2023/10/27~29 第10回Startup Weekend北九州を開催しました!
今回も白熱した3日間の様子をレポートします。
■イベントページ
https://swkitakyushu.doorkeeper.jp/events/160530
■概要
日時:2023/10/27(金)~29(日)
会場:北九州学術研究都市 会議場イベントホール(北九州市若松区ひびきの2-3)
参加人数:51人
(以下敬称略)
▽ファシリテーター:中村武
▽オーガナイザー:糸川 郁己(リード)、飯田 寛子、片田 裕介、桂 竜平、兼田 一明、北村 大将、城戸 真理、久保 輝、田中 雅巳、民谷 祐美子、千々和 勇佑、辻井 洋行、長谷川 純子、原口 幸、藤本 建、本田 忠、眞山 昌、山口 宰、山本 貴彦
▽スポンサー:公益財団法人北九州産業学術推進機構<FAIS>、北九州銀行、株式会社ラック、税理士法人TAパートナーズ、大英産業株式会社、福岡ひびき信用金庫
▽フードスポンサー:クラウン製パン株式会社、株式会社ビッグベアーズフーヅサービス
▽物品スポンサー:株式会社スターフライヤー
▽日本全国・通年スポンサー:弥生株式会社
▽後援:北九州市、北九州市立大学、北九州市立大学生活協同組合、九州工業大学
【Day1】
いよいよ迎えた1日目! 記念すべき第10回のStartup Weekend 北九州の舞台は「北九州学術研究都市 会議場イベントホール」です。
北九州学術研究都市は、北九州市立大学、九州工業大学、早稲田大学、福岡大学の4つの理工系の国公私立大学と研究機関、先進企業が集積している北九州市の研究開発・産学連携拠点で、産官学連携による北九州地域の産業振興のための推進・支援が行われています。
学術研究都市での開催とのことで、大学生の参加が多いのかと思いきや…大学生比率は意外にも17%で、様々な年代の方が参加されました。今回の参加者最年少は、なんと中学生! 留学生や、遠方からのUターン者、全国各地から志を持った参加者が集いました!
プログラムの開始は、SW北九州でおなじみのビッグベアーズフーヅサービス様からのピザ🍕で乾杯♫
スポンサーの公益財団法人北九州産業学術推進機構(FAIS・フェイス)様のご挨拶に続き、北九州市の武内市長からの熱いビデオメッセージで参加者の士気も一気に高まります!
続いて、参加者同士のアイスブレイクのための「ハーフベイクド」に突入です。関係のない2つのキーワードを組み合わせて15分間で即席のビジネスアイデアを作り上げます。
「海」×「からあげ」、「神社」×「納豆」、「Tシャツ」×「学校」…たった15分ですが、誰も想像がつかないような(実現するかは別として)ビジネスアイデアがどんどん飛び出します。
会場の熱気が高まってきたところで、いよいよ1分間ピッチ。
「これで北九州市をもっと元気にしたい!」「こんな困りごとを解決したい!」と25人が熱い想いを1分間で伝えます。
参加者の投票を経て、最終的に9チームが出来上がりました。
さぁ、残りの2日間(正確には1日半!?)でアイデアをカタチにしていきます!
【Day2】
2日目はSW北九州では恒例のスポンサーであるクラウン製パン様の人気パン🥖朝食からスタート!
クラウン製パン様よりご提供
朝9時半から始まりましたが、中には朝から現地調査に直行する活動的なチームもいました!
朝食を食べつつ、各チーム毎にアイデアをカタチにするため、課題の整理や解決に向けた取り組みを明確にしていき、午後からのコーチングに備えます。
そんなこんなであっという間に昼を迎え、ランチは学研都市のご近所に本店を構えている金福様の中華弁当🍱!いろんなおかずがバランス良く揃った食欲をそそるお弁当です。そして、割包(角煮まん)の差し入れもいただきました!
腹ごしらえをした後は、いよいよSWの鬼門であるコーチングのお時間!
コーチは実際に起業し経営をされている方や、ベンチャー企業を日頃から支えている方に行っていただきました。
▽コーチ(敬称略):
・金廣 邦高(キタキュウマンプロジェクト 代表)
・菊池 勇太(合同会社ポルト 代表)
・中田 佳孝(株式会社ハピクロ 代表取締役)
・成重 敏夫(株式会社プランチャ 代表取締役/キタキュースタイル 編集長)
・福岡 広兵(寶結株式会社 取締役/COMPASS小倉 事務局長兼スタートアップ支援責任者)
コーチからは「課題が大きいのでまずは絞った方が伝わる」「顧客はどこにいるのか」「サービスのイメージをもっと具体化した方が分かりやすい」等といった総評が寄せられました。
そしてコーチングが終了し…、帰ろうとするコーチに食い下がるチームと、それに応えるコーチの優しさが炸裂。粘りもSWの重要な要素です!
