初開催StartupWeekend釧路!全国的に蒸し暑い中、避暑地から爽やかな熱気をお伝えします!
■概要
日時:2022/6/24(金)~6/26(日)
会場:釧路市中部地区コミュニティセンター コアかがやき
参加人数:約30名
ファシリテーター:中本卓利
オーガナイザー:朝倉健太・八島恵美子・勝見渉・箱山秀樹・頼経篤史
【Day1】
初開催となるStartupWeekend釧路! 釧路駅から車で10分ほど、釧路公立大学至近、「釧路市中部地区コミュニティセンター コアかがやき」にて開催しました。6月24日は北海道の天候は大荒れ、飛行機が一時運航見合わせになるなど冷や汗をかきましたが何とか無事開催! 25日、26日は一転好天に恵まれ、最高気温25℃程度の爽やかな熱さの中での開催となりました。
今回が初開催となる釧路ですが、現地にStartup Weekend参加経験者がいないということで、苫小牧のオーガナイザー軍団が、片道4時間(!)、高速を飛ばして運営に馳せ参じました!釧路市内の参加者にも、高専の寮の門限を調整して自転車で1時間かけて来ました!なんて方も。北海道は広大です。
初回開催の手探り感がありつつも、なごやかな雰囲気の中、アイスブレイクをスタート!二つのキーワードを組み合わせてアイデア作りを行った結果、見たこともないアイデアが多々会場に飛び出すこととなりました。
場を温めた後はいよいよ本番!アイデアを一人一人が一分間で伝えていきます!今回は手持ちのアイデアのある方が少なく、全員ピッチを行うことに!家でダンスの練習をするために音のしない靴が欲しい!地域密着型VTuberを!など、様々な想いを起点にアイデアが披露されていきます。
そしてその次は共にスタートアップを始める仲間集めがスタート!今回は選ばれた全6チームが全てメンバー集めに成功し、計6チームとなりました。ただ、2チームに人気が集中した結果、残り4チームは3人チームとなりました。うち1チームはオーガナイザーチームからの飛び入り参戦でした!(ここだけの話、ピッチ前にめっちゃ準備してました笑)
【Day2】
二日目の本番はコーチング。一日目に出来上がったアイデアとチームでアクションを起こすものの、中々に事業の起点は掴み辛いもの。そこで事業立ち上げ経験を持つ皆様がご支援に来てくださることとなりました。
<コーチの皆様(敬称略)>
・鶴 健一(株式会社STARTERS 代表取締役社長)
・三上 葉月(株式会社美警 代表取締役社長)
・本間 弘人(丸什本間建設株式会社 代表取締役社長)
・小畑 正敏(株式会社パートナーリンクス 代表取締役社長)
そしてSW苫小牧のオーガナイザー軍団も、振り出しに戻ったチームの課題出しから手伝うなど、各チームのフォローに回りました。
顧客は誰?課題は何?解決策は?なぜそれをやらないといけないのか?顧客は本当に痛みを感じているのか?といった無数の厳しい質問が飛び交うコーチングを経て、3チームは元のプランから大幅な変更をすることとなりました。
二日目の夜は会場が閉まった後もアイデアをカタチにすべく各チームのアクションは続きます。実家のダンススタジオで夜3時まで打合せしたチームもありました。ほぼ徹夜でコーディングしてプロダクトを作りこんだチームも。
【Day3】
もういよいよ最後!眠気に負けず朝から顧客開発が進みます。会場から飛び出してインタビューを取るチーム、電話でヒアリングするチーム、SNSを活用してアンケートを取る等、本当に顧客が何を求めているのか、自分たちが提案する価値は本当に刺さるのかを確かめていきます。使える人脈は友達でもオーガナイザーでも使ってOK。ルールがないことがルールです。そしてその後は製品開発とビジネスモデル設計の大詰め!泣いても笑ってもこれで最後ということで全チーム共にラストスパートの道をひた走ります。
そして夕方からはピッチ開幕。この三日間の成果を審査員の皆様に全力でぶつける時間の幕開けです!けれどもその前に、本会の開催に当たり地元でご支援くださる方々にお声掛けをくださり、コーチまで担当いただきましたスポンサーの本間様からご挨拶をいただきました。
そして仕切り直して5分間のピッチと5分間の質疑の始まりです!中にはパソコンの再起動がかかってしまい、作りこんだプロダクトのデザインがスクリーンに投影されない事態が起こったものの、作り上げたプロダクトを口頭で説明してチームで検証したアイデアを聞き手に届けていきます!
<審査員の皆様(敬称略)>
・四宮 琴絵(株式会社ジョイゾー 取締役COO / 合同会社Hokkaido Design Code 代表 /
一般社団法人学校地域協働センターラポールくしろ 理事 / 釧路市DXアドバイザー)
・佐藤 佳祐(READYFOR株式会社 エンジニアリングマネージャー)
・高橋 幹夫(株式会社ミライング北海道 代表取締役)
【結果発表】
優勝チームは「エネルギッシュ」。中高生の美容やファッションの深い悩みに、現場経験を積みたい専門学生をマッチングさせるサービスでした。ビジネスモデルやマーケット分析については検討が浅い部分もありましたが、中高生の美容やファッションの悩みにコミットした点で新規性が高かったところと、実際に顧客を発見し、人力でマッチングに成功して実際に金銭の授受まで行われたことを確認でき、確実にニーズが存在することを証明できたことが大きく評価されました。ちなみに2位はふるさと納税制度を利用したワーケーションプランを提案する事業で、行政側のニーズもきちんと掴み取った上で設計されていたこともあり、最後まで1位を争う高評価でした。
結果発表が終わった後は懇親会へ。いくつかのチームは、本当に事業化することを見据えてちゃっかり仲間集めもしていました。高専からの参加者で何名かがFacebookのアカウントを持っていないことが最後になって発覚(時代ですねー)、その場で登録してあげるといった一幕もありました。会の最後に、オーガナイザーチームの朝倉さんの誕生日が近かったことから、サプライズでケーキのプレゼント!みんなでお祝いして散会となりました。(誰もライターを持っていなかったのも時代ですねー。写真はエアローソクの火消しです)。
これにてStartupWeekend釧路は閉幕しましたが、これからもコミュニティとして活動は続きます。釧路でも2回、3回と続けていけるようオーガナイザー集めが始まります。参加者の方は、ぜひ気軽に応募いただければと思います!
StartupWeekend苫小牧コミュニティでは、苫小牧からStartup Weekendの輪を広げようと道内の他の都市での開催も模索しており、苫小牧オーガナイザー軍団の旅はしばらく続きそうです。苫小牧だけでなく、北海道内の多くの町からアントレプレナーが、スタートアップが生まれるよう、引き続き様々な取り組みを続けて参ります。今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。そして最後に、本会にお力添えくださったスポンサーの皆様をご紹介し、本レポートを締めさせていただきます。
【スポンサー】
一般社団法人 くしろ未来プロジェクト 様
株式会社 パートナーリンクス 様
株式会社 美警 様
丸什本間建設 株式会社 様
株式会社トランスクール 様
株式会社 ビケンワーク 様
株式会社 八百坂建設 様
株式会社 鈴木設備工務店 様
弥生株式会社 様
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