2023年8月25日(金)~8月27日(日)に、静岡県静岡市で第5回 Startup Weekend静岡(SW静岡5th)を開催いたしました!
開催を重ねるたびに盛り上がっていく静岡市のSWコミュニティ。
今回は過去最多のスポンサー様にご協賛いただき、プロの撮影・配信チームにも入っていただくなど、今までにない規模での開催となりました!
静岡市から生まれたその熱狂を、オーガナイザーチームからそのままお届けいたします。
(レポート執筆担当:SW静岡5thオーガナイザー 今村葵)
開催概要
日時:2023年8月25日(金)~2023年8月27日(日)
会場:静鉄のコワーキングスペース/シェアオフィス =ODEN
参加人数:約30名
(※以下敬称略)
ファシリテーター:上原 和也
リードオーガナイザー:髙地 耕平
オーガナイザー:今村 葵、岩田 浩幸、大橋 美咲、大村 光一郎、影山 舞、川端 彩加、久保田 恭一、桑木野 達哉、坂田 虎治郎、佐藤 真仁、杉浦 元紀、高橋 舞衣、松原 佑樹、望月 成展(五十音順)
リードスポンサー:EXPACT株式会社 様
シルバースポンサー(※Doorkeeper掲載順):株式会社エフ・シー・シー様、株式会社あいネットサービス様、セブンセンス税理士法人様
ブロンズスポンサー:(※Doorkeeper掲載順)一般社団法人ベンチャー投資育成研究会様、STARTUP LOG様、FUNDL VENTURES様、ヨシコン株式会社様、株式会社ゼロワンブースター様、弁護士ドットコム株式会社様、一般社団法人PlusONE様、静清信用金庫様、フジ物産株式会社様、株式会社Wewill様、静岡銀行様、株式会社リンク・アンビション様
≪後援≫静岡市 様
≪日本全国・通年スポンサー≫弥生株式会社 様
≪会場スポンサー≫静岡鉄道 様
Day1_8/25(金)
開場&懇親会
今回も静岡鉄道様にご協賛いただき、静鉄のコワーキングスペース&シェアオフィス =ODENを使用させていただきました!新静岡駅&新静岡セノバから=ODENまでは徒歩3分、あっという間に到着できちゃうんです!
今回は全国各地から、高校生~70代までの多様な参加者が集いました!
金曜日の夜会場に到着したら、まずは懇親会から始まるのがStartup Weekend。初対面の人たちもドリンクやフィンガーフード片手に打ち解けていきます。
そして、お気づきの方も多くいらっしゃるかと思いますが…
今回も、3日間のためのおそろいのTシャツを製作し、配布させていただきました。背面にはSWの合言葉「No Talk,All Action」の文字と、今回のリードスポンサーであるEXPACT様のお名前が!
(とてもおしゃれなTシャツで、筆者も開催後に普段使いしたり、小旅行に着て行ったりしています!!!)
開幕挨拶
さて、続々と人が集まり、場が温まってきた…いや、アツくなったところで!!!!!
お待ちかねの!今回のファシリテーター、上原和也さんによる開幕挨拶がありました。
上原さんは2020年7月にSW三島1st(コロナ禍で全世界で初めて開催されたオフラインSW)でSWデビューを果たしてから、東海道エリアを中心に様々なSWに参加したり、運営に携わったりされている方です。関わってきたSWの数はなんと合計20以上!!単純計算で2カ月に1度、どこかのSWにいるというFreakぶりです。
そして6月に三男が誕生したばかりの、三児のパパでもあります!!
SW静岡4thでファシリテーターとしてデビューを果たしてはや半年。その後各地のSWでファシリテーターを務め、パワーアップして静岡へと凱旋を果たしました。
なんと11月には新潟県上越市のSWでもファシリテーターを務めるのだとか!!!
そして、リードスポンサー・EXPACT株式会社の代表取締役/リードオーガナイザーの髙地耕平さんからもご挨拶がありました。
髙地さんは静岡県を拠点に熱い想いでスタートアップ支援に携わっていらっしゃいます!
