弘前からアイディアをカタチに!
青森県弘前市でStartup Weekendを初開催した様子をお届けします!
イベントページ https://swhirosaki1st.peatix.com/

概要

日時・・・・・・・・・・・・・ 2026年2月20日(金)〜22日(日)
会場・・・・・・・・・・・・・ HIROSAKI ORANDO
参加人数・・・・・・・・・・・ 32名(来場者総勢60名)
ファシリテーター・・・・・・・ 岩城 良和
オーガナイザー・・・・・・・・ 岡山 昂平、植松 宏真、山科 則之、倉光 美海、及川 大祐
コーチ・・・・・・・・・・・・ 石山 紗希 様、岡 詩子 様、浜田 大豊 様、原子 朋也 様、船橋 祐登 様
ジャッジ・・・・・・・・・・・ 水口 清人 様、内藤 周子 様、種市 亮 様
リードスポンサー・・・・・・・ 株式会社青森みちのく銀行
スポンサー・・・・・・・・・・ 株式会社ストラテジーテック・コンサルティング
日本全国・通年スポンサー・・・ G’s 様・株式会社eiicon 様
後援・・・・・・・・・・・・・国立大学法人弘前大学

Day 1

金曜夕方、参加者が続々と会場に集まり始めます。
弘前市は国立大学である弘前大学を擁す”学生のまち”と称される地域。参加者の半分が学生となりました。
また、会場となったHIROSAKI ORANDOの2階ゲストハウスを貸し切って合宿形式としたこともあり、北は北海道、南は愛知県から様々なバックグラウンドの方にお越しいただくことができました(留学生も来てくれました)。
会場に着いたらまずは、Startup Weekend 恒例、ピザを食べながら交流の時間です。
Tシャツは”岩木山”・”弘前城”・”桜”・”りんご”がモチーフ(弘前にはシンボリックな名物がたくさんあるんです)。

打ち解けてきたところで、いよいよ開幕です。
進行は、弘前に来るべくして来たファシリテーターの岩城さん(岩木山+お城=岩城さん?)。
ほとんどが初参加の皆さま、興味津々でStartup Weekend、スタートアップへの理解を深めます。

SW恒例のハーフベイクドでアイスブレイク。参加者から挙げられたランダムなキーワードを2つ組み合わせ、グループでビジネスを即席発案・発表します。
「津軽」、「ねぶた」、「酒」、「歌舞伎」、「アイドル」、「筋トレ」、「命」、「愛」、「世界一周」、「世代間交流」等、多種多様なキーワードから、なんとかアイディアを捻り出します。
・・・と、ワイワイやっていたらいつの間にか皆さんとても仲良くなってました!

そしていよいよ自分のアイデアの発表、1分ピッチの時間です。
ずっとやりたかったこと、これからやろうと思っていること、解決したい・もっとよくしたい誰かの課題。
熱い想いを込めて、A4用紙1枚に記し、ピッチに臨みます。

全員のピッチが終わったら、投票&チームビルドへ。
1人3枚のシールを、面白い・革新的・共感できる・実現してほしい・一緒にやりたい等と思うアイデアに投票し、得票の多いものが選ばれます。
選ばれたアイデアの発案者は、チームを作るべく、再度他の参加者へ説明し、欲しい人材を集めます。
シールは集まったのに、一緒に取り組むメンバーが集まらないということが起きるのも面白いところ。
3人以上集まらないとチームとして認められないので、スカウト・引き抜きも始まります(人材集めに奔走する姿もまさにスタートアップの様相)。

投票タイム
アピールタイム
熱い想いを叫ぶ!

そうしてついに、7つのチームができました。
3人集められなかったアイデアが融合して1つのチームになったところも。

「Cycle」

「地域が家族」

「命のスナック」
「間伐隊」
「俺のターン!」
「ジャングリアⅡ」

「YATTEMARE」

無事、全員がチームに所属したので、Day 1 はこれにて終了。
明日からビジネスづくりが本格的に動き出します。「No Talk, All Action」を忘れずに!

・・・と思ったら、さっそくMTGを始める皆さん。合宿形式の醍醐味ですね。・・・運営は一足先にドロンです!

