2月末、本州では春の訪れが話題に上る季節。ここ札幌では、まだ雪が舞う日もありますが、ようやく地面が顔を出し始めました。そんな新しい季節の始まりを感じる中、北海道のstartup weekendで最も開催回数の多い札幌で、記念すべき第11回目が行われました。
高校生から社会人まで、幅広い世代と分野から集まった総勢30名の挑戦者たち。今回は高校生が道内史上初!?リードオーガナイザーを務め、学生中心の運営チームが作り上げた「新しいチャレンジ」の54時間を振り返ります。
開催概要
(以下、敬称略)
・日時:2026/2/27(金)・28(土)・3/1(日)
・会場:エア・ウォーターの森
・イベントページ:Startup Weekend 札幌 vol.11 | Peatix
・参加人数:約58名(オーガナイザー、最終ピッチ観覧者込みで)
・スポンサー:エア・ウォーター北海道株式会社、アクセンチュア、株式会社インフィニットループ、株式会社 とける、株式会社タグネクスト、株式会社レボルト、G’s、株式会社eiicon
・後援;小樽商科大学オアソビプロジェクト
・ファシリテーター:宇野 智之
・コーチ:平田 瑞穂・おのでら りな・宮地 帝輔・大久保 快
・ジャッジ:福永 祐作・椎名 希美・安達 さやか・棟方 祐介
・リードオーガナイザー:武田 祐貴
・オーガナイザー:長谷川 雄信、渡辺 愛結、櫻庭 さや、石田 奨太、佐藤颯馬、蝦名 琴、鎌田 祥伍、右田 幹
DAY 1:失敗を恐れず、アクションの第一歩を
初日の夜、会場には多種多様なバックグラウンドを持つ参加者が集結しました。まずは交流を深めるべく、恒例のピザパーティーからスタート。育ち盛りの学生からエネルギッシュな社会人そして韓国からの参加者もいてグローバルな回になってました!用意されたピザは瞬く間に完食され、会場のボルテージは一気に上がります。
今回のファシリテーターは、静岡からお越しいただいた宇野さん。多摩でのSW開催をきっかけに生まれたご縁が札幌へと繋がり、これこそがSWコミュニティの醍醐味であることを再確認させてくれました。「この3日間、とにかくたくさん失敗しよう。それが新しい価値を生む」という力強いエールが送られました。
アイスブレイクと1分ピッチ
アイスブレイクでは、2つのキーワードを即興で組み合わせるゲームを実施。オーガナイザーによる瞬発力抜群のお手本に会場は喝采に包まれ、その勢いのまま1分ピッチへ突入しました。
「焼き鳥の串を捨てるの勿体無い!」「不動産仲介潰したい!」「アメリカに行って山本由伸とキャッチボールをしたい」
これらをはじめ、たくさんのユニークなピッチをした方もいて会場のボルテージは段々と上がってきました!
20名以上が登壇し、最終的に6つのアイデアが残りました!
選ばれた方は、自身のアイデアをカタチにする仲間を集めます。
結果、6チームが形成されました!
終了後すぐに近隣のイオンへ仮説検証に向かうチームもあり、早くも「No Talk, All Action」が動き出しました。
DAY 2:仮説と現実の狭間で、もがき、走る
2日目の朝、驚きの展開が待っていました。前日の夜を経て新たなチームが誕生し、計7チームでリスタート。

現場へ飛び出すチームが続出します。「焼き鳥チーム」はお昼から現場へ向かい、焼き鳥を食べながらアクション。焼き鳥にはアルコールを!?ということで、All Drink All Food!ナイスアクションでした!
自分たちの「妄想」を「事実」へとアップデートしていきます。
昼食は、札幌市民に愛される「どんぐり」のパン。もちもちの食感を楽しみながら、午後のコーチングセッションに向けてエネルギーを補給します。
コーチングセッション
午後からのコーチングセッションでは、起業経験豊富なコーチ陣から鋭い指摘が飛びます。
「課題は本当にそこにあるのか?」「誰がそれにお金を払うのか?」
お忙しい中かけつけていただきありがとうございました!