静岡のStartup Weekendコミュニティの立ち上げ・第1回開催から関わられており、SW静岡が「静岡県内のDEATH VALLEY(意味はご想像ください)」のようだった過去の時代から、SW静岡を支えてこられた方です。
HALF BAKED
さて、ファシリテーションの後は「関係ないワードを2つ組み合わせて即席のビジネスをつくる」HALF BAKEDというゲームで頭の体操です。
キーワードは「福岡」「無人駅」「コーヒー」「かき氷」などなど…
12個のキーワードの中から2つを選んで、「誰の/どんな課題を/こんな解決策で解決する!」という形でビジネスアイデアを考えます。
本来は即席チームをつくってビジネスを考えますが、今回は個人verということで、ひとりでビジネスアイデアを作ってそれを見せ合う形をとりました。
1min Pitch!!
Half Bakedを通じて会場がさらにアツくなったところで、いよいよ実現したいアイデアを1分で話す1分ピッチへ!
今回は参加者全員がピッチすることに。テンションが上がってピッチに飛び入り参加しちゃうオーガナイザーも…!?
やっぱり自分のやりたいこと、好きなことを語っているときの表情って一番輝いてますよね!!
あっという間に全員のピッチが終わり、すべてのアイデアがホワイトボードに張り出されていきます。
…とはいっても、チームを組んで活動するStartup Weekendでは、残念ながらすべてのアイデアが採用されるわけではありません。
ここからは、アイデアを絞り込み、これから一緒に駆け抜けていく仲間を見つけるチームビルディングに入っていきます!
熱い想いを伝えて周りを説得し、仲間に加えていきます。とにかく自分を含めて3人のメンバーを集めることができれば、チーム成立です!
今回は8チームが誕生!!!
その後はチーム内で互いに連絡先を交換し合い、1日目は(いったん)終了!!
さあ、明日からどんな展開が待っているのでしょうか…!!
(とは言ったものの、もちろん1日目から深夜までフル活動していたチームもあり!活発~!!)
Day2_8/26(土)
熱狂の3日間が始まってから、はや12時間強が経過。=ODENがオープンすると、続々と皆さんがやってきました!
土曜も上原さんのファシリテーションからスタートです。
このスライドで上原さんが説明しているのは「とにかく雑に作る手作業型MVPのすすめ」。
(MVP=Minimum Viable Product,価値を提供できる最小限の商品)
「移動手段」を例にとり、「徒歩よりも早く移動できる」という価値を提供する方法を示しています。
無理やり長い時間をかけて車を作ろうとしなくても、まずはスケボーのような簡素な形であれど「早く移動する」という目的が果たされるほうがMVPとしては優れているんです。
この考え方では、最初から車を作ろうとするのではなく、スケボーから少しずつ進化していき、最終的に目指す場所が車であるということですね!
ファシリテーションを通じて、皆さんはプロトタイプづくりの極意をはじめとした様々な武器を得た様子!
14時からのコーチングを前に、掘り起こした課題・解決方法の検証のためにアンケートを作ったり、
さっそく外に飛び出していったり…まさにSWの合言葉である「No Talk,All Action」を体現しています。
コーチングセッション
頭を使い、体も使い、Actionして動き回っていると、時間が経つのも本当にあっという間!
いつの間にか14時、コーチングセッションの時間になりました。このセッションは、起業・新規事業、起業支援、投資家 の各専門分野の方から事業アイデアにアドバイスいただく時間です。
どのチームも、ここまでの成果をコーチに全力でぶつけます!
今回は、以下の方々にコーチとしてお力添えいただきました。
East Ventures フェロー
大柴 貴紀 様
ビタミン株式会社
高梨 大輔 様
ビタミン株式会社
高松 裕美様
エデュケーショナル・デザイン株式会社
脇田真太郎 様
NPO法人わかもののまち
一般社団法人トリナス 代表理事
土肥 潤也様
そして、静岡鉄道株式会社 不動産ソリューション事業部の石川貴之様にも臨時コーチとしてご協力いただきました!
