2024年3月15日(金)~3月17日(日)に、静岡県静岡市で第6回 Startup Weekend静岡(SW静岡6th)を開催いたしました!

開催を重ねるたびに盛り上がっていく静岡市のSWコミュニティ。
今回も多くのスポンサー様にご協賛いただき、プロの撮影・配信チームに入っていただくなど、大変盛り上がりました!

静岡市から生まれたその熱狂を、オーガナイザーチームからそのままお届けいたします。
(レポート執筆担当:SW静岡6thオーガナイザー 一同)

開催概要

日時:2024年3月15日(金)~2024年3月17日(日)
会場:(1日目)静鉄のコワーキングスペース/シェアオフィス =ODEN
   (2日目・3日目)静清信用金庫 草薙研修センター
参加人数:約35名
(※以下敬称略)

ファシリテーター:上原 和也

リードオーガナイザー:髙地 耕平

オーガナイザー:青島 皓正、今村 葵、大橋 美咲、大村 光一郎、影山 舞、加藤 尋矢、川下 真理、久保田 恭一、窪野 茂、桑木野 達哉、坂田 虎治郎、佐藤 恵美、佐藤 真仁、塩沢 太朗、長島 悠人、森川 悟、山中 碧音、脇坂 泰清(五十音順)

リードスポンサーEXPACT株式会社 様

スポンサー(※Doorkeeper掲載順):株式会社あいネットサービス様、合同会社ドリーマーズギルド様、株式会社エフ・シー・シー様、フィンテックス株式会社

≪後援≫静岡市 様

≪日本全国・通年スポンサー≫弥生株式会社 様 

≪会場スポンサー≫静岡鉄道 様、静清信用金庫

Day1_3/15(金)

開場&懇親会

今回も前回同様、静岡鉄道様にご協賛いただき、静鉄のコワーキングスペース&シェアオフィス =ODENを使用させていただきました!新静岡駅&新静岡セノバから=ODENまでは徒歩3分、あっという間に到着できちゃう抜群の立地です!

今回は全国各地から、高校生~70代までの多様な参加者が集いました!

金曜日の夜会場に到着したら、まずは懇親会から始まるのがStartup Weekend。初対面の人たちもドリンクやフィンガーフード片手に打ち解けていきます。

そして、お気づきの方も多くいらっしゃるかと思いますが…

今回も、3日間のためのおそろいのTシャツを製作し、配布させていただきました。背面には今回のリードスポンサーであるEXPACT様のお名前が!
(とてもシンプルでおしゃれなTシャツです!)

開幕挨拶

さて、続々と人が集まり、アツくなったところで!!!!!
お待ちかねの!今回のファシリテーター、上原和也さんによる開幕挨拶がありました。

上原さんは2020年7月にSW三島1st(コロナ禍で全世界で初めて開催されたオフラインSW)でSWデビューを果たしてから、東海道エリアを中心に様々なSWに参加したり、運営に携わったりされている方です。関わってきたSWの数はなんと合計20以上!!単純計算で2カ月に1度、どこかのSWにいるというFreakぶりです。そして三男が誕生し、三児のパパでもあります!!

SW静岡4thでファシリテーターとしてデビューを果たし、その後各地のSWでファシリテーターを務め、パワーアップして静岡へと凱旋を果たしました。

そして、リードスポンサー・EXPACT株式会社の代表取締役/リードオーガナイザーの髙地耕平さんからもご挨拶がありました。

髙地さんは静岡県を拠点に熱い想いでスタートアップ支援に携わっていらっしゃいます!

