集え!全国から和歌山へ!StartupWeekend和歌山より熱気溢れる様子をお届けします!

■概要

日時:2025/09/26(金)~09/28(日)
会場:Key Site
参加人数:20名
ファシリテーター:中本卓利(たくとさん)
オーガナイザー:岡京子(おかさん)・朝倉結香子(こってぃ)・山田歩(あゆみさん)・吉田圭吾(よっしー)New✨

【Day1】

StartupWeekend和歌山第5回開催を目前に、ピンクのくじらを纏った運営チームは一足先に会場へと向かいます。今回新たに、和歌山県庁より吉田圭吾氏(よっしー)がオーガナイザーとして加わり運営メンバーは5名体制となりました。

会場は、紀陽銀行 × ATOMica × HIRAC FUNDプレゼンツ、和歌山県発のスタートアップ支援拠点「Key Site」。紀陽銀行の支店として運営されていた建物を改装し、和歌山駅から徒歩8分の立地に今年の3月にオープンしたばかり。木を基調とした内装のほか、螺旋階段や2階までの吹き抜け構造など、開放感のある洗練された空間にわくわくが止まりません!

受付時間となり、東京、高知、長野など日本全国から続々と集まる参加者。毎度恒例、美味しいピザを囲みながら懇親会にて交流を終え、いよいよStartup Weekend和歌山の開幕です!ファシリテーターであるたくとさんの開幕宣言を合図にボルテージが一気に上がります。果たして、崖から突き落とされた参加者一行は、3日間の間に見事飛行機を組みあげることはできるのでしょうか。まずは全体説明、開催に当たって企業スポンサー様、及び会場スポンサー様ご挨拶いただきました!

参加者の皆様はテーブルごとに分かれて自己紹介を終えた後、二つのキーワードを組み合わせて斬新なアイデアを作るアイスブレイク「ハーフベイクド」を行いました。 『金庫×花』や『銀歯×重力』など見たこともないアイデアで会場は大いに盛り上がり!

お次はいよいよ1日目のメインイベント1分間ピッチ! その場で閃いた、あるいは前からずっと悩んでいた、思い思いのアイデアを一人一人が一分間で伝えていきます。和歌山の空きスペースを都会に貸し出したい! 和歌山にチアリーディングチームを作りたい! 会社にバレずにAIに仕事を丸投げしたい! 小学生の画期的な商品アイデアを3Dプリンターで商品化して販売したい! といった様々なアイデアが披露されていきます。 

 A4用紙にカラフルなマジックで描かれた15のアイデアは、どれも素晴らしいものばかりでした!

投票によって選ばれた5つのアイデアの発起人は共にスタートアップを始める仲間集めをスタート!

合計4チームが誕生しました。チームメンバーと連絡先を交換し、明日に向けて各自帰路に着きます。

【Day2】

2日目のメインイベントはコーチング! 1日目に出来上がったアイデアを元に、チームで話し合い・アクションを重ねるものの、中々に事業の起点は掴み辛いもの。そこで事業立ち上げ経験を持つコーチの皆様にアドバイスをいただきます。昼食は、目を見張るほど大きく口を開けて食べる様子から名付けられた南紀・新宮名物『めはり寿司』の生みの親である総本家めはりやのお弁当!

いよいよコーチングが始まります、なぜその事業をやりたいと思ったの? 課題に対してお金を払うほど悩んでいる人はいるの? 個人事業主としてやればいいんじゃないの? 課題に対しての解決策は合っている?と鋭い質問が参加者に向けられます。コーチングが進むにつれて、各チームが自分のアイデアをよりよくしていくための気づきを得ていきます。中にはコーチングを抜け出しアイデアの練り直しや市場調査に向かうチームも。

<コーチの皆様 左から(敬称略)>
・(株式会社エトレ 代表取締役 居垣佐知)
・(株式会社はまさと 代表取社長 南村真衣)
・(株式会社ヤタガラスプロジェクツ 代表取締役 池田大志)
・(株式会社きのくに未来ビジネスセンター 代表取締役 岡京子)→参加者へ参戦中!

そしてなんと!当日飛び入りで、株式会社データプール高幣様にもコーチ頂けることに!

