1年半ぶりに開催のStartup Weekend 秋田〔第2回〕!桜満開のよき日に開幕した現地の様子をお伝えします!

■概要
日時:2022/4/22(金)~4/24(日)
会場:トラパンツビル 603号室
参加人数:約28名
ファシリテーター:中本卓利
オーガナイザー:小松由・白井圭

【Day1】
コロナ禍で10月から開催延期しておりましたが、日程変更なども柔軟にご対応いただけた会場スポンサーのトラパンツ様、2年連続でお世話になります!開幕直前にご挨拶した株式会社トラパンツの鈴木さんからは第一声で「Tシャツかわいい!」とのお声をいただき、オーガナイザーチーム一同テンション上がりました!

運営チーム

今回の運営チームは前回同様の布陣で望んでおり、安定感抜群です。リードオーガナイザー小松(こまっちゃん)、オーガナイザーは一般社団法人チームババヘラの代表理事も務める白井さん(パイセン)。そして名ファシリテーターTakutoさん。

<開幕の挨拶>
「無事に秋田で第2回を開催できたこと大変うれしく思います。SWはコミュニティが価値になるので、この3日間が単なるイベントで終わることなく、皆さんが挑戦し続けて、つながり続けられる場にしてほしいです。今回のTシャツのロゴデザインは10歳になる私の娘が初めて世の中に出したプロダクトになりました。秋田から、娘が生きる社会が未来に希望を持てる世の中にできるように、皆さんと新たなサービス・プロダクトを一緒に生み出していきましょう!」(こまっちゃん)

半年間延期となったからこそ、とても気候の良い時期での開催となった秋田から始まるスタートアップにて、リードオーガナイザーとして想いの丈を伝えました!SW秋田Tシャツを着た参加者の眼差しがより暖かくなり、想いに火がついてきました。

その後、様々なバックグラウンドを持つ同志たちと共にアイスブレイクをスタート!二つのキーワードを組み合わせてアイデア作りを行い、世界で初めて生まれたアイデアが会場を沸かせます。なんと、今回は6割ほどが秋田県外からの参加で、一番遠くから来たのは「じゅんさん」(羽後町出身/栃木在住)でした。
「秋田のために何かしたいけど今まで動き出せていなかった。少しずつボランティアなどをする中でもっと貢献したいという想いが募ってきた」と熱い想いを秘めて、高速道路を飛ばして参戦!

「電気」「ペン」「さくら」などランダムなキーワードが多く出て盛り上がりました!

<1分間ピッチ>
場を温めた後はいよいよ本番!アイデアを一人一人が一分間で伝え、共にスタートアップを始める仲間集めがスタート!参加者全員が溢れる想いを訴えかけます。

そして、仲間集めを終え、合計5チームが誕生することになりました!さあ、いよいよ短くて長い、アイデアをカタチにする週末、Startup Weekendの開幕です!!

【Day2】
2日目が始まります。No talk, All action!を実行しようと、各チームさっそく作戦会議です。

・祭チーム(アイデア:お祭りアドベントカレンダー)

・team 2hours(アイデア:1日2時間の車での無駄な運転時間をなんとかしたい、それもギガを消費せずに)

・Far from(アイデア:ふるさとスキルシェア)

・こっちゃこ(アイデア:〇〇特化学校を作ろう!)

・SKY(アイデア:絵本の読み聞かせ体験をもっと豪華にするアプリ。音声認識の機能を使い、既存絵本を読み上げる声に合わせて環境音や効果音を鳴らします。絵本の読み聞かせに臨場感が加わり、子どもたちのワクワク心を刺激します)

<コーチングセッション>
食事が終わるとあっという間にコーチング。1日目に生まれたアイデアをカタチにするのに苦労している参加者のために、スタートアップの最前線に立つ皆様がご支援に来てくださいました。秋田、仙台、東京とさまざまな地域から駆けつけていただき、本当にお忙しい中ありがとうございます!

・スポンサー 兼 コーチのオオヤマさん(スポンサー様ご挨拶&飛び入りコーチご参加!ありがとうございます!)
「ブレずに何かの答えを出し切って欲しい」という熱いメッセージをいただきました!

・コーヤさん
「表層的にパッと思いついたアイデアにも、深掘りするときっとメンバーの想いや原体験につながっているはず。そこを見出して新規事業を興すための熱い目的や想いに常に立ち返ってほしい」とご自身の連続起業家として大切にしていることを伝えてくださいました!

・Tomさん
「アイデアの量を練る練習をして、シビアな世の中でも本当に価値のあるアイデアを見出してほしい。リーダーに引きずられて同調圧力が出てしまうのは残念、忖度なく議論しましょう」と愛のあるメッセージをいただきました。

・ショージさん
「なんでやるのか?という目的をもっと掘り下げてほしい。それがコンセプトに関わり柱になるはず。また、全員当事者意識を持って本気でやってほしい。単なるリーダーのサポート役ではなく、自分もその事業をつくるのだという意識が大切」とチームのあり方について温かいメッセージをいただきました。

・ウッシーさん
「イシュードリブンだけでなく、自分の内側からほとばしる感覚、世の中の物差しよりも自分がワクワクして時間を忘れてのめり込めるようなプレイフルドリブンも大事。この両輪を意識してみて」と熱いメッセージをいただきました。

