こんにちは!
Startup Tokyo Marineです。
8/30-9/1に、海の課題を解決する Startup Weekend Tokyo Marineを開催致します。
そのプレイベントを、8/12-13にかけて、沼津市戸田(へだ)で泊まりがけで開催しました。
今回、本イベントは東京で開催させていただきますが、静岡県内のオーガナイザーにも多数ご協力をいただいていることもあり、海を実際に見ながらの実地型で開催してみました。
1泊2日の、しかも遠方で開催のプレイベントにもかかわらず7人もの方にお集まりいただきました!
戸田という場所を選んだのは、以下の理由です。
- 海水浴ができる
- 観光地である
- 漁業が盛ん、漁協がある
- 近代洋式造船技術の先駆けとなる場所である
- 人口減少などの課題を抱えている
- 市も関わっているおしゃれなゲストハウスができ、泊まってみたかった
戸田漁協で、漁業の課題探し
最初に、戸田漁協を見学させていただき、戸田の漁業のことを教えていただきました。
戸田は漁業の町。遠洋漁業で気仙沼での水揚げ量が多いそうです。
燃料タンク。遠洋漁業の船には、これの右側のタンクいっぱい燃料を積むそうです。
自動の製氷機。下の階まで一気に氷を届けます!
マイナス30度の冷蔵庫まで入らせていただきました。マイナス15度で女子は断念…。
地域おこし協力隊の方が作っている深海魚博物館「ヘダトロール」を見学、深海魚の水槽を見学したり
また、伊勢海老やタカアシガニなどがいるいけすも見学させていただきました。
遠方からのメンバーが多く、戸田のことにもみんな興味津々。
一般社団法人チャンクス様、沼津市地域おこし協力隊の皆様、有難うございました!
戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館
戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館には、1つの建物に船・深海魚の両方の博物館が入っています。
昔の漁業の展示には、みんな懐かしがり。
一昨年リニューアルオープンをした深海博物館では、様々な魚の展示に興味を示していました。
そして、すぐ裏にある御浜海水浴場に泳ぎに行きました。
台風が近づいていましたが、周囲を囲われた湾内にあるため、影響はほとんどありません。
富士山もとても綺麗に見えました、
泳がないチームは、諸口神社の存在を知り、参拝に出かけていました。インスタ映えスポットですよ!
Tagore Hostelで、戸田グルメをいただきながら、ワークを実施!
夜には、1月にできたばかりのTagore Hostel – タゴールホステルで、海の課題を解決するワークを実施。海の課題を洗い出し、その中から、テーマを決めて、どうすれば解決できるかを、みんなで考えていきました。
1. 課題の洗い出し(10分間)
・海に行く人・マリンレジャー人口の減少
→マリンレジャーへのハードルの高さ(値段、一緒にやる友達がいないなど)
→海への交通手段が少ない場合が多い(車必須だと行きにくい)
・地球温暖化:氷河が溶けている地域の多さ
・生態系破壊:サンゴ礁破壊、観光による破壊
・海洋ゴミ問題
→海洋プラスチック問題
→海への不法投棄
→水質汚濁
・海洋資源減少
→乱獲による様々な魚の減少
→水産資源の管理必須
→適正な漁獲量を見定めて、守らせる
→養殖の持続可能性(稚魚は本当に人工のもの?)
・利害関係
→遠洋漁業の場合、船のある場所と、水揚げする場所が異なる場合が往々にしてあり、利益が出るほうに水揚げするが、船がある地域のためになるのかならないのか?
・漁業について
→危険
→新規参入のハードルの高さ
→今の人は組合員にならない
→高齢化
→漁協の老朽化
→漁協の合併
・海洋資源開発を日本で(レアアースなど)
・魚離れ
→魚を食べる人が少ない
→世界中では増えており、不足
→魚をさばけない人が増えた
・海開発やレジャーを考える上で、陸や川との連携が必要
・海は大きすぎる
→国境問題
・海はすべてのものとつながっている
2.解決方法
2人1組ぐらいでテーマを決め、その解決方法を出していきました。(10分間)
1)海洋ゴミ問題
・コンビニ袋を有料に
・ポイ捨ては罰金を設ける
・河口付近にゴミフィルターをつける
・魚をとる「漁師」にならい、海のプラスチックをとる「プラ師」を作る
・使い捨てストローを作らない。マイストローを!