さらに、リードオーガナイザーの髙地さんもスタートアップ支援家として飛び入りコーチング!!
考えていたビジネスアイデアを、コーチングを通じて変えることを決意したチームもあれば、コーチングから新たなヒントを得るチームも!どのチームにとっても、本当に貴重な時間となりました。
コーチの皆様、お忙しい中お力添えいただき誠にありがとうございました!
コーチングを受けてアイデアが白紙に戻っても大丈夫です。全然大丈夫です。本当に大丈夫です。
Startup Weekendでは、事業アイデアがピボットを繰り返すこともよくあります。
それに、コーチングが終わっても最終ピッチまで23時間もあるからです。
とにかく動かないと始まらない!
もちろん最終ピッチまで23時間もある、ともいえますが、同時に23時間しかない、ともいえますから!
ここからは一秒たりとも無駄にせず、アイデアを形にするため走り続けることになります。
夜にオンラインで顧客検証相手を探し、Facebookで見つけ出してZoomインタビューにこぎつけるチーム、オーガナイザーの中から顧客候補を見つけ出すチームなど、「No Rules are the Rules」の言葉通りActionを続けます!
覚悟を決めたアントレプレナーたちは、このあと長い長い夜を過ごすこととなります。
0から1を生み出すときに立ちはだかる「死の谷=DEATH VALLEY」、つまり3日間の中で最も気持ちが落ちる瞬間を乗り越える途方もない冒険です…!!
21時に=ODENがクローズした時点で、最終ピッチまであと18時間。
さあ、ここからどのような展開を迎えるのでしょうか___
Day3_8/27(日)
さて、いよいよ最終日。それぞれの長い長い夜を経てDEATH VALLEYを越えたら、あとはひたすら上がっていくだけです。なぜならやるしかないから。
がっつり腹をくくったアントレプレナーたちの目つきは、疲れ切っているはずなのに昨日よりも輝いています。
6時間後に迫った最終ピッチに向けて、駆け足でビジネスモデルを組み上げ、駆け足でピッチ資料を作り、さらにピッチの準備や練習などの最終調整を行っています。デッドラインに追われながらの作業には緊張感が漂いますが、ここまで来たら止まっている時間などありません。
疲れもたまった状態で駆け抜ける6時間。確かに、普通に考えたら絶対にキツいです。
しかしながら、ここでチームが一体になっていくのがStartup Weekendの醍醐味!
3日間体当たりし続けたことで、アイデアがカタチになる瞬間です。
最終ピッチではどんな景色が見られるのでしょうか!?
FINAL Pitch!!
ついに最終ピッチの時間になりました!!
Actionを重ね、長い長い夜を越えて突っ走った3日間の集大成を見せるときです。
今回は、コワーキングスペースCOBACCOを運営し、静岡動画オンラインサロンAJITOを主催する遠藤 雅士様に依頼させていただき、動画視聴チケットを購入いただいた方向けにピッチの様子を生配信いたしました。また、chaco.works 様にはダイジェスト動画制作・3日間の写真撮影も担当していただきました。
素敵な映像・臨場感が伝わるお写真、本当にありがとうございました!
今回はジャッジとして、以下の4名の方々にお世話になりました。
ヨシコン株式会社 代表取締役社長
吉田尚洋様
株式会社ゼロワンブースターホールディングス 代表取締役 CEO
株式会社ゼロワンブースターキャピタル 代表取締役 CEO
株式会社ゼロワンブースター 代表取締役 会長
鈴木 規文 様
前浜松市長
鈴木康友 様
ハヤテグループ代表
早稲田大学大学院経営管理研究科/早稲田ビジネススクール招聘講師
杉原 行洋 様
ここからは発表順に、各チームのピッチ内容をご紹介いたします!