・いいぐらさん
「人生はたまたまの連続、計画的偶発性理論というキャリア理論がある。その偶然の連続を楽しんで、活用してほしいし、この出会いを自分のキャリアに生かしてほしい」と今後のアクションにつながるメッセージをいただきました。

<コーチの皆様(敬称略)>
・寺田耕也(株式会社Local Power 代表取締役)
・東海林諭宣(株式会社See Visions 代表取締役)
・飯倉宏治(秋田公立美術大学大学院 教授)
・村上知広(株式会社Eidea 代表取締役 CEO)
・丑田俊輔(シェアビレッジ株式会社 代表取締役)

<特別参加コーチ(敬称略)>
・大山洋介(株式会社広済堂HRソリューションズ 代表取締役社長)

そして、コーチング後の疲れた中で「おやつ」が嬉しい!おやつはニテコサイダーとパンプキンパイが到着。
どちらも今回の参加者に縁のあるもので癒されつつ、残り24時間を走り切ります!

コーチング前後では、検証のために外へ出るチームも増えています。あるチームはコーチング開始ギリギリまで外で検証を行っていました。どんなに素敵な会場であっても、そこに居続ければアイデアは仮説のままです。もっと顧客と課題の検証を!とにかくAll action!!

<ディナータイムでホッと一息>
二日目の夜ご飯は「牛玄亭」さんの「すき焼き重」です。紐を引っ張ると湯気が出て温められる機能がついていて、熱々のすき焼き重を頬張る皆さんから「これはうまい!」と感激の声が!
コーチ後の疲れている身体に美味しさが染み渡ります。Takutoさんからのファシリテーションを終えてDay2はクローズしました。

【Day3】
各チーム、ピッチに向けて最後の追い込み!とにかく時間との勝負です。時間ギリギリまで仕上げていきます。
また、それぞれのチームにもヒアリングを行ったり、オーガナイザーを捕まえて仮説をぶつけるなど検証のアクションも増えてきます。

・桜もとても綺麗で、まさに会場近くの千秋公園では満開!今日の最終ピッチの晴れ舞台を象徴するような美しさです。そこで、リードスポンサーである秋田銀行様より最終ピッチ開幕に向けたご挨拶をいただき、会場は期待で熱を帯びてきました。(工藤さん、駆けつけてくださりありがとうございました!)

<ピッチ開幕>
そしていよいよピッチ開幕。最終的には5チームのアイデアが、この3日間でプレゼンまで辿り着きました。期待を膨らませる審査員の皆様に向けて、仲間とともに熱い想いを訴えかけます!!

<審査員の皆様(敬称略)>

・奥真由美(一般社団法人Sail On Japan 代表理事)
・三浦哲志(b.mode株式会社 代表取締役)
・藤田豪(株式会社MTGVentures 代表取締役)
・登利屋潤(株式会社秋田銀行 地域価値共創部 地域振興室長 兼 海外ビジネスサポート室長)

【結果発表】

皆、緊張の面持ちですが、ピッチの結果は・・・

まずは第3位!
「チームSKY」の子どもの「モノを大切にする心」を育むアプリ「ものごころさん」です。
ジャッジからも使ってみたいという声が挙がった顧客の当事者意識が評価されました。

第2位!
「祭チーム」のお祭りアドベントカレンダーです。秋田ならではの祭りの担い手不足を解消するサービスとしての着想と、課題への共感、今後の進化への期待が評価されました。

そしていよいよ優勝チームの発表です!
栃木から高速を飛ばして来たリーダー「じゅんさん」率いる「チームFar from」!!

優勝チーム「Far from」は、「Will・Can Connect」という、自分のスキルで、ふるさとに恩返し・未来への恩送りができるサービスです。リーダーのじゅんさん自身が抱えるモヤモヤを起点に課題を見つけ、見込み顧客も見つけられたことが評価されました!

【懇親会】
結果発表が終わった後は懇親会です。ノンアルコールビールやソフトドリンクで乾杯、3日間やり切った各々を称え合います。ジャッジ、コーチの方々に熱心にフィードバックを聞く参加者、一緒に写真撮ってください!と藤田さんへ駆け寄る見学者の福留さん(仙台からバイクで駆けつけてくださいました)、6月の秋田ITカフェで受賞者に登壇して欲しいという要望を喜藤さんからいただくなど、多くのコラボレーションが生まれました。懇親会中には、新たなオーガナイザーが2名名乗りを挙げてくれたり、次は桜満開のこの時期に温泉でやろう!と次の開催も楽しみになる会話が繰り広げられました!

Startup Weekend 秋田〔第2回〕はコミュニティとしてより良い形で続いていくと確信が持てた中で閉幕しました。これからも東北・秋田で持続的に起業家が生まれるよう全力で取り組みを続けてまいります。そして最後に、本会にお力添えくださったスポンサーの皆様を紹介して開催レポートを締めさせていただきます。また、次回は来年の春にお会いしましょう!

[リードスポンサー]
株式会社秋田銀行 様
株式会社広済堂HRソリューションズ 様

[スポンサー]
株式会社Local Power 様
b.mode株式会社 様
株式会社シーズクラフト 様
風水天エナジー株式会社 様
株式会社ケイ・イノベーション 様

[会場スポンサー]
株式会社トラパンツ 様

[Tシャツデザイナー]
ここちゃん(9歳)

【イベントページ】
https://swakita.doorkeeper.jp/events/123226

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