日時:2023年7月14日(金)~16日(日)
場所:滋賀県守山市勝部一丁目13番1号「あまが池プラザ
テーマ:ノンテーマ

4年前にスタートしたStartup Weekend守山も今回で8回目を迎えました。昨年9月に開催したVol.7からリアル開催を復活しましたが、今回はさらに制限のない状況で開催することができ、参加者も存分にチャレンジしてくれました。

今回も高校生から60代までの幅広い年代に渡る24名の方に参加いただき、うち9割の方が初参加というフレッシュな顔ぶれとなりました。チームも6チームが結成されて大変活気のある3日間となり、最終プレゼンも大いに盛り上がりました。
前回と同じく、京都信用金庫様・守山商工会議所様に協賛をいただき、守山市様にはご後援という形で多大なご支援をいただきました。また応援チケットという形で、ミナト経営様・Sustainable Life Thinking様・焼肉結様にもご支援をいただいています。さらに今回初の試みとして「まちの協力者システム」を導入し、地域全体で参加者をサポートし盛り上げる取り組みに繋げることができました。こうして支援の輪が広がり、起業家精神を支えるコミュニティがどんどん重層的に発展していることは本当に嬉しいことです。


【1日目】
今回は第1回と同じ「あまが池プラザ」が会場となりました。会場については、みらいもりやま21さんに協賛いただきました。パーティションを取り除いて踊り場も活用したことで、かなり広々としたスぺースが確保でき、開放感溢れる環境が準備できたのはとても良かったと思います。


懇親会で参加者同士のコミュニケーションが深まったところで、アイスブレイクからピッチがスタートしました。今回は参加者全員がピッチを行いました。アイデアのない人は個人の貢献できる役割についてアピールすることになりましたが、ほとんどの参加者がアイデアをピッチしてくれました。初参加の人も積極的にアイデアをピッチしてくれたのは本当に素晴らしいチャレンジでした。


投票の結果、8案が選ばれてチームビルディングがスタートしました。メンバーの取り合いがあり、自分のアイデアを断念する人あり、見学者を取り込むチームあり、といったいつものリアルな人間模様を経て6チームが結成されました。


【2日目】
チームでのディスカッションもそこそこに、午前中からリーンスタートアップの活動をスタートするチームが出てきました。今回は「まちの協力者システム」という新たな試みを導入し、各チームの仮説検証ヒアリングに協力いただける方を守山市内に確保し、各チームのフィールドワークを後押しする仕組みを整えました。今回は協力者として8名の方に事前に協力を了承いただくことができました。
■守山市会議員 酒井様 ■みらいもりやま21 石上様 ■米安珈琲 川那辺様 ■Sprout 高須様 ■守山タクシー 三品様 ■守山市役所 杉本様 ■京都信用金庫 守山支店 小森様 ■よりそいサポート にこ 川野様

新システムを早速活用するチーム、あるいは街角アンケートに出かけるチームもあり、All Actionで活発な動きが見られたのはオーガナイザーとして嬉しかったですねー。

2日目の昼食はキッチンカーにご協力いただきました。カレー屋さんにあまが池プラザ横のイベントスペースに来ていただき、参加者は3種類のカレーから好きなものを選ぶことができました。外に出て気分展開もできるということで大変好評でした!


午後からはコーチングセッションです。今回は4人の方にコーチとしてご協力いただきました。
■滋賀県産業支援プラザ 川口様
■くまのみひろば栗東代表 村田様
■ドリームポケット代表 寺井様
■成安造形大学 田口様
コーチの皆さんがチームの想いに応えていただいて大変熱のこもったセッションとなり、一部時間を延長してご対応いただいたコーチの方もいらっしゃいました。各コーチともその熱量に驚かれており、非常に充実したコーチングセッションだったと思います。その後は夜までフィールドワークに出ているチームもあり、各チームともに充実した2日目を終えました。


【3日目】
いよいよStartup Weekendも大詰めとなりました。既に仮説検証が進んでおり資料作成に着手し始めているチーム、お子さんたちを巻き込んでMVPを作成するチーム、ここに来て街角アンケートの繰り出すチームと各者各様に最終プレゼンに向けたラストスパートに入っています。

午後からはプレゼン順を決めるジャンケンです。今回は珍しく?チームの分裂やメンバー離脱もなく、円満な形で当初結成の6チームがそのまま変わらずプレゼンに臨むことになりました。残りの限られた時間でプレゼン資料の作成を急ピッチで進めます。今回は最終プレゼンを別会場のチカ守山イベントスペースで実施することになりましたので事前の移動が必要となり、いつもより早めに資料提出を締め切ることになりました。


いよいよ最終プレゼンです。今回は3名のジャッジの方に協力をお願いしました。
■K2 Frontier 代表 今庄啓二様
■しがとせかい株式会社 社長 中野龍馬様
■京都信用金庫 理事 加藤まなみ様
また、最終プレゼンには守山市の森中市長にも駆けつけていただき、ご挨拶をいただくことができました。


各チームとも熱のこもったプレゼンで、解決したい課題への想いと3日間の成果を存分にぶつけてくれました。最終的にジャッジ3名の協議の結果、大人向け職業体験サービス「オッサニア」をプレゼンしたチーム「モリチュー」が1位となりました!
ちなみに賞状の紙は廃棄米を使った紙「kome-kami」でペーパルさんの協賛です。「kome-kami」も過去のStartup Weekendから生まれた事業で、責任者の矢田さんにはプレイベントでもお世話になりました。

最後はイベントスペースの隣にある、チカカフェで懇親会を開催しました。ジャッジからのフィードバックをもらったり、参加者同士の交流を深めたりで、あっという間にお開きの時間を迎えました。最後に中野さんに締めのご挨拶をいただいて解散となりましたが、翌日が祝日ということもあり、その後も夜は長く続いたようです笑。

今回のプレゼン案がそのまま実際の事業に繋がるかどうかはわかりませんが、参加者に芽生えた起業家精神はきっとどこかで花開くものと信じています。「起業家が1000人集まるまち」を目指している守山市を中心に、より多くのイノベーションが実現するよう活動を続けていきたいと思います。

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