2026/2/13~15 第13回 Startup Weekend北九州を開催しました!
最終日は、同じく第13回を迎えた北九州マラソン当日。街が走者の熱気に包まれる中、SW北九州の47名の挑戦者たちも走り抜けました。
アイデアをぶつけ合い、迷い、磨き上げ、発表へ。マラソン以上に熱く濃密な3日間の様子をお伝えします。

■イベントページ https://swkitakyushu2026213.peatix.com/
■概要 
日時:2026/2/13(金)~15(日)
会場:ATOMica北九州(北九州市小倉北区京町3丁目1−1 セントシティ 7F)
参加人数:47人

(以下敬称略)
▽ファシリテーター:本田 忠
▽オーガナイザー:久保 輝(リード)、城戸 真理、園田 将司、民谷 祐美子、田中 伸治、田中 雅巳、田中 陽一郎、千々和 勇佑、津守 美幸、長谷川 純子、藤本 建、前田 貴輝、松野 真也、山本 貴彦
▽スポンサー:株式会社北九州銀行、公益財団法人北九州産業学術推進機構、税理士法人 TA パートナーズ、大英産業株式会社、株式会社スターフライヤー、九州工業大学上條ゼミ、株式会社ラック
▽会場スポンサー:ATOMica北九州
▽フードスポンサー:クラウン製パン株式会社、株式会社ビッグベアーズフーヅサービス
▽日本全国・通年スポンサー:G’s – BASE for GEEK、株式会社eiicon
▽後援:北九州市

【Day 1:アイデアピッチとチームビルディング】

第13回は約3年ぶり、3回目の開催となる「ATOMica北九州」。JR小倉駅から徒歩1分のセントシティ7階にあるコワーキングスペースです。利便性も高いだけでなく、伝統的な小倉織をモチーフにしたデザイン性あふれる会場です!

ファシリテーターを務めたのは、九州圏内で多くのファシリテーターをされ、ご自身もNo Talk, All Actionを実践されるSW北九州出身の本田忠さん。スタートは、毎回お世話になっているビッグベアーズ様のピザを食べながらの懇親会からです。幅広い年代の参加者が集いました。その数なんと47人!
「起業を目指しています!」という大学生、「新しい出会い、新しいアイデアに対して自分がどのように変化するのかが楽しみ」という社会人などなど。ピザを囲んで対話が弾んでいきます。

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ピザタイムの後は、Startup Weekendお馴染みの「ハーフベイクド」の時間に突入です。参加者から様々なキーワードを募り、その中から2つのキーワードを早いもの勝ちで手に入れて、グループごとに2つのキーワードを組み合わせた即席のビジネスアイデアをつくります。「ゲーム」、「動物」、「うどん」、「大雪」、「車」などなど、短時間で2つの単語を組み合わせて新しいサービスを考え、発表していきます。

さて、「ハーフベイクド」が終わり、場が温まってきたところで1分間ピッチへと進みます。参加者も多いからと言ってアイデアも多いとは限らないと思っていたのですが、アイデア数は21個も!ピッチも熱を帯びてきます。

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21個のアイデアへの投票を経て、結果6個のアイデアに絞られました、、、が!!!何が何でも自分のアイデアをカタチにしたい敗者復活枠も入り、最終的に7チームが結成されました。

チームが決まると、各テーブルに分かれて早速アイデアの具体化が始まりました。多様な参加者の様々な思いが飛び交ったDay1。ここからはチームリーダーを軸にチーム&ビジネスづくりが動き出します。

①チーム名:グッドスメル
 
 メンバー:そごう、あつし、なめとー、DUNE

②チーム名:釣りQ
 
 メンバー:ゆうちゃん、ぜん、とよた、しんり、そのだーのマサーシー

③チーム名:Well Talk
 
 メンバー:ミウラ、おのえ、やすなか、とーま

④チーム名:AI (アグリカルチャーインテリジェンス)
 
