胸に秘めた熱い思いを、盛岡で

新しいオーガナイザーが加わり、約1年ぶりに開催されたStartup Weekend盛岡。
第4回となった当イベントの開催レポートをお届けいたします。

概要

  • 日時:2025年10月10日(金) ~ 2025年10月12日(日)
  • 会場:アイーナ・いわて県民情報交流センター 会議室501
  • 参加人数:22名

コーチ:

  • 浅沼 なつ美(株式会社SOLMATE 代表取締役)
  • 片野 友貴(株式会社TOLIMS 代表取締役)
  • 高橋 和氣(株式会社Wakey 代表取締役)
  • 高橋 舞衣(株式会社Sott 代表取締役)

ジャッジ:

  • 小川 淳(ミライドアTohoku株式会社 代表取締役社長)
  • 丹野 渉(株式会社Relic 執行役員 ビジネスクリエイション事業部長)
  • 中軽米 真人(八幡平市役所 商工観光課 課長補佐 兼企業立地推進係長 兼安代漆工技術研究センター副所長 兼安比塗漆器工房副所長)

スポンサー:

  • 株式会社アルファドライブ 様
  • 水道屋株式会社 様
  • ミライドアTohoku株式会社 様
  • 北日本銀行 様
  • 泉金ホールディングス株式会社 様
  • 株式会社テラスカイ 様

通年スポンサー:

  • 弥生株式会社 様
  • G’s ACADEMY 様
  • 株式会社eiicon 様

後援:

  • 岩手県
  • 盛岡市

ファシリテーター:

  • マツモト サトシ(株式会社クラッソーネ 技術顧問/Startup Weekend Facilitator)

オーガナイザー:

  • 大内 潤哉
  • 大向 さつき
  • 工藤 壮一朗
  • 佐藤 澄子
  • 鈴木 雄大
  • 新井田 未来
  • 高橋 啓
  • 古舘 梓
  • 山中 悠暉

Day1:

◆17時30分 開場
続々と参加者の方が集まってきました。

「今日はどうやってイベントを知ったんですか?」
「普段は何をしているんですか?」

皆さん自己紹介をしながら、SW定番のピザ。
一人に一枚のスタイルで好評だったジャルディーノさんに3年連続でお願いをしました。
今回は盛岡の人だけではなく、滝沢、大船渡、宮城、福島、東京と岩手に何かしらのゆかりのある方々を中心に、多くの地域からStartup Weekend盛岡を知って申し込みをしてくれたようです。

◆18時30分 ファシリテーション/ハーフベイクド
前回に引き続きマツモトさんによるファシリテーションでイベントスタート!
皆さん緊張をしながら、徐々に雰囲気をつかみつつ、、、

Startup Weekend恒例のハーフベイクド。
キーワードを元に即席で事業アイディアを作ってみます。
侮ることなかれ!意外と難しいぞ、、、?

◆19時30分 1分ピッチ
会場の雰囲気が少しずつ熱を帯びてきたタイミングで、、、
運命の1分ピッチです。


その場で考える人も多い中で、今回の4thでは
「こういうことをやりたい」
「これを解決したいんだ」と
既に熱い想いをもっている参加者が多かったようで、初日参加者は20名を超えていましたが、あっという間に時間が過ぎていきました。

◆20時30分 チーム作り
1分ピッチの内容を元に投票開始!
投票の多かったアイディアを中心に、チーム作りの開始です。
すぐに意気投合しチーム名を決めるところもあれば、なかなか集まらなかったり、やっぱり自分のアイディアに拘りたくてリベンジを目指す人も、、、!
何とかまとまり、各々の連絡先を交換し、初日は終了。
明日以降、このアイディアをどう練り上げていくのか楽しみですね。

Day2:

◆9時30分 開場
続々と参加者の皆さんが集まってきました。
どうやら、何か困っているチームが、、、?
まさかの2日目朝からチームメンバーの離脱。どうしようか考え中のようです。
早速波乱のスタート。面白くなってきましたね、、、!



◆10時30分 2日目のファシリテーション
お菓子の準備はばっちり!
オーガナイザーのすーさんが経営している駄菓子屋さんから沢山のお菓子をスタンバイ!
みんな、沢山食べて、気合い入れて頑張っていこー!!

早速動き出すチーム。
No,Talk All Actionで外に出よう!!!



◆12時30分 昼食
お昼は滝沢市のココニールさんのお弁当。
育てたお野菜、すべて手作りのおかずが沁みますね~
ランチタイムはチームをシャッフルして、いろんな参加者と話してもらうようにしました。

◆14時00分 コーチセッション
いよいよこの時間がきました。最初の関門:コーチセッションです。
岩手にゆかりのある起業家の先輩たちが直接各チームのアイディアを聞き、コーチングをします。

「このサービスのお客様は誰?」
「実際にこれを使う人は本当にいるの?」


厳しい指摘はみんなのために。

もちろん、アドバイスも沢山。コーチのやさしさ、温かさを感じつつ、みんなヘトヘト、、、

コーチの皆様!!
お忙しい中にもかかわらず、コーチセッション後も残ってお話をいただきありがとうございました!!!

◆16時30分 おやつタイム
ヘトヘトの皆さんに、おやつ!
盛岡のおやつと言えば、お茶餅、ですよね。
ふるさとやさんの美味しいお茶餅でエネルギーをチャージしましょう!!