静岡のStartup Weekendコミュニティの立ち上げ・第1回開催から関わられており、SW静岡が「静岡県内のDEATH VALLEY(意味はご想像ください)」のようだった過去の時代から、SW静岡を支えてこられた方です。

どんどん話を振っていく上原さん

SWの合言葉「The rules are, no rules!」ルールがないことがルール

社会のモラルや法律さえ破らなければなんでもあり

HALF BAKED

さて、ファシリテーションの後は「関係ないワードを2つ組み合わせて即席のビジネスをつくる」HALF BAKEDというゲームで頭の体操です。

キーワードは「ハンモック」「動物」「タバコ」「不動産」「スキマ時間」などなど…
キーワードの中から2つを選んで、「誰の/どんな課題を/こんな解決策で解決する!」という形でビジネスアイデアを考えます。

即席チームをつくってビジネスアイデアを考えました。

1min Pitch!!

Half Bakedを通じて会場がさらにアツくなったところで、いよいよ実現したいアイデアを1分で話す1分ピッチへ!

今回は参加者全員がピッチすることに。テンションが上がってピッチに飛び入り参加しちゃうオーガナイザーも…!?

やっぱり自分のやりたいこと、好きなことを語っているときの表情って一番輝いてますよね!!

あっという間に全員のピッチが終わり、すべてのアイデアがホワイトボードに張り出されていきます。

…とはいっても、チームを組んで活動するStartup Weekendでは、残念ながらすべてのアイデアが採用されるわけではありません。

ここからは、アイデアを絞り込み、これから一緒に駆け抜けていく仲間を見つけるチームビルディングに入っていきます!

熱い想いを伝えて周りを説得し、仲間に加えていきます。とにかく自分を含めて3人のメンバーを集めることができれば、チーム成立です!

今回は4チームが誕生!!!

「新幹線で最高のビール」任意団体 POLY-C

「あなたの睡眠に寄り添う」

「旅行×地元民」

「セカンドキャリア」

その後はチーム内で互いに連絡先を交換し合い、1日目は(いったん)終了!!
さあ、明日からどんな展開が待っているのでしょうか…!!

(とは言ったものの、もちろん1日目から深夜までフル活動していたチームもあり!活発~!!)

Day2_3/16(土)

熱熱狂の3日間が始まってから、はや12時間強が経過。会場がオープンすると、続々と皆さんがやってきました!2日目は会場を静清信用金庫の草薙支店に併設する研修センターをお借りしてスタートしました。

土曜も上原さんのファシリテーションから始まります。

このスライドで上原さんが説明しているのは「ビジネスモデル」についてです。

このビジネスモデルを成功させる戦略はありますか?
課題を解決すること、価値交換ができてますか?
あなたのアイデアはユニークですか?

こうした問いかけからビジネスモデルについて考えさせられます。

ファシリテーションを通じて、ビジネスの極意をはじめとした様々な武器を得た様子!

14時からのコーチングを前に、掘り起こした課題・解決方法の検証のためにアンケートを作ったり、
さっそく外に飛び出していったり…まさにSWの合言葉である「No Talk,All Action」を体現しています。

ビールチームは早速、ビール醸造所に移動。GARCIA BREWINGのオーナー ガルシアさんから新幹線に最適なビールについてヒアリングを行います。

コーチングセッション

頭を使い、体も使い、Actionして動き回っていると、時間が経つのも本当にあっという間!

いつの間にか14時、コーチングセッションの時間になりました。このセッションは、起業・新規事業、起業支援、投資家 の各専門分野の方から事業アイデアにアドバイスいただく時間です。

どのチームも、ここまでの成果をコーチに全力でぶつけます!

今回は、以下の方々にコーチとしてお力添えいただきました。

East Ventures フェロー
大柴 貴紀 様

ビタミン株式会社
高松 裕美様


アロー株式会社 / GREEN OFFSHORE株式会社
鈴木 裕矢 様


静岡鉄道株式会社 不動産ソリューション事業部
石川 貴之様


株式会社ジョハリ
長島 寛人様

コーチングの様子

熱いフィードバックを送ってくださったコーチの皆さん!

考えていたビジネスアイデアを、コーチングを通じて変えることを決意したチームもあれば、コーチングから新たなヒントを得るチームも!どのチームにとっても、本当に貴重な時間となりました。

コーチの皆様、お忙しい中お力添えいただき誠にありがとうございました!

