1年越しに第2回目を開催したStartup Weekend久留米。
世界で知られるタイヤメーカー・ブリヂストン創業の地である福岡県久留米市から、どこよりもアツい週末の様子をお伝えします!

■概要

日時:2025/09/19(金)~09/21(日)
会場:LERIRO BASE(ルリーロ ベース)久留米市東町25-25
参加人数:28名
ファシリテーター:本田 忠
オーガナイザー:北村 大将(リード)、西並 隼介、肥田 光、武藤 章、山根 翔希、渡邉 大輔
スポンサー:株式会社SANCYO田中藍株式会社株式会社筑邦銀行日商保険コンサルティング株式会社株式会社丸信
フードスポンサー:株式会社トータルオフィス・タナカ
日本全国・通年スポンサー:弥生株式会社G’s株式会社eiicon
後援:久留米市、久留米商工会議所

●Day1

startupWeekend 久留米の第2回は、久留米周辺の方を中心に、福岡の他地域の方、そして学生の皆さんにもご参加いただき、まずは懇親を深めるところからスタートしました!

会場は、西鉄久留米駅から徒歩7分の場所にある「LERIRO BASE」さんにご提供いただきました♪
チーム・選手と地域の皆様の交流を目的としたイベント、地域の挑戦者と全国の支援者のマッチングイベントの開催のほか、レンタルスペースとしての利用やミーティングの場なども提供する多目的な施設です。

交流会では、「ドミノピザ」のピザを片手に参加者同士でカジュアルに交流をしました。交流会のあとは、いよいよStartupWeekendのコンテンツがスタートです!

交流会後は、まずは頭の体操として、2つのキーワードからビジネスアイデアを生み出す「ハーフベイクド」というワークショップを行いました!例えば、「寿司」と「ベルトコンベア」という2つのキーワードがあるならば、「回転寿司」というビジネスアイデアが考えられるというイメージです。

ハーフベイクドが終わり、次のコンテンツです。
Startup Weekendで取り組むビジネスプラン、そして、この3日間をともに過ごすチームメイトの決定です。まずは、参加者全員で、解決したい課題と解決策をセットで発表する1分間ピッチを行いました。

全員分のピッチが終わると、それぞれ自分の気になるアイデアに投票、多くの票を得たアイデアを提案した人が会場内に散らばり、チームメンバー集めを始めます。

Startup Weekendでは、3名のメンバーが集まればチームアップして取り組むことができます。1日目の終わりには、4つのチームができました。

チーム名:ちーむしんろしつ
メンバー:ニシ、こうだばし、しゅうや、ムトゥ、島ちゃん 
チーム名:ドリーム
メンバー:しょう、こよ、ナベ、ひろと
チーム名:どんぐり
メンバー:スギ、ウエダ、しょーき、た~く
チーム:3Dプリント
メンバー名:アキヒラ、ひーくん、マルヤマ、みず

チームでのミーティングが始まると、ここからの過ごし方はチーム次第です。2日目以降の取り組みの大枠を決めて解散するチームもあれば、会場の退場時刻を迎えて、近所のカフェやファミレスにて深夜まで話し合うチームもありました。

●Day2

Startup Weekend久留米の2日目です!2日目の始め方もチームにより様々です。
オーガナイザー(運営メンバー)が集合1時間前にオープンすると、早速会場入りして、ミーティングを始めているチームが!昨日の熱量が2日目の朝も続いているようです!

Startup Weekendには、基本的にルールはありません。2日目から参加の方は、希望により1分間ピッチをすることができます♪

さて、2日目のメインコンテンツはコーチング。

コーチングは、事業立ち上げの経験者や起業支援を生業とするコーチ陣によるメンタリングを受ける時間です。Startup Weekendの参加者の多くにとって、解決したい課題や、取り組みたいビジネスのイメージはあっても、なかなか解像度が上がりにくいものです。そこで、事業立ち上げや運営における酸いも甘いも知り尽くしたコーチ陣によるリアルな目線からフィードバックをもらい、新たな視点を手にし、事業に対する解像度が上がり、アイデアに何が足りないか、次にどんな行動を取るべきかがわかるのです。

午後からのコーチングに向けて、コーチにまとまったアイデアを聞いてもらうため、急ピッチで事業計画をまとめようとするチームもいれば、会場を飛び出してターゲット顧客となる人々の声を聞くフィールドワークによって仮説検証に取り組むチームも。

さて、起業経験者によるメンタリングなどのStartup Weekendの魅力はたくさんありますが、提供される食事を楽しみにしているSWファンも少なくないのではないでしょうか。開催エリアごとに特色あるフードが提供されるStartup Weekendですが、ビジネスの観点だけでなくグルメなど様々な観点からその地域を知ってほしいという想いから、3日間のイベントで提供される5食をオーガナイザーが企画しています!

2日目のランチはこちら!二日目昼・夜及び三日目昼のフードスポンサーを担ってくださっている「株式会社トータルオフィス・タナカ」様よりご提供いただきました!鳥栖市にある「ふく福米」さんのランチボックス。お米屋さんならではのふっくらとしたおにぎりと、ごはんに合うサラダとからあげです!