コーチングの後は毎回、築いてきたアイデアを根本から見直すことが多く、中には白紙に戻るチームもいます。この24時間後には、発表と審査が待ち構えており、アイデアをカタチにする難しさと、プレゼンに対する焦りと、人にモノを伝える大変さを痛感します。一方で、やることは明確であり、残すは「発表まで走り抜ける」だけ。チームで力を合わせてアイデアをブラッシュアップして、再びモチベーションを徐々に上げていきます♪
疲れた脳と心に甘いものを!ということで、おやつは、ごとう醤油様の「醤油や味噌が練り込まれたスイーツ5種」🍡🍰の中からお好きなものをチョイス。
SWでおやつが出るのも実は北九州ならではなんです♫
コーチングでの講評を基に、ヒアリングやアンケートを実施、「課題の解決になっているか」「顧客は誰か」を探し続けます。
夕食は、かんすと様のボリューム満点のお弁当🍱です。同チームではなく、別のチームの方々とお互いの進捗状況等を話しながらの夕食となりました。
さあ、明日が発表。21時終了後も現地調査に行って情報収集する等、ビジネスモデルの検証は続けられていました!
【Day3】
9時ごろから、ぽつぽつと、参加者の皆さんが集合。「顧客の声」を聴きに、会場外に集まるチームも。プレゼンのテックチェックは13:45にスタート予定。クラウン製パン様のパン🥐で糖質を脳に補給しつつ、ラストスパートの開始です。
すき間なく書き込まれたホワイトボードを前に喧々諤々の議論を沸騰させるチームもあり、黙々とPCに向かいそれぞれの作業をすすめるチームもあり。恒例の「アンケートにご協力を!」のアナウンスも流れます。
お昼ご飯は、gomaiwa様のサンドイッチですよー。片手で食べながらも作業は進められるというオーガナイザーの心遣い?
運命のときは来たれり。
時間は等しく流れ去り、プレゼンに向けてのレイアウト変更、テックチェック開始です。プレゼン前の最後の1秒まで足掻いてこそ、訴えかけるエナジーがにじみ出るのかもしれません。
今回、審査員 Judge として参加いただいた皆さまです(敬称略)。
さあ、プレゼンスタートです!
54時間考え抜いたアイデアを、各チーム工夫を凝らして発表します。
みなさん、お疲れさまでした!
残すは結果発表です!!
【結果発表】
最初に、FAIS賞 (スポンサー特別賞)の発表です!
「ENJOY JAPAN」
多様性を標榜しても、実際には、留学生や外国人労働者と日本人学生、就労者のマネジメントに苦労している大学や企業経営者に着目。双方の文化の違いを知り、融和を図る宿泊研修を提案しました。FAIS様からは、チーム全員に銘菓八幡饅頭の贈呈とともに、「ぜひ起業してほしい。そのときはFAIS中小企業支援センターが支援します!」という申し出をいただきました!
第3位は、2チーム選出されましたチーム。
まずは、「左利きテーマパーク」。
左利きは、全体の10%程度、いわゆるマイノリティで、様々な商品は実は右利き前提に作られているそうです。その「知られざる」課題にアプローチし、ビジネスモデルを構築したことが評価されました。また、スピリチュアルなテイストで聴衆を惹きこんだプレゼンも、ユニークでした。
同じく第3位、「マッチングサービス」。
団塊の世代が定年退職を迎える時代に入っています。それは、とりもなおさず、労働人口が大きく減少するということ。まだまだ現役として活躍できるシニアと、若いベンチャーと結びつけてwinwinの関係をつくるサービスが評価されました。
第2位は、「旅をもっと楽しく」。
実は、このチームはDay1の1分間ピッチで敗者復活したチームです。チーム結成後、小倉の繁華街に繰り出し、足で稼いで集めた情報が机上の空論ではない力強さと現実味を発揮、また、ビジョンとして「世界平和」を掲げた事も評価されました。
そして第1位は!
「ENJOY JAPAN」。
なんと、FAIS賞とのW受賞です!多くの大学や経営者に共通した課題であり、拡大の見込めるビジネスであると評価されました。おめでとうございます!!
今回のStartup Weekend北九州vol.10@ひびきのは「Connect」=つながる、をテーマに開催しました。各チーム切り口は異なりますが、いかに「つながる」か、誰と誰とを「つなげる」かに肉薄したアイデアが多かったように思います。
孤立、孤独という社会問題は、意外と身近なところにあり、誰もがそこに陥る可能性を持つものかもしれません。Startup Weekendにより、新しいつながりができ、コミュニティの輪が広がるよう、願っています。
以上、記念すべき第10回開催レポートでした。
第1回から開催してきた小倉を飛び出して、初めての地「学研都市ひびきの」での開催の様子はいかがでしたか?
Startup Weekend北九州は、次回も熱い場を作るべくまた動き始めます!
引き続きどうぞよろしくお願いいたします!!
第10回 Startup Weekend北九州オーガナイザー一同
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