NPO法人Startup Weekend(以下NPOSW)は、2021年3月から組織・人事を変更しましたことをご報告いたします。
報告の詳細は当ページの下部にございます。

初めに私たちの考えをお伝えさせてください。


私たちの考え

NPOSWは2つの側面を持ちます。
1つは、スタートアップの概念や方法に関心を持ち、実践者を志すすべての人たちにアクションの機会を提供する機能体であるということです。
もう1つは、オーガナイザーに代表される、SWの取り組みに共感し、実際にコミュニティの企画運営をおこなっていく人々のための共同体であるということです。

SWは2007年に米国で始まり、2009年に日本で第1回のStartup Weekendが開催されました。2012年にはNPOSWが組成され、初代理事長李東烈はじめ数多くのファシリテーター、オーガナイザーが日本各地の新たなリーダーたちとともに、コミュニティの創設や発展に力を注いできました。そして、これまで日本で数百回のSWイベントが開催され、のべ10,000人以上が起業体験を実践しました。

SWの特徴のうち、とりわけユニークなものを2つ挙げるなら、それは「参加者が次のオーガナイザーになる」ことと、「ボランタリーでオーガナイザーが活動する」ことです。つまり、オーガナイザーたちが、SWに参加して得た学び、共感、関係をベースに、次にその経験を得る人のための場作りをペイ・フォワードの精神で取り組んでいます。このコミュニティ構築の輪が広がり、繋がっていくことが、SWの本質と言えます。

テクノロジーの発展が私達の生活や仕事を大きく変容させ続けており、直近においてはCOVID-19の世界的影響により、変化は加速しているように感じます。また、気候変動などのグローバルな課題認識が高まる中で、それに取り組む人々が国や地域を越えて、リアルタイムに協力することもごく普通のことになりつつあります。
こうした複雑性が高く多様性に富む世界の中では、ひとりひとりが自らの意志で率先的に行動するセルフ・リーダーシップの資質を発揮するとともに、他者との交渉や協力を通して新たな価値を創出していくアントレプレナーシップの資質を磨いていくことが重要になります。
これらの資質は、まさしくSWに参加することで経験し、学べることに通じています。

これからもSWが、それを経験して学ぶ人のために開かれた場であり、そしてその機会を作る人のための楽しさを有する場であるように。これまでに積み上げてきた信頼とつながりを大切にし、ここから発揮していく新たな創造性とそれに伴って起きる変化を受け入れ、活動を続けていきます。

ご報告事項

具体的に2021年3月から変更を行いました点を以下に記します。

なお、人事に関しましては、3月6日(土)に開催いたしました臨時社員総会、ならびそれに引き続いて同日に開催いたしました理事会にて、議案提出がなされ、いずれも定款に基づいて可決され発効いたしました。
※社員総会での決議内容は理事の任命、理事会での決議内容は理事長の任命となります。

記 変更点

【1】定款変更
新定款は以下となります
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【2】事務所の所在地変更
新所在地は以下となります。
150-0031 東京都渋谷区桜丘町14-10-508

【3】人事
①理事の新任: 荒井美菜、遠藤昌紀、田中圭、中本卓利、野中瑛里子、藤居海好、三浦鮎子
②理事長の新任: 遠藤昌紀
③理事長の退任: 李東烈(理事としても退任します)

【4】コミュニティガイドライン策定
コミュニティ運営のための指針を策定しました。以下となります。
コミュニティガイドライン


以上となります。
本件に関するお問い合わせは、 admin@nposw.org までお送りください。

最後になりましたが、これまでNPOSWにご助力くださった全ての皆様にお礼を申し上げるとともに、皆様のご健康と引き続きのご活躍を心よりお祈りいたします。
そして、またSWの場でお会いできることを楽しみにしております。

2021年3月15日
NPO法人 Startup Weekend 理事長 遠藤昌紀

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