コーチング終了後、いただいた沢山の意見に頭はパンク状態。さらにファシリテーターである中本氏からの追い込みも加わり、ほとんどのチームが目指すべき方向性を考え直すことになりました。

夕食は、地元産の「熊野牛」や「熊野ポーク」を使用したメニューを提供する「肉料理ダイニング くまの」のお弁当。消費したエネルギーを回復する為、口いっぱいにハンバーグや豚のみそやきを運びます。

なお、参加者は飛行機の部品と共に地面に向かって一直線。明日の発表に向けて、改めて自分たちの課題を深掘りし、検討を行い夜は更けていきました。日を跨いだ時点で白紙になったチームもあり、各々宿泊者のいるホテルのロビーや隣の部屋からシャウトの漏れるカラオケボックスでの作業が続きます。泊まる予定じゃなかったので、、と車中泊やカプセルホテルでの宿泊者が続出する結果となりました。

【Day3】

いよいよ最後日! 追い込まれた参加者は、地面へ激突するまでのカウントダウンがどんどんと進む中、疲れと眠気に負けず朝から顧客調査とプレゼンの制作を進めます。

会場には関係者の皆様が続々と集まり始める中、30年以上の経験を持つ店主が手掛けるハードブレッド専門店『ニルヴァーナ』にて大量にパンを買い込むべく運営は11時開店のパン屋に駆け込みます。11時5分頃に到着するも、店内は既にパンを買い求める人で大賑わい。

最終ピッチが始まる3時が迫ります。参加者はパンを片手にいよいよ大詰め!ここまでくれば、自分たちのアイデアを信じて突き進むのみ!さあ、三日間の集大成!会場のボルテージは最高潮です。

<ピッチ大会の発表>
1.イイワケ:世界に最高の現実逃避を届けるサービス
2.チアーズ:アイドルチアリーディングチームを作る
3.プロトタイピングパーク:新しい能動型のこどもロボット教室
4.地元愛:地元の農業体験コンテンツを子が学べる場としてパッケージ化

5.仙石恭子氏:『うつほの杜学園』

4チームの激闘に加えてなんと!スポンサー特典を活用して『うつほの杜学園』について仙石恭子氏より追加ピッチ頂くこととなりました!審査を行う審査員(ジャッジ)には、4名とコーチにてご参加頂く予定であった鳴海禎造氏にお越しいただきました。全員に今回は、全員にフィードバックを頂く形式で進めます。

<コーチの皆様 左奥から(敬称略)>
・(株式会社OK Junction 代表取締役 漆畑 慶将)
・(glafit株式会社 代表取締役CEO 鳴海 禎造)
・(HIRAC FUND/Partner 岡田 康司)
・(NANKAI NEXT Ventures株式会社 投資部部長 粉川 純一)
・(学校法人うつほの杜学園 理事長兼学園長 仙石恭子)

【結果発表】

優勝チームは「プロトタイピングパーク」!
新しい自律型のこどもロボット教室。チームのポテンシャル、そして今後伸びていく市場である点からも「可能性を感じる!」と高評価でした。会場を飛び出して仮説検証を回していたこと、教育現場でまだ満たされていないニーズを発見していたことを踏まえ、圧倒的な評価に!(※メンバーのお一人は別件でこの時間はご不在でした)

2位は「地元愛」!
地元の農業体験コンテンツを、子どもが学べる場としてパッケージ化。チームメンバーの持てるリソースから始まったため、半ばプロダクトアウト的ではあったものの、実際に課題に接続することができており、かつ実行可能性も高い。さらに横展開によって成長する余地もあることから、高い評価となりました。

上位2組には、会場スポンサー様より、「KeySite 3年間無料券」がプレゼントされました!何とも羨ましいですね!!

結果発表のあとは、タイ料理のパッポンカリーやトムヤンクンを囲みながら、オブザーバー・スポンサー・ジャッジ・コーチの皆様との懇親会!3日間を共に駆け抜けた仲間たち、そしてライバル同士の交流にも花が咲きました。参加者の方からは、「この三日間は、ただ勉強すればいい受験生時代よりもたくさん頭を使い、悩み苦しみましたが、仲間の大切さに気付かされ、本当に良い機会になりました!」といった嬉しい感想が。また、コーチの方からも、「初心に帰るような体験をさせていただき、大変学びがありました!」との嬉しいお声を頂きました。早速、次回開催も決定!これからの展開がますます楽しみです。

 

たくさんの参加者の夢、希望、勇気、情熱を乗せた飛行機は、空高く打ち上がり、StartupWeekend和歌山は無事、閉幕しました。しかし、継続的なコミュニティとして活動していくためには、スポンサー様、地元のコーチ・ジャッジの皆様だけでなく、運営を主体的に担うオーガナイザーの存在が欠かせません。一度でもStartup Weekendに参加したことのある方であれば、どなたでもオーガナイザーになることができます。たとえ学生であったとしても。

今回の参加者の中で、「次回以降のStartupWeekend和歌山の運営、やってみたい!」という方がいれば、ぜひFacebookなどを通じてファシリテーター、または今回のオーガナイザーにご連絡ください。明日の世界は、自分の意思でつくる。その一歩を踏み出す、視座の高い皆様のご応募をお待ちしております!オーガナイザー、とっても楽しいですよ!

(END)
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