表情をご覧ください笑
第2位「コミュ滅」
コミュニケーションが苦手な医大生を減らすため、学生たちが地域に飛び出してプロジェクトを経験してコミュ力を磨く取り組みです。ぜひここから未来を救う医者の卵が巣立っていって欲しいですね。
第1位「偏食彼氏」
偏食彼氏で日々悩みを抱える彼女。そんな彼女のために、偏食情報を元にレシピ提案をしてくれるサービスです。顧客の痛みを見事に見つけ出すことが出来ていた点、UI/UXに落とし込まれており提供価値が痛みの解消に叶っていた点、またビジネスとしての発展性も含めて高い評価となりました。
どのチームの事業もとても興味深く、そしてあったらいいなというようなサービスがたくさん出ました。優勝は1チームだけですが、逆に優勝できなかったチームの皆さんもこの逆境をバネにNext Stepに進んでもらえると嬉しいです!
【懇親会】
長かった3日間もついに終了!ここからは思い切り楽しむだけです。みんな飲み物を片手に乾杯!最後のご飯は松江市内で人気のグリーンズベイビー。フレッシュな野菜料理やエスニック料理が人気なお店のオードブルです。皆んな終わった安堵からなのか、それともやりきった満足感なのか。表情が初日と比べてほんとに明るい素敵な顔をしています。懇親会の終了後に今後に向けて相談をしているチームもありました。各チームがどうなっていくのかオーガナイザー一同も楽しみです。
皆さん本当に3日間お疲れ様でした!またお会いしましょう!
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