さて、午後からはいよいよコーチングのお時間です!
今回は4名のコーチにお越しいただきました。

<コーチの皆様(左から順、敬称略)>
・古賀 円(久留米絣みらい研究室コッポラート 代表、久留米大学法学部 非常勤講師)
・高橋 米彦(Bottled Local 代表、J.S.A ソムリエ)
・西田 明紀(合同会社ヨハクデザイン 代表社員)
・笠 雅楽(Ryuty 代表、一般社団法人ryume 代表理事)

なぜその事業をやりたいと思ったの? その事業に顧客はいるの? どこまで検証は進んでいる?といった質問を経て、各チームが自分のアイデアをよりよくしていくための気づきを得ていきます。
コーチの皆様、土曜日にもかかわらず、お越しいただき、そして、非常に愛のこもったコーチングをしていただきありがとうございました!

高橋さんによるコーチング
古賀さんによるコーチング
西田さんによるコーチング
笠さんによるコーチング

コーチング終了後、いただいた沢山の意見に頭はパンク状態。もう一度自分がしたかったこと、チームの目指すべき方向性を考え直すことに。実際に大きな方向転換をすることになったチームも。

さて、コーチングが終わり、お疲れ気味の参加者たちの目の前に運ばれたディナーはこちら!エナジードリンクも注入し、次の検証への活力としました。

ディナーを頂くときには、あえてチームメンバーを散らばせて交流タイムをとりました。
それぞれのチームの取り組み内容や進捗をシェアして切磋琢磨するだけでなく、アイデアにフィードバックをもらったりターゲット顧客としてインタビューさせてもらったりと、事業を作る上で非常に学びの多い時間です。

明日の発表に向けて、改めて自分たちの課題を深掘りし、夜遅くまで調査、検討を行い夜は更けていきました。

●Day3

ここまでの道のりを振り返れば、金曜の夕方からの約2日間ではあるものの、初日の1分間ピッチから始まり初対面の参加者とチームアップし、朝早くから深夜まで事業について語り合い顧客の声を聞くためにアクションしてきました。その中で、なかなかアイデアがでない時間があったりピボット(事業の方向転換)をしたり、さまざまな困難に直面しながらも乗り越えてきました。

3日目の夕方は最終プレゼン!
あと数時間でプレゼンテーションを完成させる必要があり、参加者たちの頑張りもラストスパート。3日目のランチを片手に、プレゼンの準備を行います。

そして、最終プレゼンに向けて、参加者たちはテックチェック(プロジェクター接続確認)を済ませ、最終調整を進めます!最終プレゼンの形式は、1チームあたり5分間のピッチと5分間のQ&A(質疑応答)です。どのチームも同じ条件で審査を受けられるように、ピッチ、Q&Aともに5分間を経過すると強制終了となります。

また、最終プレゼンの審査基準は3つです。

  1. Validation (検証)
    例)顧客と話したか/課題を解決できるか/市場は見えているか
  2. Execution and Design(実行とデザイン)
    例)MVPは作ったか/動くデモはあるか/UIは洗練されているか
  3. Business Model(ビジネスモデル)
    例)稼げそうか/アイデアはユニークか

このような観点で発表が審査され、順位が決まります。

今回、審査していただくジャッジ(審査員)として、起業家や支援機関より3名にお越しいただきました。

<審査員の皆様 (順不同、敬称略)>
・大塚 智子(Blue Empathy 代表プランナー )
・鶴久 哲志(久留米市役所 商工観光労働部 次長)
・林 昭信(株式会社筑邦銀行 執行役員コンサルティング本部本部長)

大塚 智子さん
林 昭信さん
鶴久 哲志さん

4チームの激闘、5分間のピッチと3分間のQ&Aが開始!
今回発表したチーム、アイデアはそれぞれ以下の通り。

チームドリーム
目覚ましアプリ×ボイス配信アプリ
どんぐり
どんぐりコーヒーの販売
チームしんろしつ
学生と企業を繋ぐ地域プラットフォーム
④ 3Dプリント
3Dプリントをもっと活用してほしい

【結果発表】

さて、ジャッジによる審査も終わり、いよいよ緊張の結果発表。
みんなでドラムロールのあと、ジャッジの皆様より受賞チームの発表です。

第3位は「3Dプリント」

準優勝は「しんろしつ」

そして、優勝の座を手にしたのは「どんぐり」

第3位と準優勝のチームはチームリーダーから、優勝チームはメンバーそれぞれから感想をお話してもらいました。たった3日間の経験ではありますが、成功体験を経て自信がつき、心なしか成長した表情が印象的でした。

さて、結果発表が終わった後は、魚久精肉店さんのオードブルを片手に懇親を深めました。舌鼓みを打ちながら、最終プレゼンでのフィードバックの続きを聞きにジャッジに駆け寄る方、3日間ともに駆け抜けた仲間への労いや感謝を伝える方など様々な楽しみ方が見られ、大いに盛り上がりました。

イベント終了後、ご参加いただいた皆様からは
🗣「疲れるまで頑張った分、知識や人脈、考え方など多くのものを得られた」
🗣「久留米がとても好きになった」
🗣「新たな視点が得られ、自身のビジネスに対する姿勢や意識を成長させられた」
🗣「インターン生がみつかった!」
🗣「オーガナイザーをやってみたい!」
といった感想が寄せられ、この地でStartup Weekendを実施する意義を改めて再認識する契機となりました。

Startup Weekendは様々な地域で開催しています。本イベントの参加者にもオーガナイザーにも、他地域のStartup Weekendのオーガナイザーを務める方がおり、イベント終了の矢先、他地域での参加を表明する方もおられました。Startup Weekendコミュニティの拡がりを感じる次第でした!

イベントレポートを読んでいただきありがとうございました!

StartupWeekend久留米vol.2オーガナイザー一同

【関連ページ】
申込ページ:Peatix
各種ご案内:Facebook

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