2025年12月12日(金)〜14日(日)に、愛知県刈谷市で第4回Startup Weekend刈谷を開催しました。
多様で個性溢れる人達が自然と集まる場。始まりは、各々の想いを言葉にするアイデアピッチ。その声に共鳴した仲間が集まり、チームが生まれます。それぞれの個性が重なり合い、少しずつ形になっていく。迷い、考え、動き続ける参加者たち。その一歩一歩に寄り添い、共に走るオーガナイザー。そして、確かに場を支える人達。そんな1人1人の姿を、リレー形式でお届けします。
(担当: 小嶋 愛里・小橋 辰幸・鈴木 舞衣・段下 駿平・前田 洋佑・諸岡 健太)
概要(順不同・敬称略)
日時:2025年12月12日(金)~14日(日)
会場:刈谷市産業振興センター 401会議室
参加人数:39名
ファシリテーター:白井 圭
リードオーガナイザー:馬場 浩輔
オーガナイザー:前田 洋佑・田井中 聡・片桐 智寛・古賀 健・林 佑翠・小嶋 愛里・早田 龍二・今井 剛志・大日方 慶尚・小橋 辰幸・段下 駿平・諸岡 健太・鈴木 舞衣
スポンサー:株式会社アイシン・株式会社デンソー・株式会社モビテック・株式会社表屋・株式会社RW・碧海信用金庫・株式会社アルファドライブ
全国通年スポンサー:弥生株式会社・G’s・株式会社eiicon
後援:刈谷市・刈谷商工会議所
Day1
18:00 会場 & イベントスタート
昨年に引き続き、刈谷市産業振興センターで開催です。Startup Weekendでは伝統のピザパーティーからスタート!これから3日間を共にする仲間と親睦を深めます。
今回のTシャツは刈谷市のトレードマークでもある「カキツバタ」の花をデザイン!
19:00 ハーフベイクド
この時間は、これから3日間の事業を考えるウォーミングアップとして、「ハーフベイクド」というワークを行います。ランダムワード2つを組み合わせ、限られた制限時間で商品・ソリューションを話し合いながら考えます。「こんな単語、本当に組み合わせられるの?」というようなものも、うなり迷いながら、素敵なプロダクトを考えてゆきます!
19:30 1分ピッチ
3日間で取り組みたいアイデアを1分間で発表します。発表者の熱の溢れる空間に!
どのようなアイデアに興味があるか、みんなで投票します!
20:30 チームビルド
1分ピッチの人気投票で残った上位数名のリーダーが仲間を集めます。事業を始めるための人集めの駆け引きから体験できるのがStartup Weekendのプログラム!
4チームが出来上がりました!これから更にActionの時間が始まります!
Day2
9:30 開場
開場と同時に参加者が集まってきました。各自で考えてきたことを発表し合い、チーム内の共通認識を作っていきます。
10:00 ファシリテーション
Day2が幕を開けました。ファシリテーターから「昨晩は何をした?」と問われると「生成AIに相談した!」との回答が。去年にはなかった回答に時代の進歩を感じました。
10:30 Action開始!
PCに向かって黙々と作業する人、ホワイトボードを囲んで議論するチーム、電話でヒアリングのアポを取る姿も見られ、会場は一気に実践モードへ。
鉄道模型チームは課題検証のため高齢者施設へ突撃しましたが、土日で閉まっており今回は空振りに。それでも「まず行ってみる」行動力が、この時間帯を象徴していました。
12:00 ランチタイム
2日目の昼食はハンバーガーや、フルーツサンド&バラエティーboxです。
ボリューム満点のランチで、午後のコーチングに向けてエネルギーを補給します。
14:00 コーチング
チームの仲も深まり、すべてが順調に感じるこの時間帯。
本当にこのままで大丈夫?コーチングタイムは客観的な指摘やアイデアの本質を問い直す重要な機会です。今回は7名の起業家・支援家の方々をお呼びしました。
【コーチの皆様】(順不同)
・籔内 龍介 様(株式会社Lirem 代表取締役 / 一般社団法人 火-Okoshi 代表理事)
・藤田 拓也 様(株式会社エンゲージメントフォーカス代表取締役 )
・金谷 智 様(株式会社LX DESIGN 代表取締役社長/Co-CEO / 一般社団法人スタートアップ協会)
・古田 正義 様(株式会社ワクワクプロジェクト 代表取締役)
・山下 雄也 様(株式会社日進精機 係長)
・伊井 俊貴 様(メンタルコンパス株式会社代表 精神科医)
・村井 美映 様(株式会社スペース 代表取締役/一般社団法人未知 代表理事)は、急遽の用事で欠席に。村井様には今後の機会にお願いしたいと思います。
コーチからのアドバイスを受け、「本当に困っていることを確かめに行こう」と動き出したのがDeaf(デフ)。
顧客課題の確認のため、実際に聴覚障がいのある方へインタビューを行いました。はじめは「日本語字幕付きのコンテンツが求められている」と考えていましたが、話を聞く中で、盲学校の教育方針の影響により、日本語の学習そのものに課題を抱えていることが発覚!
