第3回となります、Startup Weekend Niigata in越後湯沢が開催されました!
イベントレポートを写真とともにお送りし、振り返りを致します。
■概要
日時:2023/11/3(金)~11/5(日)
会場:越後湯沢 きら星BASE
参加人数:約17名(うち欠席2名)
ファシリテーター:西村治久
リードオーガナイザー:伊藤綾
オーガイザー:小林紘大・小式澤正美
イベントページ:https://swniigata.doorkeeper.jp/events/162543
DAY 1:ちょっとだけ、よそよそしく始まって
SWでお馴染みの、乾杯から始まる懇親会。
今回は遠方からの参加者が半数以上だったことから、遅れての参加者も多くありました。当日に欠席もあり、9名からの静かなスタートとなりました。懇親会のメニューは、リードオーガナイザー特性のルーローハンと、十日町松代の名産・妻有ビールの生樽クラフトビール!
最初にファシリテーターのハルさんから、StartupWeekendの説明がなされた後に、1分間のアイデアピッチを行います。自分で「こんなことをやりたい」という発表をするメンバーもいれば、自分の得意やできることをピッチして仲間集めをしたい方へのPRをする方も。
まずは3名の仲間を集めないといけません。2日目から参加される方もいたので、チームを兼務される参加者も、もちろんありです!
結果、1日目は以下の3チームにまとまりました。
1.サウナ×一棟貸しの宿「Heat Up!」
当初は「宿を越える宿」を提案していた方と、整いの時間で対話を生む「哲学サウナ」の発案者とで分かれていたのですが、事業の親和性や話し合いを重ねた結果、一緒のチームでやることとなりました。
2.唐辛子農家が商品化をする「チリホリック」
早々に、前回のSWにも参加されたプロデューサーの方から、チームリーダーへ「一緒にやりませんか?」と熱いアプローチ。辛いものは世界を救う!農業1年目の唐辛子農家が、夢を与える農家になれるのか?!
3.一緒に暮らしている無職の青年と暮らし続けたい「ニート」
まずは近くに座っている方から巻き込んで、一緒になりませんか?と誘います。
まだまだみんなの表情も固く、よそよそしく始まった様子がうかがえます。
いつものSWだと1日目の夜から夜なべして議論が始まるんですが、今回は非常にあっさりしていて21時にすんなりと解散。果たしてこれで、プランができるのか?
DAY2:波乱の幕開け、チーム分裂の兆し
ファシリテーターから、改めて審査基準を伝えられ、検証作業やMVPを作ることの重要性を学びます。
サウナチームは検証と言って早速外に飛び出して行きました。
チームチリホリックは商品開発に早速取り組みます。
チームニートはどうやら、対象者へのヒアリングをしに、三条市まで。
チームニートが戻ってこない状態ではありましたが、午後からはコーチングタイム!(敬称略)
#本保 輝紀
#伊藤 綾
#小林 紘大
3名の「起業のちょっと先輩」から、顧客目線でのサービス開発に対する指摘がバシバシ飛んできます。
サウナ好きのコーチからは厳し目のフィードバックが。
地場産品の魅力をふるさと納税の商品として伝えるコーチからは、商品化とマーケティングについての厳しい質問が飛んできます。
この日は、18時にはチームチリホリックは営業終了。果たしてこれで間に合うのか?