・スタバなどコーヒー屋のカップもマイタンブラー推奨
・海の清掃をすると、表彰や、学校の単位にするなど
・自然にもどるプラスチックをもっと活用
・Boat PartyでFund raiser
→ヨットをオークションにかけて、その資金で海洋保護に役立てるなど
・タピオカのカップ大量廃棄問題→マイボトル義務付け!
2)マリンレジャー
・子どものときにいかにマリンレジャーを体験できるかが大切
・感動体験が大切、そういった場所を増やす
・マリンレジャー体験のハードルを下げる(値段、心理的→友達と一緒じゃないと行きにくいなど)
・マリンレジャーは備品も高価。中古品流通市場も作る
・限定海人
・ビーチで仕事ができる環境
→漁港にシェアハウスがあったら面白い!
→TinyStandにWi-Fiがあれば!
→御浜海水浴場ではWi-Fiが通っっていたので仕事をしたメンバーも(^^;
・戸田全体をリゾートにする「戸田パーク」
3)地域活性化
・知名度をあげる→CMに出る、有名な名産品を作る、大都市でプロモーション
・差別化をはかる
・若者をよびこむ
・地域間連携をもっとしたほうが良いのでは。戸田の場合は、西伊豆ひとくくりで良いのでは。地域だけの問題ではない
・イメージ戦略で植え付ける(バリ島や軽井沢みたいな):「富士山が見えるところでのんびり」など。
4)乱獲防止
・まずはもっと現状把握を!
→エリア全体の魚の量
→この魚がどのような環境がベストか
→海はどのような成分になっているか
・そうすれば、変化があっても原因を特定しやすい
→桜えびの減少はどんな理由?
・この情報を、全ての漁業関係者に共有させる
・人工魚肉
・サステナブルシーフード:レストランとの提携
・陸上養殖:たとえば廃校になった学校を活用し、魚の養殖・生産
たくさんのアイデアが出ましたね!
お食事も楽しみました!
戸田名産の柑橘類「戸田橘」を使ったフードやドリンクが参加者に大好評!
戸田橘のフレンチトースト
戸田橘のクリームチーズと、カクテル
西伊豆名産「しおかつお」のお茶漬けも最高でした!
2日目は朝から海水浴!
2日目は6時前から海水浴と諸口神社の参拝。
朝は雨が降っていたものの、朝陽に向かって泳げて虹まで見えるおまけ付きでした。
シュノーケリングされた方曰く、たくさんのお魚が見れたそうです!
戸田の海は透明度が高いだけに、海に沈むゴミが気になって、気がついたらゴミ拾いを始めてました(^^;;
なんと缶やお酒の瓶まで!
海中ゴミ拾いは、またやりたいです。
アクティビティプランにしても売れると思います!
戸田塩づくりの見学
戸田塩の工場を見学しました。
海水を薪の火だけでコトコト煮詰めて作る塩は栄養分たっぷりの貴重な塩です。
美味しい塩を作るため、薪にもこだわっています!
記念撮影、ハイチーズ!
帰りは海を見ながらのルートで沼津駅へ。
展望台からの戸田も楽しみました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!
本番への参加も大歓迎です!
8/30-9/1に海の課題を解決する Startup Weekend Tokyo Marineでは、3日間でビジネスプランまで作っていきます。
ビジネスプランを作る初心者でも大丈夫!
チームを組んでビジネスプランを作っていきますので、現状を良くしたい!という思いがあれば、メンバーのみんなが助けてくれます。
ぜひ海好きなみなさんのご参加をお待ちしております。
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