新潟県コミュニティはおかげさまで今年(2020年)で7周年。メンバーは400名を超えました。

その7周年での新しいチャレンジとして始めた最大10名限定の少人数制イベント、その名も『mini版』のvol.3が開催されました。

定員オーバーとなった記念すべきmini vol.1mini vol.2につづき、今回も1週間足らずの告知期間にもかかわらず満員御礼!

しかもコロナ禍に対応すべく企画された初のオンライン開催で、なおかつ女性限定という、挑戦的な実験場となりました。

なお、イベント概要はこちらをご覧ください。

【1日目】

参加者たちをあらかじめ専用のチャットルーム(Facebookメッセンジャーグループ)に招待しておき、数日前から案内を流していました。

そして迎えた当日の本部は、ファシリテーターが設立した「ギルドハウス十日町」。そこに高感度マイクやセカンドモニタを設置し、参加者たちをビデオ会議に集め、初日の懇親会がスタート!

新潟県のみならず(離島の佐渡からも!)、長野県、山梨県、西日本、さらにはなんと海外のニュージーランドからも参加者が!

まさにオンラインならでは、ですね。

それぞれの属性においても、フリーのイラストレーターやライター、休校中の高校教員や大学生、一時休業中のゲストハウス運営者といった多様な面々が参加。

コロナ禍で課題を実感している参加者たちが集結しました。

そして参加者たちの情熱そのままに全員が1分間ピッチ!

話し合いや投票を経て3チームが結成されました。

【2日目】

3チームによる本格的な作業がスタート。

チームごとに用意されたメッセンジャーグループ内で、チームメンバーがオンラインミーティングを重ねました。

参加者のほとんどが慣れないオンラインでの遠隔作業。そこでの議論(仮説設定)やバリデーションにかなり苦戦したようです。

また、コーチ巡回もオンラインで行われました。各チームのメッセンジャーグループにコーチを招待し、ビデオ会議形式で1チームあたり15分間ずつのコーチングを実施。

コーチから受けたアドバイスをフィードバックしながら、オンラインでのチーム作業が続きました。

【3日目】

いよいよ3日目、最終日。

どうやらほとんど寝ていない参加者もいたようです。ビジネスモデルの着地点がなかなか見えず、迷走するチームばかり。

リハーサルとなるテックチェックもままならず、最終ピッチに向けてバリデーションや軌道修正、さらにはMVPの再定義が土壇場まで行われました。

そして迎えた最終ピッチ。

2名の審査員を迎え、オンラインでの見学者もいるなか、3チームのギリギリまで試行錯誤してきたプランが発表されていきました。

そして優勝したのは
チーム『machimama』!!

チームリーダーの知人である、たったひとりの新米ママのために漫画喫茶を作ろうというプロジェクト。その想いやハッキリとしたターゲット、なおかつ地域初のユニークな業態という優位性が評価されました。

小さく出来ることから始めていくという気概も感じられ、これからの展開が楽しみです。

惜しくも優勝を逃しましたが、下記のチームたちも大健闘!今後の活躍が期待できる内容ばかりでした。

・チーム『Tokamachi base
新潟県の十日町市という中山間地で若者向けのスタディーツアーを企画。それによって地元愛をはぐくみ、近い将来にはお店の開業などいろんなことに挑戦していってほしい!そしてその際のコンサルティングまでカバーしていくという壮大なプラン。

・チーム『Port for Youth
起業家精神あふれる社会人とコロナ禍で困っている学生をつなぐオンライン拠点を構築。社会人が利用料を支払い、学生に支援金が渡るという逆張りの発想が評価されました。さらに今回の3日間で高校生コミュニティを作り、すでに自走させた実績も生まれました。

【アフターパーティー】

全3チームとも慣れないオンライン作業にもかかわらず、限られた時間でよくもここまで形にしていったなと思います。

それだけに得られた学びと仲間は大きい!

 

新潟県ではこれまで20~50名という規模の通常イベントを12回ほど開催してきましたが、たった10名の少人数制イベントのmini版でもStartup Weekendのコミュニティ活性化につながる良い成果が得られています。

しかもmini版の準備期間は1ヶ月どころか実質的に1週間程度。次回も1か月後に予定するなど、どんどん回転よく動かしていきます。また、通常イベントでは難しいようなニッチなテーマ設定も可能です。

現在のところ新潟県内では越後湯沢、長岡市、南魚沼市、魚沼市、そして佐渡島で準備中となっています。さらに当コミュニティから派生した群馬県みなかみ町や長野県の栄村・上田市でも開催検討中です。

正直に言ってコロナ禍で開催実現に不安はありますが、今回のオンラインでの経験を確実に次へつなげていく!

新潟県コミュニティの挑戦と展開にご期待ください。

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