島根県の石見地方・大田市温泉津町で開催された[第3回]StartupWeekend石見、その熱気溢れる様子をお伝えします!

■概要

日時:2024/6/28(金)~6/30(日)

会場:コワーキングスペース メガネワークス

参加人数:17名

ファシリテーター:岩城 良和

オーガナイザー:林 敬人、谷野 香代子、和田 智之、福田 京子、角田 徹、荒木一貴、石川直樹、金築 洋平

スポンサー:スカイランドベンチャーズ株式会社、株式会社山陰合同銀行、群言堂、システムアトリエ ブルーオメガ、有限会社小川商店、瀬戸内PR合同会社、イワタニ島根株式会社、浅利観光株式会社

約2年ぶりの開催となったSW石見!今回は大田市温泉津町の中にある温泉津温泉を舞台に第3回SW石見を開催することとなりました!会場はスポンサーの「小川商店」様が運営される「コワーキングスペースメガネワークス」で開催しました。温泉津温泉は観光地の石見銀山からも近く、重要伝統建築物群にも指定されている特色あるエリアです。3日間のアクションの中に、街並みを歩いたり、温泉に入ったりと刺激的な週末となりました!

【Day1】

SWの最初は交流会からスタートします!通常はピザパーティーから始まりますが、今回は近隣のお店にお願いし「寿司パーティ」となりました。

今回のSW石見は初のTシャツを作成!オーガナイザーの力作です!

参加者は社会人や大学生が参加。県外からも参加が多く、素敵なメンバーが集まりました!

全体のファシリテーションの後は、SW恒例のアイスブレイク「ハーフベイクド」を実施!参加者に出してもらったキーワードから各チーム2つ選び、そのキーワードからビジネスアイデアを考えるワークショップです。

今回は4チームに分かれ、アイデアを考えました。

アイスブレイクの後は、1日目のメインプログラムである「1分間ピッチ」に移ります。1分間ピッチでは、参加者がそれぞれ考えたビジネスアイデアや、解決したい課題を1分間で発表するものです。

1分間ピッチの後は参加者からの投票を行い、投票数の多い4つのアイデアが残りました。

参加者は4つのアイデアについて発案者から話を聞き、どのアイデアにジョインするか考えます。

最終的には4つのアイデアそれぞれに参加者がジョンし、4つのチームが出来上がり1日目を終えました。

チーム結成後も、今後の流れについて各チームが夜遅くまで話し合っていました。

ちなみに、今回は県外や遠方からの参加者向けに宿泊プランを用意していたので、そのまま温泉津に泊まるメンバーも多くいました。

【Day2】

2日目の朝は、温泉津泊のメンバーは温泉に入るところからスタート。

1日目に結成したチームごとに集まり、課題の深掘りやアイデアをどのようにビジネスにするのか、顧客は本当にいるのかのヒアリングに行くなど、各チームそれぞれのアクションの時間となりました。

午後からは2日目のメインプログラムとなる起業家等からの「コーチング」の時間となります。

コーチングでは、実際に起業経験者や新規事業経験者の視点から、そのアイデアには顧客が本当にいるのか、ビジネスとして成り立っているのかなど、鋭い指摘を各チームに投げかける時間となりました。

また、当日にコーチがもう一人必要だ!ということで、急遽オーガナイザーの和田さんがコーチになるというサプライズ?も発生しました。

<コーチの皆様 写真の上から順に(敬称略)>

合同会社現象舎代表 / デザイナー / アーティスト  西田優花

主婦 / 寺の跡取り / ゲストハウス、飲食店等7店舗の経営  近江雅子

システムアトリエブルーオメガ代表  きむら しのぶ

有限会社小川商店 IT&新規事業部門 マネージャー  和田 智之

コーチングの後は、チームそれぞれで振り返りの時間に。気分転換に温泉津温泉の中の飲食店に行くチームもあれば、アイデアの見直しを行うチーム、チームメンバーで方向性を確認するチームなどそれぞれのアクションを行う時間となりました。

2日目も夜遅くまで議論が続くSW石見となりました…。

【Day3】

最終日の朝は緊張感が高まります。

SWの最後のメインイベントである最終ピッチを目前に、チーム内で分担して資料を作ったり、必要な情報をヒアリングしたりなど、どのチームも一生懸命取り組んでいます。

最終ピッチ直前では、会場のあちこちからピッチを練習する声が聞こえるなど、緊張感が伝わってくる時間となりました。

最終ピッチでは、1日目で結成した4チームがプレゼンすることになりました。

(SWでは、途中でチームが変わったり解散することも多いため、今回は初日からそのままチームが続いているパターンとなりました。)

各チームのプレゼン内容は以下の通りです。

  • ライフガイド

外国人の夫婦で日本(出雲)に移住された人の中で、パートナーの仕事に着いてきたもう一人の外国人を対象としたグローカルガイドの創出と、外国人観光客のマッチングサービスを行うビジネスアイデア。外国人の労働や地域コミュニティへの参画、地域のグローバル化等に貢献するアイデアです。

  • Sunny

移動時間を活用し、勉強したい参考書などの読みたい本を音声化するおとも勉強サービス。業務の勉強をしたいけどプライベートも大事にしたい方をターゲットにしたビジネスアイデアです。

  • Funny’s

地域の面白い人を発掘し、面白い人をマップ化することで、面白い人とマッチングすることができるサービス。面白い人をつなげ幸せの連鎖を起こすことをビジョンに掲げ、サイト登録料やイベント運営などでの収益化を図ります。

  • ギルド

地域の人手不足を課題に掲げ、草刈問題をクエスト感覚で受発注できるプラットフォームを開発するアイデアです。草を刈る人をクサカリストとネーミングし、クサカリストのランクと、立地等の難易度を自動計算し金額を決めることができるサービスです。

各チームの発表には、3人のジャッジ(審査員)から鋭い質問や指摘が投げかけられ、それぞれのアイデアが深掘りされることで、各アイデアの内容がよりクリアとなりました。

<審査員の皆様 写真の上から順に(敬称略)>

有限会社小川商店 代表取締役  小川 知興

ベンチャーキャピタル グロース投資部長兼ベンチャーデット投資部長 萬 慎吾

山陰合同銀行大田支店 支店長  田中 伸明

【結果発表】

第1位 ギルド

第2位 ライフガイド

【懇親会】

すべてのプログラムが終わった後は、参加者や関係者含め、全員での懇親会が開催されます。

今回のSW石見では会場を移し、温泉津温泉街の中にある「路庵」(小川商店運営)での盛大な会となりました。

参加者やコーチ、ジャッジ、スポンサー、オーガナイザーを交え、今回のSWの感想や今後のこと、事業の相談や情報交換などが行われる最終日にふさわしい内容となりました。

【最後に】

SW石見は前回の第2回の開催から2年空いての開催となりました。地域で行うスタートアップイベントの難しさや運営側の苦労も合わさり一度は止まりかけていたのも事実です。

しかし、その状況からもう一度開催することができたのはSW石見のコミュニティメンバーの力があってのことでした。

オーガナイザーとして関わっていたメンバーから、当時は参加者だったメンバー、コーチやスポンサーとして関わり続けてくださった方々など、多くのメンバーがもう一度関わったからこそ開催できた会となりました。

SWの目的は地域で起業家コミュニティを形成することとありますが、まさにそのことを実感できた3日間となりました。

まだまだ始まったばかりのSW石見のコミュニティですので、これからも多くの方々と一緒にコミュニティを作り上げていきたいと思います。

最後に、様々な立場で第3回SW石見をご支援・ご協力いただきました皆様に最大の感謝を。本当にありがとうございました。

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