コーチングから、次の一手につながる糸口を見つけ出します!コーチングを受けてアイデアが白紙に戻っても大丈夫です。全然大丈夫です。本当に大丈夫です。

Startup Weekendでは、事業アイデアがピボットを繰り返すこともよくあります。それに、コーチングが終わっても最終ピッチまで23時間もあるからです。

とにかく動かないと始まらない!
もちろん最終ピッチまで23時間もある、ともいえますが、同時に23時間しかない、ともいえますから!

ここからは一秒たりとも無駄にせず、アイデアを形にするため走り続けることになります。

夜にオンラインで顧客検証相手を探し、Facebookで見つけ出してZoomインタビューにこぎつけるチーム、オーガナイザーの中から顧客候補を見つけ出すチームなど、「No Rules are the Rules」の言葉通りActionを続けます!怒涛の週末が開幕して24時間後の午後7時。

上原さんのファシリテーションの時にスクリーンに大きく映し出されたのは「覚悟」という言葉。これを見て覚悟を決めたアントレプレナーたちは、このあと長い長い夜を過ごすこととなります。

0から1を生み出すときに立ちはだかる「死の谷=DEATH VALLEY」、つまり3日間の中で最も気持ちが落ちる瞬間を乗り越える途方もない冒険です…!!

21時に会場がクローズした時点で、最終ピッチまであと18時間。
さあ、ここからどのような展開を迎えるのでしょうか・・・。

Day3_3/17(日)

さて、いよいよ最終日。それぞれの長い長い夜を経てDEATH VALLEYを越えたら、あとはひたすら上がっていくだけです。なぜならやるしかないから。



がっつり腹をくくったアントレプレナーたちの目つきは、疲れ切っているはずなのに昨日よりも輝いています。

6時間後に迫った最終ピッチに向けて、駆け足でビジネスモデルを組み上げ、駆け足でピッチ資料を作り、さらにピッチの準備や練習などの最終調整を行っています。デッドラインに追われながらの作業には緊張感が漂いますが、ここまで来たら止まっている時間などありません。

疲れもたまった状態で駆け抜ける6時間。確かに、普通に考えたら絶対にキツいです。しかしながら、ここでチームが一体になっていくのがStartup Weekendの醍醐味!

3日間体当たりし続けたことで、アイデアがカタチになる瞬間です。
最終ピッチではどんな景色が見られるのでしょうか!?

FINAL Pitch!!

ついに最終ピッチの時間になりました!!
Actionを重ね、長い長い夜を越えて突っ走った3日間の集大成を見せるときです。

今回も前回に引き続き、コワーキングスペースCOBACCOを運営し、静岡動画オンラインサロンAJITOを主催する遠藤 雅士様に依頼させていただき、動画視聴チケットを購入いただいた方向けにピッチの様子を生配信いたしました。また、chaco.works 様には3日間の写真撮影も担当していただきました。

素敵な映像・臨場感が伝わるお写真、本当にありがとうございました!


オーガナイザーも3日間走り抜けました。

また、今回のStartup Weekend静岡も多くのスポンサー企業様に支えられています。

弥生株式会社様

EXPACT株式会社 様、株式会社 あいネットサービス 様、合同会社ドリーマーズギルド 様、株式会社エフ・シー・シー 様、フィンテックス株式会社様、Founder’s Circle様 皆様ご協賛いただき、誠にありがとうございました。また静岡市様からも後援いただきましたこと、感謝いたします。

また、今回はジャッジとして、以下の3名の方々にお世話になりました。

鈴田 泰久様

合同会社ドリーマーズギルド代表社員
一般社団法人きのこ理事
宮城島 崇之様

株式会社OK Junction 代表取締役
一般社団法人交通都市型まちづくり研究所 代表理事
漆畑 慶将様

加えて、イベントを後援いただきました静岡市様より、難波市長もお越しいただき、静岡市長として地域課題や静岡市としての取り組み事例も交えてコメントをいただきました。

静岡市長
難波喬司 様

ここからは発表順に、各チームのピッチ内容をご紹介いたします!