おやつを食べながらも議論。また外に出てインタビュー。
とにかく徹底的に、アイディアを形に、中にはコーチングタイムを経て事業をピボットし、全く新しいアイディアに向かうチームも。

◆18時00分 夕飯

お昼に続いてココニールさんのお弁当です。
ヘルシーなお惣菜が中心だったお昼から、今度はがっつり系の晩ごはんですね。
しかもいろんな種類がある!(編集者:今思い出しただけでも涎が、、、


◆18時30分 ファシリテーション

2日目もあっという間に最後のファシリテーションです。
マツモトさんからテンショングラフの話をされて、頷く皆さん。
コーチングタイムの振り返りをしつつ、事業アイディアを改めて練り直し。

もう一度フィールドワークに出るチーム。
少しずつスライド作成に入るチーム。
ピボットするチーム、、、

各チーム十人十色で様々なことが起きています。
まさかあんなことが起きるとは、、、?

よし、ここからだ!!
ということで解散。運命の最終日に続きます。

Day3:

◆9時30分 開場
って秋田!?
いえいえ、スポンサーのテラスカイ様が出張帰りにお土産をくださいました(笑)
最終日に臨む皆さんが少しでも元気に、最後まで走り切れるようにデコレーション♪

昨日は相当ハードだったと思うけど、ちゃんとみなさん来てくれて良かった、、、(笑)
明らかに疲れている人もいれば、今日に向けてメラメラと闘志が前面に出ている人も。

そして、驚くべきことが。
これは初日のチームボードなのですが、、、

3日目は、気づいたらチームが1個増えて合計6チームでスタートに。
最終日に分裂って正気ですか!?

いえいえ、これがStartup Weekend。
というか、これこそ起業、ですよね。何が起きるか分からない。
ちゃんと前のチームに挨拶をして「私はやっぱりこれがやりたい」と思いを貫きました。

◆12時30分 昼食
最終日の昼食は、昨年に引き続き小綿商店さんのハンバーガー。
お昼と言ってもうかうかはしていられません。
最終ピッチ直前ですから、作業をしながら、ピッチ練習をしながら、です。
片手で食べながら作業を進められるように、と思ってのチョイスでしたが、あまりに美味しくて一旦ハンバーガーに集中。

◆15時00分 ピッチ発表。
ジャッジは、中軽米様、片野様、小川様にお願いいたしました。
中軽米様は第1回ジャッジ、第2回コーチ、第3回ジャッジにて参加いただき、Startup Weekend 盛岡は皆勤賞です。
そして会場には、スポンサー、最終日チケットの購入者含め総勢40名オーバー。
緊張するけど、3日間の成果を出し尽くして、頑張ってください!!!!

1チーム目:NIP
学生のアイディアを企業で活用するアイディア。

2チーム目:#政治むずい
若者の政治への関心を生み出すアイディア

3チーム目:岩大
学生によるマーケティング、学生視点の集客支援のアイディア

4チーム目:Sake Love Iwate
何らかの事情で日本酒を飲めない人へ向けた販促事業のアイディア

5チーム目:53楽隊
忙しい人向けのごみ回収サブスクのアイディア

6チーム目:母のために
忙しいお母さんのためのアプリのアイディア


◆17時~結果発表
皆さん、お疲れさまでした!!
ついに結果発表です、、、ドキドキ、、、



2位は 53楽隊
最初解散しかけた中で踏ん張り、何度も事業ピボットをしながら勝ち取りました。

1位は 母のために
最年少参加者(小学生)さくたろう君のアイディアを元にフィールドワーク、アプリ開発をしっかりと形にし、プレゼン、質問への受け答えから、優勝となりました!

審査員特別賞 さくたろう君
堂々としたプレゼンは何度も何度も練習をしたそうです。
沢山大人がいる中で、アドリブは苦手だったけど、素晴らしい発表でした!!

◆17時30分~ 懇親会
皆さん、本当に本当に、お疲れさまでした!!
食事スポンサーとしてお食事のご提供を頂いたdoors様の運営されている韓国料理ポックンパさんのオードブルの他、サンドイッチやビビンバ、日本酒の八重桜などなど、豪華な懇親会となりました!!

みなさんお疲れ様でした。
お待ちかねの懇親会!

開場がぎゅうぎゅうになるくらい、多くの人が最終日にお越しいただいていましたので、大渋滞中、、、です!
みんなお互いのがんばりを労い、スポンサー、ジャッジ、コーチの皆さんもイベントの感想や、これまでの3日間の話を懐かしみながら振り返る会となりました。

◆編集後記:リードより
まずは、イベントの開催にあたり、スポンサー様、コーチ、ジャッジの皆様、会場のアイーナ様、後援岩手県様、盛岡市様、誠にありがとうございました。
今回、第4回ということで、ここまで開催を重ねることができたのは、多くの皆様の助けがあってこそ、です。
この場を借りて改めてお礼申し上げます。

私は、東京、つくば、横浜と各地のStartup Weekendに参加をしてきました。
盛岡の参加は今回が初で、どんなアイディアが出るんだろう、優しく、おとなしい盛岡の皆さんが果たして、どんなプレゼンをするんだろう、と少し不安もありながら、準備をしてまいりました。
しかし1日目の1分間ピッチを聞いた時、そのわずかな不安は消し飛びました。
こんなにも熱い想いを持っている人が集まってくれたんだ、と1日目にして「開催して良かった」と心から感じたのを覚えています。

全体の懇親会が終了後に、スポンサー、コーチ、ジャッジ、スタッフでの反省会(飲み会)をしました。
そこではまた、熱い会話が飛び交い、その場で多くの議論、アイディアが交わされていました。
終始、とにかく熱量が高い、どの開催地にも負けない「想い」があることを再認識しました。

さて、第5回は2026年に開催予定です。
寒い冬を乗り越え、春先ごろから徐々に、動き出していこうと思います。

このStartup Weekend盛岡が、岩手の起業のスタートになるように。
来年もまた、よろしくお願いいたします!!

以上。Startup Weekend盛岡4th開催レポートでした。

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on Twitter