8月11日(金)から13日(日)にかけて、3日間開催したStartupWeekend長浜の開催レポートをお届けします。
2年前の前回はオンライン開催、今回は25歳以下の若い力を結集して念願のリアル会場での開催となりました!

■概要
2023年8月11日(金)~8月13日(日)
会場:長浜カイコー
参加人数:約25名
ファシリテーター:藤居 海好
オーガナイザー:稲葉 悦子、岩嵜 博論、小幡 渉、茂森 貴洋、福田 裕一、村崎 晴美、山田 彩
協賛(敬称略、順不同):
【フードスポンサー】有限会社つるや
【ローカルスポンサー】ワールドテック株式会社株式会社山正株式会社FIRST MADE田中シビルテック株式会社ヨコハマタイヤ滋賀販売株式会社有限会社小川ヤたちばな建設株式会社有限会社東匠住建丸金石油株式会社株式会社あおば
【個人スポンサー】黒川 清登枩山 聡一郎
【日本全国・通年スポンサー】弥生株式会社

今回はJR長浜駅から徒歩2分と抜群のアクセスを誇るクリエイションセンター「長浜カイコー」で開催しました。

現在、高校生・大学生限定の「サードプレイス」として実証実験中です。
若者がやりたいこと見つけ、実現に向けて一歩踏み出せることを目指す場所での開催ということもあり、テーマも25歳以下に。
大学生を中心とした将来性抜群のアントレプレナーが集結しました!

Day1

台風6号と7号に挟まれる形になり、開催の可否を心配しましたが、無事晴天に恵まれました。むしろ暑すぎる!

外の暑さに負けない、熱い3日間のスタートはピザパーティから!

ほとんどが初対面とはいえ、そこは同世代。ピザを食べるのもそっちのけで、話に花が咲き始めます。

さあ、いよいよキックオフ!
ファシリテーターは藤居 海好さん。NPO法人StartupWeekendの理事を務め、世界中のStartupWeekendに参加経験があり、オーガナイザーとしての経験も豊富。にも関わらずなんとファシリテーターは初めてとのこと!
しかしそこは百戦錬磨、とても初めてとは思えない円滑なファシリテートで、参加者の心をほぐします。

そしてStartupWeekendお馴染みのハーフベイクドへ。

参加者が思いつくままに挙げたキーワードからどんな即興のビジネスアイデアが浮かぶのでしょうか?

ピザと太陽というキーワードから生まれた会社「ピザ・ラー」。
ピザパーティで食べたピザとは別の会社を彷彿とさせるネーミングセンスに期待感が高まります。

そしていよいよ本格的な開幕となる1分ピッチ。
3日間で生み出すビジネスの種となるアイデアを、1分間に想いも込めて発表しました!

気になるピッチをインタビュー形式で深掘り。

1分では足りない想いを伝えたり、自分にはないアイデアに感嘆したり、パートナー探しに勤しんだりと、先ほどまでとは違った熱気に包まれる会場。
そうして4つのチームが結成されました。

solver
人生
食糧基盤
蟷螂(かまきり)

チーム編成で初日は終了。
明日からは本格的なビジネスアイデアづくりのスタートです!

Day2

9時30分の開場と同時に参加者が集い2日目がスタート。
2日目のファシリテーション後は、初日に結成したチームに分かれアイデアづくりに取り組みます。

個人スポンサーの立命館大学の黒川教授も立場と世代を超えて交流してくださいました。

午後からは長浜出身の起業家によるコーチング。

■コーチ(敬称略)
漣 優起(さざなみ ゆうき)株式会社Bcode 取締役
平井 裕章(ひらい ひろあき) SoFun株式会社 取締役
柴田 誠一(しばた せいいち)株式会社プリムスクリエイティブ 代表取締役・ITコーディネーター

実践経験に裏打ちされたコーチングに、どのチームも真剣な眼差しで耳を傾けます。前のめりになるあまりに、コーチ以外が思わず起立してしまうチームも!当然ながらすべてが思うように進むことはなく、的確過ぎるコーチングに、方向転換を余儀なくされるチームも出てきました。しかし、そこはU25、若さあふれる力で苦しい時間帯も悲壮感を吹き飛ばします。

Day3

そして迎えた最終日。チームの個性が出る時間帯。張り詰めた空気のチーム、熱のこもった議論を展開するチーム、ややもすると諦めているかのように見えるチーム。三者三様の取組み方でも、ピッチの時間は変わりません。

ため込み過ぎて爆発しそうなエネルギーをふっと緩めたのは最後の昼食でした。
地産地消の美味しいカレーを食べてラストスパート。

いよいよ最終ピッチの時です。

■ジャッジ(敬称略)
岩嵜 博論(いわさき ひろのり)武蔵野美術大学 クリエイティブイノベーション学科教授/ビジネスデザイナー
福田 裕一(ふくだ ひろかず)株式会社リュウズ 取締役代表取締役社長/CEO 兼 大手IT企業 新規事業推進部長
宮本 麻里(みやもと まり)合同会社LOCO 代表

和やかな雰囲気から一転、各チームの熱のこもったプレゼンにジャッジの皆さんの目も真剣になります。

結果発表

そして栄えある第2回StartupWeekend 長浜の優勝チームは・・・
ドゥルルルルルルルル(ドラムロール)ジャン!

solver改め「CTT」!!
「最速で内定を掴み取れ!」を合言葉にスタートアップ企業に特化した、人材のマッチングプラットフォームの提案でした。「就活に向けたポートフォリオの簡単作成」の1分ピッチから顧客の深掘りを経て、学生の「ガクチカ」の不足とスタートアップ企業のインターンを介した中長期的な学生との関係構築という、双方の課題を解決するビジネスアイデア。身近な学生がターゲットということもあり、顧客との対話もスムーズで、MVPについてもスマートフォンの画面を紙芝居風に見せることで、学生に不利な技術力を見事にカバーされていました。競合の多い分野ではあるものの、プレゼン終了後に思わずハイタッチするチームの熱意があれば十分にスケール可能で、チャレンジのし甲斐があるプランだとジャッジからも絶賛でした。
チームメンバーのコメントもチームへの感謝と楽しい3日間だったという言葉が相次ぎ、オーガナイザーも思わず胸が熱くなります。

今回は優勝チームのみの発表となりましたが、どのチームもアイデアのユニークさ、地域に寄り添った課題設定、実現可能性の高いビジネスモデルの構築と、審査の分野によっては優勝チームを上回るような非常にレベルの高いものでした。

盛り上がりは最高潮のまま懇親会へ!
ジャッジやチーム、見学者の垣根を越えて、3日間の頑張りを称え合います。ジャッジからフィードバックを得て、早くも今後の予定を調整するメンバーもあり、このつながりがひと時で終わるものではないことが見て取れたことは、何よりも嬉しかったです。
参加された皆さんお疲れさまでした!!

参加者も運営も初めての体験が多かった第2回となるStartupWeekend長浜は無事終了しました。
しかし長浜では、このビジネスアイデアをカタチにするための伴走支援「NAGAHAMA Local Acceleration Program(N-LAP)」の始まりでもあります!
大切なのはここで生まれたパッションを次のアクションにつなげることです。
長浜ではやりたいことが見つかり実現できるコミュニティをこれからも育て、盛り上げていきます!
今後ともよろしくお願いいたします!

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on Twitter