 メンバー:ゆう、りょーちん、よういちろう、ゆりの

⑤チーム名:ガンメン
 
 メンバー:かつやま、いっしぃ、シン

⑥チーム名:KURUYO
 
 メンバー:かずき、おおした、やまもと、Tami

⑦チーム名:ぴこっと
 
 メンバー:かずま、松永、まさみ、つもりん

【Day 2:アイデアのブラッシュアップとコーチング】
あっという間に迎えた2日目。SW北九州の朝は、第一回目からスポンサーをしていただいているクラウン製パン様のパンでスタートです。
ずらりと並んだパンを前に、参加者の表情も自然とほころびます。
長年、北九州の“毎日の食”を支えてきた味が、この挑戦の一日を支えてくれます。

午前のファシリテーションを終えると、各チームの動きが一気に加速します。
議論を深めるチーム。
アンケートで検証を進めるチーム。
実際に外へ出て顧客の声を聞きにいくチーム。
机上のアイデアが、少しずつ“現実”と接続し始める時間。まさに「No Talk, All Action」を体現する光景です。

そして今日のランチは、大人気の三日月様のクロワッサンサンド 4種。なんて幸せな光景でしょう。
丁寧に箱詰めされたクロワッサンサンドは、すでに半分にカットされています。それをチーム内でシェアしながら議論が進む、和やかな時間…、でも実は午後への大切な準備時間でもあるのです。。

この後に待つのは、 SWの目玉とも言えるコーチングです。

午後2時、SWの目玉、コーチングの時間がやってきました。
コーチは、実際に起業した経営者の方々や起業家を支援されている方々です。各チームは、現時点のビジネスプランをぶつけ、率直なフィードバックを受けます。それは、甘くない現実と向き合う時間でもあります。
▽コーチ(敬称略):
鈴木 章央(株式会社Techno.send  CEO)
丹羽 雅也(一般社団法人TSUNAGU 代表理事)
平畑 輝樹(イジゲングループ株式会社 ソリューション本部)
山﨑 駆(合同会社共創テクノロジー CEO)

各チームがテーブルにコーチを迎えます。
「このチームにこの業界の人いるの?」

「ここが変わるとペルソナ全体が変わらない?」

「ユースケース整理しようか」

「個人でやるなら良さそうだけど…どうなの?」

一見、変化球のように見える質問。

しかしそのすべてが、ビジネスの本質を突くもの。

甘くない。

でも、本気。

参加者たちは、コーチの問いに真正面から向き合います。

ここで方向性を見直すチーム。

ターゲットを絞り込むチーム。

思い切って解散を決断するチーム。

アイデアは、この時間で一度壊れ、そして、再構築されていきます。

刻々と時間は過ぎていきます。
夜のファシリテーションで、改めて伝えられたのは
「課題の再確認」
誰の、どんな課題を、どうやって解決するのか。
残り約20時間。
アイデアが形になり始めるチームもあれば、立ち止まり、もう一度問い直すチームもあります。
その中で、一つのチームが解散を決断しました。
コーチングと検証を重ねる中で、「このまま進んで、本当にビジネスとして成立するのか」を問い直した結果です。
簡単な決断ではありません。けれど、それもまたStartup Weekendの大切なプロセス。無理に形にすることが前進ではない。見極めることもまた前進なのです。
この夜こそが、Startup Weekendの核心なのかもしれません。
ここからが、各チームの踏ん張りどころです。

夕食は、旬菜探訪 OHKUMAYA様のお弁当。
この時間では、チームリーダー以外は席を移動し、別のチームのメンバーと進捗や悩みを共有しながらの食事となりました。煮詰まった頭に、他者の視点が入る貴重な時間です。

泣いても笑っても明日が発表。明日の16時にはプレゼンが始まります。

チームの気持ちが揺れ動く2日目の夜。
でも、だからこそ、オーガナイザーとしては、この夜が一番好きなのです。

Day 3:最終プレゼンと結果発表
いよいよ最終日!昨日に引き続き、スポンサーのクラウン製パン様のパンで朝食を摂りつつ、ラストスパートです。
今回の参加者は落ち着いた方が多いのか、最終日もバタバタすることなく、淡々と自分たちの商品を煮詰め、ピッチの準備に取り組んでいる印象。
そんな中、試作した商品を販売するチームが現れました。

