2017年3月3(金)から5日(日)にかけて、Startup Weekend 和歌山をGuesthouse RICOにて開催いたしました。
Day 1
ぶらくり丁近くにある「Guesthouse RICO(ユタカビル)」が会場。
18 時より受付開始、続々と参加者が会場入りし、まず、地元企業のお弁当の杏亭様のオードブルを囲みながらオープニングパーティーを行い、参加者同士の親交を深めた。オープニングパーティーのあとは、ファシリテーターナカモトによってオープニングセレモニーが開始された。
その後、ほどなくして、ミニゲーム「Half Baked」が始まった。
そして、いよいよ各参加者が考えたビジネスアイデアを1分間のピッチで披露。参加者 18名中17名によってピッチが行われた。地域の産品を利用するサービスや、交通費を節約し和歌山から東京に旅行できるサービス、会社を越えて若手社会人と中堅社会人がつながるサービスなどの自然とワクワクしてしまうサービスが披露された。
そこから参加者の投票により 4個のアイディアに絞られ、3チームが結成された。
Day 2
9 時から昨夜の熱も冷めやらぬ中、スタート。1チームが急きょビジネスアイデアを変更。会社を越えて若手社会人とベテラン社会人がつながるサービスから、プラモデルをテーマにしたカフェへと180度転換。2日目、劇的なスタートを切られた。
10時から、ファシリテーターナカモトさんによるリーンスタートアップに関するレクチャーが行われ、その後地元和歌山で活躍するコーチの紹介がなされた。
午前中はチームでビジネスモデルについてのブレストが行われた。MVPの思考錯誤、アンケート場所や方法について議論された。
午後、インタビューやアンケートに出向くチームが現れた。夜にはお弁当の杏亭さんが提供してくれたとっておきの葡萄肉のステーキがふるまわれ、参加者の疲労がねぎらった。
ファシリテーターのナカモトからは「今が疲労してきてテンションがどん底の参加者もいるが、明日になれば必ず上がる」という話があった。この時点で、うまくアイデアがまとまっていたチームもあれば、反対にアイデアがまとまらず、夜遅くまで喧々諤々議論するチームも見られ、まだまだ寒い3月上旬であるにもかかわらず、閉め切られた会場は熱気で包まれた。
Day 3
泣いても笑っても最終日。
3日目、早朝からチーム全員で関西国際空港にインタビューに出向ったチームもあった。また、そのほかのチームも最後まであきらめず、類似のサービスを提供する会社へインタビューに出向き、検証を続けていた。
午後から、各チームともプレゼンの準備に入った。プレゼン資料が完成し、ピッチを練習するチームから、プレゼン資料を作りながらアイデアをブラッシュアップしているチームもあった。2日目の夜には、アイデアがまとまらず、疲労もたまりテンションが下がっていたチームも、プレゼンに向け、元気を取り戻していた。
午後5時、最終プレゼンを開始。最終プレゼンを見ようと見学者が10名来場した。審査員やコーチ、記者などを含めると31名程のオーディエンスが集まった。審査員の樋尻勝利様、石橋幸四郎様、豊田英三様の紹介が行われた後、各チームのプレゼンが始まった。
□ Forest Gunpraチーム
ガンプラカフェ・・・その名のとおり、カフェとガンダムプラモデルを組み合わせた。プラモデルを作る、完成品を飾る、売買できる場所の提供を通して、人が交流する場を作るカフェを提案。
□ Deep Travel
地元情報チャットマッチング・・・旅行をDeepにしたいなら、地元の人から地域の情報を得るのが一番。そこで、旅行先のDeepな情報を提供するチャットを提案。旅行中の待ち時間にチャット形式で手軽に地元の人から情報を得ることができる。
□ Wakayama Promoters
梅酢商品化・・・和歌山では「梅酢」が大量廃棄されてしまうことに着目した商品展開を提案。梅酢がもつ美容効果や冷え性対策効果などを活かして、女性をターゲットにして会員制で販売する提案を行った。
■優勝は
審査員の協議の結果、優勝は「Forest Gunpraチーム」。
初日の夜、彼らは別のビジネスモデルで仲間になったが、翌朝、チームメイト全員がガンダム好きだとわかり、ガンプラカフェにビジネスモデルを大転換。スロースタートだったが、そこから好きが高じて話がどんどん進み、最後まで作りあげることができた。需要予測について、某プラモデル雑誌の発行部数から逆算したことなども、審査員の評価につながった。
最後に、協力いただいたスポンサー、コーチ、ジャッジ、参加者、ほか様々な形でご支援してくださった方々に対して、心よりお礼を申し上げます。
Comments are closed.