Day 2

青森県津軽地方は1月~2月中旬頃まで記録的な大雪でしたが、SWの会期中は天気に恵まれました。
参加者の熱気に雪解けも進みます。集合時間前からMTGを始めるチーム、青森市に実地調査に向かい会場に来ないチーム、朝一のラジオ体操で士気を高めるチーム、Day1から夜更かししたダメージが残るチーム・・・。
そんなこんなしていると集合時間になり、Day2のファシリテーションが始まります。

仮説検証・MVPの考え方など、岩城ファシリテーターから、ご家族のエピソードも交えてお話いただきました。
SWでは、座学のインプットは最小限。教科書を解説して勉強して覚えるスタイルではありません。
ファシリーテーターは要所要所でスタートアップ・事業開発のTipsをガイドライン的に示しますが、あとはとにかく自分たちで考えて実践あるのみ。「No Talk, All Action」です。
机に齧りついて調べたり、喧々諤々議論したり、パソコンとにらめっこしたり、そこから生まれるのは「妄想」や「空想」に過ぎない。外に出て、顧客を見つけ、話を聞き、解決策を提案し、フィードバックをもらう・・・これを繰り返してアイデアをビジネスに換えていかなければなりません。
早い段階から各チーム、インタビューに出かけたり、webアンケートをとったり、材料を買ってきて検証したり、活発にActionしていました。

昼食を食べたら、いよいよDay2のメインイベント「コーチング」の時間がやってきます。
実際に地域で起業・会社経営・起業家支援をしている方々が、各チームとの壁打ちやビジネスへの助言・ダメ出しなどを行います。今回はこの5名にボランティアでご協力いただきました。
【コーチ】
株式会社ORANDO PLUS 代表取締役/NextCommonsLab弘前コーディネーター 石山 紗希 様
・一般社団法人もったいない研究所 代表理事 岡 詩子 様
・株式会社⽣き活き市場 代表取締役/市民市場 虹のマート 第14代 代表 浜田 大豊 様
あおもり創生パートナーズ株式会社 事業創造スタジオ General Manager 原子 朋也 様
株式会社Jawamegi 代表取締役/「NEBUTA LIFE」運営 船橋 祐登 様

石山 様
岡 様
浜田 様
原子 様
船橋 様

各チーム、百戦錬磨のコーチたちにこぞって相談します。「これどうですか?」「どう検証するのがいいですか?」「商売になるでしょうか?」・・・。
「ここがまだ甘い」「自分だったらこうする」「これがポテンシャル」・・・、豊富な経験と多彩な引き出しを持つコーチたち。

コーチの皆さん、ありがとうございました!

コーチングを経て、気付き・ヒントを得たり、アイデアが崩壊したり・・・。ピボットするチームも現れてきます。
状況は様々ですが、皆さん相当なカロリーを消費したご様子。
腹が減ってはスタートアップできぬということで、エネルギー補給、そしてリフレッシュを兼ねて(すごく大事)、グループミックスで夕食を摂ります。ここで他チームの進捗を聞き、また、自分たちの状況を相談していると、打開策が浮かんできたりすることも。

日が暮れてきて、Day2締めのファシリテーション。
Day1、Day2を振り返りながら現在地を確認し、明日のピッチに向けたガイドがありました。
こうしてDay2は終了・・・なのですが、Day1同様、ここから踏ん張るチームも。
改めて検証に出かけたり、他のグループにいる有識者から助言をもらったり。
運営も、明日に備えてお先にドロン・・・とはいかず、話し込んでいたら一緒に夜更かししていました。

Day 3

さあ、やってきました。最終日です。
Day2夜には右往左往・焦りが見えるチームが多かったように見受けられましたが、夜更かしの成果か、皆さん覚悟が決まり、集中している様子。どうやらチームの移籍を決意した方もいる様子。
程よい緊張感に包まれながら、ピッチに向けた準備が進みます。
プロダクト系のチームもwebサービス系のチームも試作品・MVPが揃っており、Day2に飛び込みITVした木工職人さんが急遽試作品を持ってきてくださるというサプライズもありました(感謝です)。
昼食を摂り、ピッチの順番を決めます。そして皆さん、入念に最終調整、ピッチの練習も重ねます。楽しみ!


会場設営を終え、ジャッジが到着。いよいよピッチが始まります。
地元のテレビ・新聞も取材に来てくださいました。見学者も集まりピッチスタートです!