審査基準である、「検証」「実行とデザイン」「ビジネスモデル」を確認する上でもとても大切なActionです。オーガナイザーとしてはニヤッとする瞬間だったりします。

3日目のお昼ご飯はセントシティ内に店を構える「たかもとや」のチキン南蛮。甘酸っぱいタレが絡んだチキンにたっぷりのタルタルをつけていただきます。

食後は最終ピッチに向けて発表順の決定やテックチェックを行い緊張感が高まってきます。各チーム、資料の作り込みや練習を行っています。最終ピッチは16時。満足のいく発表にできるでしょうか?

この3日間で考え抜いたアイディアを、各チーム工夫を凝らして発表します。

▽ジャッジ(敬称略):
石本 康久(TOPPAN株式会社 九州事業部 企画販促本部 SI事業推進部 チームリーダー)
藤崎 正範(株式会社ハートビーツ 代表取締役)
大原 智史(FromFactoryKITAKYUSHU オーナー)

審査員の方々には、ビジネスモデルの完成度、マーケットの規模、実現可能性、チームの熱意など多角的な視点から評価を行っていただきました。

▽チーム:サービス ※発表順
KURUYO
手に入りにくい旧車の内装パーツに特化した、販売店。3Dプリンタを活用した樹脂パーツ製造。

グッドスメル
音楽を通じて香りを販売する。半径30cmの幸せを。好きな曲を流してAIが分析し、好きな香り提案、アロマオイルを調合して香りを提供。

Okaeri
接客力を向上させる、記憶サポートサービス。カメラで認識して、アプリが認識して、通知する

Well Talk
誰もが魅力的なプレゼンターになるAIプレゼン練習アプリ

GREEN LOOP
家庭菜園の育つ楽しみを提案する。社内コミュニケーションから社内菜園。成長支援アプリ。

ピコット
小学生の創造性を育む、創造拠点。習い事とコワーキングスペースの融合。

【結果発表】
第3位は『ガンメン』チーム! 


店舗を訪れるお客様の情報を店員さんに提供するサービスで、審査員の大原様からは「一生懸命お客様の顔覚えた営業マンとしてはライバルになるサービス」で良い着眼点との講評をいただきました。お客様にとってのメリットがもう少し分かればさらに上位が目指せたのではないかとのメッセージもいただきました。

第2位は『グッドスメル』チーム!


試作品を販売するなど健闘しましたが惜しくも2位!香りを使ったサービスには将来性がありそうだとの評価でした。一方でなぜ音楽なのかという部分について、ビジネスモデルやペルソナの深堀りが欲しかったというコメントをいただきました。

そして、優勝は『KURUYO』チーム


年々手に入れるのが難しくなる、こだわりの旧車部品を3Dプリンタで提供するサービス。
顧客として、ユーザーだけでなく整備工場なども想定でき、ビジネスモデルを広げる余地があるアイデアだとの評価でした。数ある旧車の中でも最初の段階で対象車種を絞り込んだことがビジネスの判断として優れているという高評価を得ました。

3日間の締めくくりの懇親会!
booties様のオードブルを囲みながら、3日間の振り返りやアイデアへのコメントなど、さらに盛り上がる時間となりました。今回も学生や社会人など多様な方が参加し、様々な視点でビジネス創出に向き合いました。自信やチームの取り組みに加えて、他のチームのアイデアやコーチ、ジャッジの話を聞けたことも、明日からのチャレンジにつながtたと思います!

以上、第13回開催レポートでした。

最後に、Startup Weekend北九州は、これからも北九州地域の起業家精神を育む場として継続的に開催される予定です。今回の参加者はもちろん、新たな挑戦者たちが次回のイベントに集い、新しいビジネスが生まれることを期待しています。

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