4月22日-24日、サポーターズ京都オフィスをお借りし、StartupWeekendKyoto_Studentを開催しました!
2015年からコンスタントに開催をしているStartupWeekendKyotoですが、2016年一発目は、京都市の人口の1/10を占める”学生”限定で開催をしました。
言わずもがな、京都は47都道府県で一番学生が多い街。(http://uub.jp/pdr/e/u.html)そして、それは留学生という面でも同じで、ビジネススクールに通うためなど、多くの外国人留学生も京都に住んでいます。今回はそんな学生達の化学反応を見てみたい、と開催を決めました。
今回の参加者は35名。うち、1/3以上が日本以外の国籍の方!全体の半数がバイリンガルでした。大学生や社会人のビジネススクール生に混じって、一人だけ高校生の女の子も参加してくれました。←ナイスチャレンジ!!
■多国籍チームで挑む「Half Bake」
金曜日のピッチの前の「Half Bake」。これも各チームに、バイリンガル・日本語のみ・英語のみ、の3つのカテゴリーの人をあえて混在させました。ちゃんとしたコミュニケーションがとれるのか、各々心配な顔つきでしたが、始まってみると、言葉や身振り手振り、絵を使ったりとチーム内でどんどん議論が進んで大変盛り上がりました。
■続々と”飛び入りピッチ”
今回、事前にピッチを用意してきたのは12名。Half Bakeを終わって、嵐の前の静けさで静まり返った会場で始まった1分間ピッチ。徐々に熱気を帯びていく中、「僕もやります!」「私も!」っと、当初はピッチを予定していなかった参加者がどんどんとピッチに(驚) こういう思い立ったら!という”瞬発力”みたいなのは、学生の方が持っているのかもしれません 笑
VOTINGの結果、6チームでサービスを開発していくことになりました。1チームが全員英語を話せる多国籍チーム。3チームは日本語英語バイリンガルの混成チーム。2チームは日本人のみのチームでスタートしました。
■2日目、コーチの方も学生の時から”起業”をした人に。
今回コーチ陣は、自分も学生の時に”起業”をした人、に絞ってお声がけをさせていただきました。
京都で学生起業と言ったらこの人というくらい有名な、株式会社のぞみの藤田社長、”ネイティブの方とカフェで言語レッスンができるアプリ”「Flamingo」を出す株式会社フラミンゴ代表取締役CEOの金村さんとCOOの高橋さん、シェアハウスの会計管理ソフトを提供する株式会社クルーベース 代表取締役浦嶋さん。また、神戸からも”人と食がつながる素晴らしい時間創り”をサポートする「Gochiso」を展開するPhilipさんにお越しいただきました。
約2時間のコーチングセッションの後、のぞみの藤田さんが言われたアドバイスがとても印象的でした。
「発表のスライドは本来3枚で語れなければいけない。①何をするのか、②どうやってするのか、③それはビジネスとして成り立つのか、本来はこの3スライドだけで事足りるもの。議論を重ねていくうちに、どんどん複雑なサービスになっていきがちだから、このことを忘れないでください。」
自らもサービスを提供するものとして、肝に銘じようと思った言葉でした。
コーチの皆さん、ありがとうございました!
■3日目、運命の最終日。
そして、運命の3日目。この時点で、6つあったチームは、紆余曲折あり、8チームになっていました。
審査員には、京都を代表する企業の面々にお集まりいただきました。
STWKyotoをずーっと支えてくれている、プロセスマネージメントを手がける株式会社クエステトラの今村さん、全世界で1000万人が利用する「Gyazo」を提供するNota.incの洛西さん、農薬や化学肥料不使用で栽培された農産物の販売や育成機能をもつ自社農場の運営サポートを行う、坂ノ途中の小野さん。
プレゼンの内容は、学生故の”自由な発想”に象徴されたものになりました。印象的だったのが、審査員の「競合にはどうやって勝つのですか?」という問いに、「勝たなくていいんです!!」っと意気揚々と答えるシーンでした(笑)審査員の方々も、「そ、そういう考え方もあるのかぁ(笑)逆に勉強になるな!」っと言って会場を沸かせていました。結果的に、会場の心をつかみ、そのチームは優勝しました!!
プレゼンの審議の時間を使って、今回、初めてスポンサードいただいた「サポーターズ京都オフィス」京都支社長の小林さんと、起業家シェアハウスFespa京都の内野さんにも、事業内容のご紹介をいただきました。
■3日間の集大成。懇親会。
優勝発表の後、緊張した3日間を乗り切り、懇親会に突入しました。参加同志、ここぞとばかりに「あれがダメだった!」「あそこをこうすればよかった!」と言って、自分のチームの反省点を話したり、他のチームの良かったところなど意見交換を行っていました。
■強力なオーガナイザーチーム
京都のSTWは、日本語と英語のバイリンガル運営で、HPや広告、当日のアナウンスまで全て英語でも行います。それを支えてくれているのが、京都のオーガナイザーチームです。2015年に1年ぶりに開催してから、少しずつ参加した人が運営をサポートしてくれるようになり、今ではこれだけの人で運営ができるようになりました。本当に頼もしい!海外生活が長かったメンバーがいることで、京都のStartupWeekendにこれだけ多くの外国籍の方が来てくれるようになりました。京都はこれからも、バイリンガル運営で、日本一多国籍なSTW開催を目指します!
■次回開催は、8月!
まだ本決定ではありませんが、次回は灼熱の8月に開催するかもしれません。どんなテーマにするのかは、また追って連絡したいと思います!
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