2022/1/14~16に第7回目となるStartupWeekend北九州が開催されました!
会場はコワーキングスペース「ATOMica北九州」、スタートアップの街「北九州市」に集まった熱い起業家たちの様子をお伝えします!

■イベントページ
https://swkitakyushu.doorkeeper.jp/events/128353

■概要

日時:2022/1/14(金)~16(日)
会場:ATOMica北九州(北九州市小倉北区京町3-1-1 セントシティ北九州7F)
参加人数:約65名
(以下、敬称略)
▽ファシリテーター:中村 武
▽オーガナイザー:糸川 郁己(リード)、原田 幸、柿原 寿人、藤本 建、本田 忠、遠矢 彩、和田 唯花
▽スポンサー:北九州銀行、大英産業、ゼンリン、フロイデギズモ、アジケ、TAパートナーズ、Startup Go! Go!
▽ドリンクスポンサー:YE DIGITAL
▽フードスポンサー:ビッグベアーズフーヅサービス、クラウン製パン、酔笑、gomaiwa.sandwich
▽後援:北九州市

【Day1】
今回の会場は最寄り駅である小倉駅から徒歩1分の「セントシティ北九州」内に2021年にオープンしたばかりのコワーキングスペース「ATOMica」。
小倉織をモチーフとしたデザイン性あふれる会場で居るだけでテンションが上がってきます。

第6回に引き続き感染症対策を行ったうえで、スポンサーであるビックベアーズさんのピザを食べていよいよスタート!見学者を除く人数としては、SW北九州史上最大規模での開催となりました!

第7回StartupWeekend北九州のテーマは「New」。2021年に北九州が打ち出したブランドイメージ「NewU」ともコラボしての開催です。冒頭は北九州市からの挨拶と、会場であるATOMica代表嶋田様からの激励から始まりました!

アイスブレイクとしてHALF BAKEDゲームを行い、新規事業に向けた頭の体操を行いました。

その後、1分間ピッチを経て、9チームが誕生!

3日間の熱狂を過ごすメンバーと集合写真を撮り、1日目は終了!

【Day2】
2日目はSW北九州恒例のスポンサーであるクラウン製パン様の人気パンでの朝食からスタート!

黙食しながらも、それぞれのチーム思い思いのビジネスモデルを組み上げていきます。

昼食時も黙食の注意がオーガナイザーから行われつつ、エネルギーを脳に吸収していきました。

今回も会場オフィス入居企業である株式会社アジケ様、地域を代表するベンチャー企業である株式会社クアンド様、そして地域で長らくベンチャー支援を行われている公益財団法人北九州産業学術推進機構様のご協力によりコーチングが行われました。

▽コーチ(敬称略):
・梅本 周作(㈱アジケ 代表取締役)
・下岡 純一郎(㈱クアンド 代表取締役CEO)
・滝本 豊樹((公財)北九州産業学術推進機構 中小企業支援センター 中小企業・ベンチャー支援部長)

コーチからは、「解決方法に寄せすぎている。もっと課題の深掘りを」「Startupのビジネスは基本的に無くても良いビジネス。だからこそ今からビジネスを産んでいくならば、誰にとって嬉しいものかを考えてほしい」といった総評が寄せられました。

コーチング後は毎回、どのチームも築いてきたアイデアを根本から見直すとても辛い時間です。
せめて美味しいものを食べて元気を出して欲しいとgomaiwa様から塩あんパンとフルーツサンドの差し入れが行われました。

夕方からはGoogleアンケートなどを用いた検証を行いながら、「課題は何か」「顧客は誰か」を探し続けます。

夕食後、会場クリーンナップ後もファミレスなどに集まり、ビジネスモデルの検証は続けられていました。

【Day3】
3日目もクラウン製パン様のパンで頭を活性化させつつ、朝のファシリテーションではプレゼンテーションに向けたワークショップ。プレゼンテーション中の態度や口調で相手に与える印象が全く異なることを体で実感します。
「logicとemotion」。どちらもプレゼンにはとても大事なものです。

3日目の昼食にはスポンサーの酔笑様が温かい牛すじ煮込みスープと共にお弁当を差し入れていただきました!
第1回の開催時ジャッジを務めていただいた後も、毎回食事を差し入れいただいてますm(_ _)m

ラストスパートでビジネスモデルの検証やプレゼン資料の作成、発表準備を進めていくチームたち。非常に活気がありながらも緊迫感が漂います。

そして無情にも時間は過ぎ去り、いよいよ磨き上げたビジネスモデルのプレゼンテーションの時が訪れました。
ジャッジは起業経験者や日ごろから投資を行ってるVCの方々。この熱狂をぶつけるにふさわしい相手ばかりです。

▽ジャッジ(敬称略):
嶋田 瑞生(㈱ATOMica 代表取締役COO)
森  正和(㈱DigiDock Consulting ファウンダー兼CTO カラビナテクノロジー㈱ 執行役員)
光安 都美(㈱SKY 常務取締役)
古堂 達也(山口キャピタル㈱ 代表取締役社長)

どのチームも54時間を駆け抜けた結束力をもとにした、堂々たるプレゼンテーションを実施。

審査も喧々諤々の大激論となり、通常の審査時間を大幅に超過しました。

激論中のジャッジたち

その結果、選ばれたのは…。

【結果発表】
第3位は…「オレオレ詐欺」。課題に対して解決方法が真っ直ぐであり、Startupだからこそ提供できるニッチなサービスも狙えるのではないかという点が評価されました。

第2位は…「DDV」。表面的には旅行ツアー的なビジネスでしかないものの、デジタルデトックスという上位の目的を持っているため、何度もピヴォットを繰り返す中で、顧客に受け入れられるビジネスモデルにたどり着けるのではないかという点が評価されました。

そして、優勝チームは「ともノート」でした!
課題解決方法や検証もさることながら、根本的な課題の深掘りが出来ており、真の顧客が獲得できるのではないかという点が最も評価されました。

運営として今回印象に残ったのは、9チームすべてが、自らが抱える課題を出発点としており、課題が絵空事でなかったと云うこと。54時間で考案できるビジネスモデルや、実施できる検証には限界がありますが、それでも課題が自らを出発点としているならば、このSWで得た体験をもとに今後も課題解決への挑戦を続けていただけるのではないかと感じた次第です。

54時間の激闘を繰り広げた後の渾身の笑顔!

ご時世柄、飲食無しの懇親会となりましたが、それでも会場利用時間いっぱいまで熱いフィードバックをジャッジから得ていました。
54時間ですっかりなじんだ名札と交換にお弁当を持ち帰り、皆それぞれ自宅で疲れを癒しました。

以上、第7回開催レポートでした。前回の参加者減から復活を果たしたStartupWeekend北九州は、次回も熱い場を作るべく、早速動き始めています!引き続きよろしくお願いいたします!!

第7回StartupWeekend北九州オーガナイザー一同

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