①長い青い河:いつでも多角的なコーチングを受けられるサービス Mentors

②Flat:外国人観光客向けお土産配送サービス

③しごとのデザイン:セカンドキャリアを応援!シン・育成就業支援事業!

④guu:仮眠室がないオフィスに、机で使用できる安眠サポートグッズ

⑤任意団体Poly-C:静岡市へのスタートアップ企業誘致 Poly-C

Bullet Bear:新幹線で美味しく飲めるビール

今回はチーム数は、最初は5チームでしたが、最後に分裂し、全6チームが最終ピッチを行いました!3日間のトライ&エラーを経て、ビジネスの内容が大きく変わったチームも多数。仮説どおりにいかなかったこともまた、Actionを積み重ねた証拠です!

結果発表

3rd Place: POLY-C

2nd Place:guu

ダンボールのMVPがインパクトありました!

優勝:Bullet Bear

ビールという単純なプロダクトでしたが、ユーザーヒアリングの数と検証可能なMVPとして審査員にビールを提供して体験いただくパフォーマンスなど作り込みがかなり評価されました。



お忙しい中お時間を割いていただき、時に厳しい質問や投げかけなどもいただきながら審査していただいたジャッジの皆様、誠にありがとうございました!

最後に静岡市の難波市長からも全体通じた講評をいただきましたm(_ _)m

多種多様な人材がまざりあうコミュニティの必要性についてお話いただきました。

After Party

上原さんから、3日間を締めくくるファシリテーション!結果発表と、上原さんの締めのファシリテーションが終わった後は…皆さんお待ちかねの懇親会です!!

優勝チームのやまちゃんが乾杯のご発声w 左手にはもちろんBullet Beer が。

数量限定でしたが、優勝チームのBullet Bearも参加者の皆さんに振舞われました!

コーチの方からフィードバックをもらうチームも。次回に、反省点を活かしていきます。

最終ピッチの重圧や、初対面の人と会って話す緊張などがすっかり吹き飛んで、リラックスした表情で食事を囲んでいました!

同じチームで駆け抜けた仲間たちと感謝を伝えあったり、違うチームだった人から新しい学びを得たり…

同じ空間で3日間を駆け抜けてきたからこそ、通じ合うものが生まれるんですよね!

笑顔がはじける!この場の充実感に満ちた空気に触れると、オーガナイザーとしてはやはり「このStartup Weekendというコミュニティを、これからも守っていきたい!」という気持ちにさせてもらえます。

ここから生まれたコミュニティが、新しい創造や発見、ビジネスの種となり、これから様々なステージで芽吹いていくことでしょう!想像しただけでワクワクします…!

この場の充実感に満ちた空気に触れると、オーガナイザーとしてはやはり「このStartup Weekendというコミュニティを、これからも守っていきたい!」という気持ちにさせてもらえます。

ここから生まれたコミュニティが、新しい創造や発見、ビジネスの種となり、これから様々なステージで芽吹いていくことでしょう!想像しただけでワクワクします…!

第6回 StartupWeekend静岡 ダイジェスト(Youtube)

おわりに

参加いただいた皆様、コーチ・ジャッジを務めてくださった皆様、そして開催にご協賛いただいた皆様、配信でご覧いただいた皆様、関わってくださったすべての皆様に、改めて厚く御礼申し上げます!

皆様のお力添えのおかげで、大変熱量の高い3日間を作り上げることができました。

また、多くの参加者の方から「次回以降、オーガナイザー(運営)にも興味がある!」とお声がけいただいたことも非常にありがたく思っております。今後もさらに多くの方々を巻き込んで、地域の起業家コミュニティを盛り上げていきますので、これからもどうぞStartup Weekend静岡をよろしくお願い申し上げます!

Startup Weekend 静岡オーガナイザー 一同

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