問いに対して自分たちの信念を貫くチームもあれば、方向性をガラリと変える(ピボット)チームも。葛藤の時間は続きますが、夕食には海鮮丼を囲み、リフレッシュして最後の追い込みへ。
2日目の最後は締めのファシリテーション。宇野さんからは「モチベーショングラフ」の解説があり、「今はどん底でも、ここから必ず上がっていく」という言葉、そして「熱狂的なファンを探そう」という教えが、疲労の見える参加者の心に再び火を灯しました。
DAY 3:54時間の集大成、震えるピッチ
最終日の午前中は、どのチームも形にするためのラストスパート。
お昼ご飯は喫茶こともしさんのお弁当です。こともしの運営をされる合同会社RaShiSa代表の名達さんが会場まで届けにきてくださりました。企業、お弁当の紹介もいただきました。
そして、あっという間にピッチの時間に。
最終ピッチには、ピッチを一目見ようと観客も駆けつけ、総勢60名の熱気で会場は満たされました。
ジャッジもコーチ同様に起業経験ある方々にお力添えいただきました。
審査員(ジャッジ)の皆様からは、コーチング時と同様、あるいはそれ以上に鋭い質問が飛び交います。「既存サービスとの差別化は?」「本当にその手法で解決できるのか?」——厳しくも愛のある「熱意のラリー」が繰り広げられました。
その後どのチームのアイデアもよかったことから審査の時間が長引き、スポンサー紹介とオーガナイザースピーチだけでは時間が余ったため、観客をこちらから指名し、感想を聞くことで時間を埋めました。
審査結果
【第3位】チームかっぱ
「譜読み」をサポートするAIサービス
演奏初学者の「楽譜が読めない」という深い悩みに着目。メンバーの過半数が音楽経験者という強みを活かし、ニッチながらも明確なターゲット設定が評価されました。

【第2位】チーム LUCE TECHNOLOGY
バベルの塔で作られた言語の壁をAIで壊す
電気業界の人材不足を解決するべく、肉体的な動きを学習できるフィジカルAIとヒューマノイドロボットを使い、今の人がやってる仕事をロボットに置き換えるソリューションを提案。ドメイン知識の豊富さと、課題設定への納得感が光りました。

【第1位】チーム OX(おじさん トランスフォーメーション)
大人のための学習スナック
「大人の勉強不足」を、スナックのママに褒めてもらい自己肯定感を上げることで解決するというユニークなモデル。演技を交えたピッチがサービスのイメージをしやすく、「行ってみたい!」と会場の聴衆、審査員の心を掴み、見事優勝を飾りました。

そして!なんと!!
コーチでお越しいただいた大久保さんから、優勝したチームの中でも最も輝いていた方に自社で開発されてるドライヤーを提供するというサプライズが!
選ばれたのは高校1年生のあつひろくんでした!率先した発言や今回のアイデアの解決策を出すきっかけを作るだけでなく、人の心を動かすピッチをされていたのもあり、文句なし!万場一致のMVPとなりました!

懇親会:音楽と情熱が交差する夜
54時間を終えた後の懇親会は、格別の盛り上がりを見せました。
特別な演出として、SW千歳から生まれたサービス「Re:音(りおん)」チームによるパフォーマンスが行われました。札幌市立大学を中心とした吹奏楽団によるクオリティの高い演奏は、3日間を戦い抜いた参加者を温かく労ってくれました。
さらに、オーガナイザーによるヴァイオリン演奏とオタ芸のコラボなど、札幌らしい多様性と熱量に溢れた夜となり、2次会まで話が尽きることはありませんでした。
振り返り
札幌で11回目を数える今回、リードオーガナイザーは高校生、運営の過半数は学生という、まさに「次世代のStartup Weekend」を象徴する回となりました。北海道で最も歴史が長いコミュニティでありながら、常に新しいチャレンジを続ける姿勢こそが札幌の強みです。

「もっと多くの人にこの熱量を届けたい」
その想いを胸に、私たちは年内の次回開催を目指して動き出します。目標は年内開催!今回参加を迷った方も、次はオーガナイザーとして関わりたいという方も、この熱狂の輪にぜひ加わってみませんか?
3日間、本当にありがとうございました!
No Talk, All Action!







































































































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