①カミタイオウ:美容業界向けに、お客様に喜んでもらえて再訪してもらえる「神対応」を教育する
②DAKKAN:「自分ログ」をつけることで精神を回復し、誰もが自分らしく生きられる世界を作る
③はいはく:その会社で働く「ヒーロー」に焦点を当てた動画で採用PR
④もちもちサンプル:親の還暦祝いに思い出のごはんの食品サンプルをオーダーメードで贈れる
⑤エイジレスアライアンス:ビジネスを始めたい学生がスキルを身に着けながらお金を得られるアウトソーシング
⑥ROICONE:「経営者」の利用に特化したマッチングアプリ
⑦お悩み解決カスタマイズ:子供の失敗の原因を親子で一緒に遡りながら考えるアプリ
⑧美しい姫と4人の騎士たち:健康が不安な個人事業主に24h対応の栄養指導を提供するサービス
今回はチーム数の増減はなく、全8チームが最終ピッチを行いました!
3日間のトライ&エラーを経て、ビジネスの内容が大きく変わったチームも多数。仮説どおりにいかなかったこともまた、Actionを積み重ねた証拠です!
結果発表
吉田Prize:ROICONE
杉原Prize:もちもちサンプル
優勝:DAKKAN
鈴木様からは、「多くの市場と対話している先輩起業家やVC、アクセラレーターと対話すると、どういうところにビジネスチャンスがあるかわかる。そういう雰囲気が静岡にもっとできていくと思っていて、ここがそのスタートラインになると思う」というお言葉をいただきました。
お忙しい中お時間を割いていただき、時に厳しい質問や投げかけなどもいただきながら審査していただいたジャッジの皆様、誠にありがとうございました!
After Party
結果発表と、上原さんの締めのファシリテーションが終わった後は…
皆さんお待ちかね、ビールサーバーが入っての懇親会です!!
(筆者は20歳になっていないのでビールは飲めませんでした…笑)
乾杯のあいさつは、鈴木康友前浜松市長に務めていただきました。なんと、昔のソフトバンクの倉庫兼オフィスでの孫正義さんとのエピソードをお話ししていただきました…!!
本当に貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました!
最終ピッチの重圧や、初対面の人と会って話す緊張などがすっかり吹き飛んで、リラックスした表情でピザを囲んでいました!
同じチームで駆け抜けた仲間たちと感謝を伝えあったり、違うチームだった人から新しい学びを得たり…
同じ空間で3日間を駆け抜けてきたからこそ、通じ合うものが生まれるんですよね!
この場の充実感に満ちた空気に触れると、オーガナイザーとしてはやはり「このStartup Weekendというコミュニティを、これからも守っていきたい!」という気持ちにさせてもらえます。
ここから生まれたコミュニティが、新しい創造や発見、ビジネスの種となり、これから様々なステージで芽吹いていくことでしょう!想像しただけでワクワクします…!
おわりに
参加いただいた皆様、コーチ・ジャッジを務めてくださった皆様、そして開催にご協賛いただいた皆様、配信でご覧いただいた皆様、関わってくださったすべての皆様に、改めて厚く御礼申し上げます!
皆様のお力添えのおかげで、大変熱量の高い3日間を作り上げることができました。
また、多くの参加者の方から「次回以降、オーガナイザー(運営)にも興味がある!」とお声がけいただいたことも非常にありがたく思っております。
今後もさらに多くの方々を巻き込んで、地域の起業家コミュニティを盛り上げてまいる所存ですので、これからもどうぞStartup Weekend静岡をよろしくお願い申し上げます!
—————————————————————————————————
【Please Follow us!!】
Startup Weekend静岡では、SNSアカウントで情報発信を行っております。
今後のイベント情報などもそちらで随時告知予定ですので、ぜひフォローをお願いいたします!
Doorkeeper(イベント申し込みページ)
X(Twitter) / Instagram / Facebook / note
Comments are closed.