アクションを起こしたことで仮説と現実のズレに気づき、チームとして次に進むべき方向性がはっきりと定まった時間でした。
Startup Weekend刈谷の魅力は、コーチングの後におやつタイムがあること。毎年恒例、PoMMe DeLICeのクッキーシューの優しい甘さで疲れを癒します。
18:00 夕食
2日目の夕食は焼き魚にエビフライ、煮物など色とりどりのおかずが詰まったお弁当です。
夕食時間はチームをミックスし、参加者もオーガナイザーも一緒に食べます。他のチームの様子を知ったり、アイデアとは異なる話をしたりして気分転換!
21:00 クロージング
気がつくと2日目も終わりの時間が近づいてきました。ファシリテーターからの問いかけをきっかけに、コーチングやヒアリングを通じて一気にアイデアが深まった一日を振り返ります。
発表まで残り18時間!明日の行動を話し合って解散します。
Day3
9:30 開場
いよいよ運命の最終日となる3日目の朝を迎えました。
8割以上が初参加で始まった今回のStartup Weekendでしたが、皆さん初日とは別人のような顔つきで、発表に向けてブラッシュアップに全力集中しています。
残り少ない時間を惜しみ、真剣に話し合うチームもあれば、会場に来ずフィールドワークに賭けるチームも。それぞれの思惑、戦略で追い込みをかけます。
12:00 昼食
Startup Weekend最後の昼食に用意されたのは、手作りのおにぎりセット。
ここからラストスパートをかける皆さんが作業に集中できるよう配慮し選びぬかれた、オーガナイザーの思いやりがきらりと光る一品です。
正午を過ぎた頃には朝からフィールドワークに出ていたチームも出揃い、次第にジャッジの方々も到着。
悔いの残らないよう、どのチームも一分一秒を惜しんで最後の追い込み作業に没頭しています。
ファシリテーターの白井さんからは、有名な漫画から引用して、ラストスパートの発破をかける名言が送られました。
15:00 最終ピッチ
今回、Startup Weekend刈谷4thの締めを飾るジャッジとしてお集まりいただいたのは、ここ刈谷から次世代の起業家を輩出したいというオーガナイザーの熱い想いに呼応した4名の錚々たる皆様です。
ジャッジの皆様の紹介が終わると、いよいよ最終ピッチの発表が始まります。
Startup Weekend刈谷4thの3日間では、大きなピボットやチーム入れ替えなく、最終4チームが発表に挑むことになりました。
<チーム①: Deaf (デフ)>
<チーム②: チーム草>
<チーム③: 鉄道模型チーム>
<チーム④: 犬の寮母さん>
3日間の集大成となるピッチ発表と、それに全身全霊で応えんとするジャッジの皆様との質疑応答を4チームそれぞれが経て、会場は結果発表を待つばかりとなりました。
さて、今回ここ刈谷で4回目となるStartup Weekend開催にあたり、大変多くの地元企業様にスポンサーとしてご協賛いただきました。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。
全てのピッチが終了し、審査を待つ会場では、当日会場にお越しいただいたスポンサー企業の皆様から、それぞれの企業のご紹介に加え、この3日間を全力で駆け抜けた参加者の皆さんへの労いのお言葉や、今後益々の活躍を願って熱いエールが送られました。
また、当日は残念ながらご不在でしたが、以下の企業様からもご協賛をいただきました。
株式会社アルファドライブ様
株式会社表屋様
17:00 結果発表
スポンサーの皆様からのご挨拶が終わり、別室で議論されていたジャッジの皆様が会場に戻ってきました。
全てをやりきり、リラックスした表情を浮かべる人もいれば、未だ緊張がなかなか抜けない様子の人も。
休憩中の談笑ムードも束の間、改めてのファシリテーションで、ぴりっとした空気が張り詰めます。
ここからは泣いても笑っても、ノーサイドの精神でお互いの健闘を称え合う時間。
今回のStartup Weekendでは4チーム中、入賞枠は2チームです。運命の発表に、全員の足によるドラムロールが添えられます。
ドドドドドドド…ドン!