はじめにリードスポンサー挨拶として、株式会社青森みちのく銀行 取締役頭取 石川様から、地域における起業・スタートアップ、若者の挑戦に対する想いをお話いただき、その後、審査員が紹介されました。
【審査員】
タグボート株式会社 代表取締役 水口 清人 様 ※審査委員長
国立大学法人弘前大学 准教授 内藤 周子 様
ゼロイチキャピタル 代表パートナー/パートナーズファンド 代表パートナー 種市 亮 様

石川 様
水口 様
内藤 様
種市 様

No.1「間伐隊」

りんごの生産過程で生じる間伐材を使用した、ストーリーリッチなアクセサリーブランド。

No.2「ジャングリアⅡ」

点在するエンタメ施設を集約し、近所で楽しめるVR拠点の展開。

No.3「俺のターン!」

就活生の自己分析・PR不足と、企業の求人要件のミスマッチをカードゲームで解消。

No.4「Cycle」

企業のお手伝い・困りごと解決を通じた経験・成長機会を学生に提供。

No.5「地域が家族」

突然子どもが体調不良になった際の対応を代行し、親の負担を軽減。

No.6「鍋ndo.」

地方部のランチ難民を救うフードトラック事業。

No.7「YATTEMARE」

首都圏にいる青森県人に近所でねぶたを制作できる機会を提供し、ねぶた制作者の卵を発掘・育成。

審査員からは、鋭い質問が飛びます。
「本当に顧客はいるのか」、「課題はあったのか」、「課題と提供価値・ソリューションがズレていないか」、「アプローチを変えないとスケールは難しいのではないか」、「既に存在するものにどう勝つのか」・・・核心をつく問いに、窮するチーム、なんとか食らいつくチーム。本物の起業家・経営者、研究者、投資家とのヒリつく質疑を通じて、仮説の甘さ・検証の甘さ、押さえなければならなかったポイントなどに気づくのも大切な学びです。


そして、審査員は別室へ移動し審議に入ります。
ちなみにこのとき、会場では参加者向けにスポンサーピッチが行われました。
参加者でもあったナルさん(青森みちのく銀行 鳴海 地域開発課長)から、 新規事業開発支援のプログラムが紹介され、参加者の皆さんがイベント後も継続して取り組まれる場合に活用を検討いただきたいとお話がありました。SW終了後も挑戦を続けられる環境があるのはありがたいお話。

審議を覗く
オーガナイザーU

審査員が戻り、いよいよ、審査結果の発表です!

第3位 「YATTEMARE」

第2位「間伐隊」

スポンサー賞「俺のターン!」

第1位「地域が家族」

受賞されたチームの皆さん、おめでとうございます!!


そして岩城ファシリテーターから最後のファシリテーションがあり、ピッチが終了。
Day3締めくくりは、参加者、ファシリテーター、オーガナイザー、コーチ、ジャッジ、スポンサーなど会場にいらした皆さんで懇親会です。
金曜夕方から駆け抜けてきた参加者の皆さんはお互いを労ったり、見学に来た方から猛者として称えられたり、交流が深まっていきます。
「このあともこのチームで事業化進めます!」とか、「僕もオーガナイザーになって、地元で開催したいです!」といった声も挙がり、最後まで熱量の高いSW弘前でした。
オーガナイザーも懇親会に入り込み過ぎて写真撮るのを忘れていました。そのくらい一体感が生まれた週末でした。笑

さいごに

青森県のスタートアップエコシステムは今まさに形成途上にあると感じています。色々な方が尽力くださっているおかげで、実際、挑戦する方を目にする機会が増えましたし、挑戦者を支援する枠組みも整ってきています。

SWもその土壌づくりに貢献するものですが、青森県内では今回の弘前初開催でまだ3回目。
これまで参加された皆さんが自身の挑戦を継続されることはもちろん、今後はオーガナイザーとしてこの熱気を広げていく流れが生まれていくことにも期待しているところです。

アイデアをカタチにする挑戦をもっと身近に。そうなれば更にエコシステムが活発になっていくのだと思います。

最後に、今回の開催にあたり多大なるご支援をいただきましたスポンサー、コーチ・ジャッジ、ファシリテーター・オーガナイザーの皆さま、見学にいらした皆さま、そして、この週末を駆け抜けた参加者の皆さまに心より感謝申し上げまして、レポートを締めさせていただきます。

引き続き、Startup Weekend 弘前 への温かいご支援をよろしくお願いいたします。ありがとうございました!

Startup Weekend 弘前 2026 オーガナイザーチーム

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