サウナチームは、越後湯沢駅周辺での街頭インタビューを集めた後、MVPとしてサウナで語る体験をするデモイベントを夕方から実施。終了後に会場に戻ってきて、方向性についての議論を進めていました。
21時過ぎに、三条市から戻ってきたチームニートはここで初めてのコーチングタイム。居酒屋で本保コーチと伊藤コーチにフルボッコにされて不穏な空気が流れています。
23時。会場にコーチが戻ると、サウナチームがまだ議論中。宿泊と、サウナが一緒になったことで、ぼやけてしまっていないかという意見から、同じ船で進んでいていいの?とコーチから悪魔の声が。結論は「それでも、このメンバーで一緒にやる方向性で行きたい!」熱い想いで進んでいきます。
24時。チームニートのメンバーが、1人戻ってきて「チームを抜けてきました」。いいねぇ、これぞSW in 越後湯沢。起業家として大事なことは仲間集め。思いが一致する人と同じ船に乗らないと、進んでいきません。違和感を持ったまま過ごしても、いいことはありませんからね。
SWに参加すると、そのような大事なことを身をもって学ぶことができるところもいいところです。
これが本当に起業してからだと、さまざまな契約関係や金銭も発生したりもするので大変です。
DAY3:思いを形にするには、痛みも必要
3日目の午前中は不穏な空気から始まりました。
チーム「ニート」の提案がまとまらない。チームリーダーが「どうしたらいいか、何かアイデアがありますか?」と訴えて、その後にチームの中で検討会議を重ねた結果・・・
昼を過ぎてから1チームが解散。テックチェックまで残りはあと2時間。解散チームがメンバーを探し直し、プラス新チームが1つできるというアクシデントもありました。
ですが無事に全員で最後まで辿り着きました。
審査員はこちらの3名!
地元・南魚沼からは、審査委員長の島田さん(写真中央)。なんと奥様が、前回の優勝チームのリーダー。
4月の新潟市で開催されたSWでも審査員を務めてくださった、遠山さん(写真左)と大塩さん(写真右)も新潟市から遠路はるばる駆けつけてくださいました!普段地域にいては出会えない人をお招きできるのも、SWならでは。
さて困難を乗り越えて、発表まで走り切ったのは4チーム!
チーム【Heat UP!】
サウナが大好きな4人組。MVPとして、期間中にサウナイベント開催。周囲を気にせず、家族みんなで楽しめる広くてぬるいサウナを提案。ソリューションとして、サウナ併設の一棟貸しの宿提案。
チーム【メタバースサンジョウ】
メタバース横須賀を参考に、三条市をメタバース化していく提案。実際に三条に訪れたい人を誘致を狙い、参加型コンテンツをVRやARをつかった新しい体験なども続々提案。
チーム【チリホリック】
私の体は唐辛子でできるリーダーのピッチ。審査員にも実食がありインパクト抜群。日々の食生活に唐辛子の絡みを加え、暮らしを豊かにする提案。
チーム【Safe for NEET】
ニートを救うゲストハウスの提案。空き家ニートに入居しているひとりを救うために、立ち上がり、その思いにファシリテーターのハルさんがスライドをつくり大応援!全国で74万にるといわれているニートを救うモデルとなるか!?
優勝:チーム「チリホリック」
審査員長の島田さんから、優勝の発表。
評価ポイントは「耕作放棄地等を地域資源化して、実際に商品開発までいきつき、次の販売先まで見つけてきたところ」。3日目は長岡市まで行って、出店と12月からの量り売り販売の開始を取り付けてきたそうです。
チームリーダーの土田さんも、一緒に3日間走ってくれた仲間たちへの謝辞を延べ、1人で起業をするのではなく多くの人を巻き込んでやることの大事さを実感したようでした。
発表が終わったら、いよいよお楽しみの懇親会。今回は、南魚沼市のグリルアンドワイン「じゅー」さんのオードブルを発注しました。図らずも、チリホリックが試作したホットソースと肉が合う!
ファイナルピッチと懇親会は、参加者ではなくても来場することができます。
今回は、毎回SWを楽しみに見にきてくれている地元のご夫婦、地域おこし協力隊のメンバー、地元議員さんがご参加いただきました。参加された方の感想としては「若いみなさんが、自分のやりたいことだけではなく課題を解決するためのアイディアを出していることに刺激を受けた。知れてよかったし、参加してよかった。」という声をいただきました。もっと気軽に、手軽に参加してSWに触れていただく機会を作っていけるように改善していきたいと思います。
参加されたみなさん、本当にお疲れ様でした!
ここが通過点としてますますのアクションを期待しています!
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