2位は、「チーム草」!!
チーム草は、とにかく草を刈りたい!という熱い想いで突き詰め、草刈りの人手を求めている農家さんとのマッチングイベントを提供するアイデアを考案しました。
通常は行政が入るようなマネタイズが難しい領域でありながらも、実際に協力していただける農家さんを見つけてくるという、事業成立に不可欠なピースを現場の行動量で埋めたフィールドワークの突き抜け度などが高く評価されました。
そして、今回のStartup Weekendで優勝を飾った、栄えあるチームは…
「犬の寮母さん」!!!
犬の寮母さんは、飼い犬を「ペットホテルに預ける」と「知人に預ける」の間にあるニーズに着目。「分離不安症(犬が人が近くにいない状況で発症しやすい病気)」で困った経験から、自身が欲しいサービスとして、「人がいる」状態を担保しつつ、最低限のリソースで既存のものよりも安価なラインを提供。
飼い主、飼い犬双方の問題を捉え、利用者側、提供側双方にとって現実的なビジネスモデルを提案したことや、「実際に条件にあった物件」をMVPとして調査してきたことなどが高く評価され、こちらの結果となりました。
さて、2位と優勝チームが発表され、結果発表もおしまい……
と思いきや、今回のリードスポンサーである株式会社デンソー様と、株式会社アイシン様が、それぞれスポンサー賞を用意しているというサプライズ報告が!
まず、株式会社アイシン様から、「アイシン賞」の発表です。
アイシン賞を受賞したのは……「鉄道模型チーム」!!
鉄道模型チームは、若き中学生のリーダーが大好きな鉄道模型の文化を、中学生の間にもっと広めたい、という熱い想いでプレゼン。
高校生以上では大きな大会などがあるものの、中学生同士では横の繋がりが乏しい点に着目。
自分たちが主体になって企画をしていく決意に、モビリティの楽しさを未来に伝えていきたいという株式会社アイシン様のミッションが重なりました。
そしていよいよ、最後の賞となる「デンソー賞」の発表です。
デンソー賞を受賞したのは……「Deaf(デフ)」!!
Deaf(デフ)は、ろう障がい者の方々にとって母語である日本語を取得することが難しいことに着目し、動画を視聴しながら手話を学習できるサービスを考案しました。
フィールドワークで関係者の方に実際に会いに行き新たな課題を見つけた点や、身近なろう障がい者の方への思いやりの心を新しいサービスに昇華させた点などが高く評価され、誰も取り残さない未来を創っていく、という株式会社デンソー様のビジョンに重なるサービスとして選出されました。
勿論「決して横並びで受賞させようとして選んだわけではない」、と口添えがありましたが、結果としてStartup Weekendとしても非常に稀な「全チーム受賞」という大団円で、Startup Weekend刈谷4thのメインプログラムは幕を下ろしました。
19:00 懇親会
すべての関係者の労をねぎらって、懇親会では大量のお寿司、オードブル、サンドイッチが用意され、振る舞われます。
参加者、オーガナイザー、ジャッジ、ゲスト、スポンサー、皆さんそれぞれの立場に分け隔てなく、美味しい食事としばしの歓談を楽しみ、3日間すべてのプログラムが終了しました。
今回は初めてオーガナイザーとして参加し、スポンサー依頼、学生向けプレイベントの企画・開催、コーチ依頼などに挑戦しました。定時後や休日に、所属や立場の異なるメンバーとオンライン・現地で打合せを重ねた準備期間は非常に濃密で、気づけば開催日を迎えていました。
当日は初日のチームビルド後に想定外の流れで参加者としても関わることになり、途中でメンバー合流という変化もありながら、最終発表までチームメイトと一緒に走り切りました。
運営と参加者の両立を経験したことで、スタートアップウィークエンドが提供する学びと価値を、これまで以上に深く理解することができました。
オーガナイザーと参加者の双方を担うという初の挑戦を乗り越え、チーム全員の主体的な行動と挑戦の結果、優勝という最高の成果を収めることができました。
イベントに参加・協力くださった皆様ありがとうございました。
今回の体験を糧に、今後もAll Actionを継続していきましょう。
【イベントページ】
https://peatix.com/event/4592443































































































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