Startup Weekend TSUKUBA 14th レポート
日時:2025年8月29日(金)~8月31日(日)
参加人数:25名(参加者:17名 懇親会のみ:8名)

会場
1日目 co-en
茨城県つくば市吾妻1-10-1 つくばセンタービル1F
2、3日目 ASHITAE-Lab (アシタエラボ)
茨城県つくば市東新井19-6 ASHITAE Lab

Startup Weekend TSUKUBA スポンサー企業様
fermi cafe
株式会社ゼロワンブースター
マカイラ株式会社
Ambii株式会社
VENTURE CAFE TOKYO

日本全国・通年スポンサー企業様
弥生株式会社
G’s

後援
茨城県つくば市様

コーチ
段林 修平様(六興実業株式会社 代表取締役社長)
多田 遥香様(株式会社Griteen 代表取締役社長)
菊池 友博様(タスキー税理士法人代表社員)
北野 元基様(株式会社ゼロワンブースターキャピタル バイスプレジデント) 

ジャッジ
跡部 悠未様(東京農工大学 ディープテック産業開発機構 准教授
ベンチャーカフェ東京 プログラム・アドバイザー)
芝原 暁彦様(地球科学可視化技術研究所株式会社 代表取締役)
高橋 朗様(マカイラ株式会社 代表取締役 COO) 

ファシリテーター
マツモトサトシ

オーガナイザー
岩田浩幸/中谷勇介/大澤怜二/堀内優希/岩上ひかる/溝田光志/鈴田晋也/菊池優/江原実祝

【Day1 科学の街 つくばへようこそ!!】
1日目はつくば駅の隣にある交流拠点 co-enにてスタート。
地元つくばからの参加は勿論、都内からも多くの参加者にお越しいただきました。
まずは定番のピザ de 交流タイム。今回は初参加の方が多く、緊張とワクワクを秘めて、みんなでピザをもぐもぐ。

19時になったらいよいよファシリテーションの開始です!
StartupWeekendはあなたを起業家に変える!
起業家に変わるためのエッセンスを、ファシリテーターの分かりやすいプレゼンにより参加者にお伝えしていきます。

StartupWeekendといったら、All aciton! ということで、早速アイデア出しのアイスブレイク、Half Bakedを実施。テーブルの仲間とアイデアを膨らませ、2つのキーワードからどんな事業が想像できるか、みんなでアイデアを出し合い、1分間のピッチに纏めていきます。
さっきまでの緊張感は嘘のようにほぐれ、参加者からはワクワクの気持ちが溢れて出て参りました!!

そしていよいよ、自身のやりたいことを発表する1分ピッチの時間。自分が課題と思っていること、実現したいこと。参加者から熱のこもったピッチが行われました。ピッチの内容は壁に張り出され、いよいよここからがチーム集めタイム。壁に貼られたアイデアを見ながら、どのアイデアでチームを組むか、参加者同士で考えます。

SWはルールが無いのがルール。投票数が多かったチームでそのままチームを組むのも良し。自分で一から集めたってかまいません。会場のマイクを使って自分のアイデアを再度宣伝する参加者、自分からたくさん話しかけて仲間を募る参加者など、それぞれが思い思いに行動していきます。

最終的に、計4チームが結成!!
チーム結成後、何をやるも自由です。ファシリテーターからの解散!の一言で1日目は終了です。その後は各チームで残って議論したり、飲みに行ったり・・・
参加者に負けず劣らず、オーガナイザーも気合十分の模様です。

【Day2 山あり谷あり、、、】
2日目、3日目の会場は ASHITAE-Labさん
何時に集まるかも自由なStartup Weekend。朝9時頃には参加者がチラホラいました。昨晩チームで話し合った内容の深堀など、各々作業を進めているようです。

10時頃になったら2日目のファシリテーションをスタート。ルールが無いのがルールですが、こんな感じに進めるとうまく行くかも?といったエッセンスをファシリテーターから解説します。頭も身体もフル回転で進めるSW。ガス欠を起こさないよう、オーガナイザー陣で大量の飲み物とお菓子を用意しております。

付箋を上手く活用し、アイデアをまとめるチームや早速外に飛び出して、何やら資材を集めてきたチーム。。。2日目の午前中ですが、早速各チームの個性が出始めてきました。

SWではお弁当も用意しています。つくば在住のオーガナイザーが厳選した、美味しい唐揚げ弁当を用意。チームメンバー以外の参加者とも交流しながらみんなでもぐもぐ。
また、今回は複数会場で同時開催!ということで、オンラインで別会場とも繋ぐ試みに挑戦!!

そんなこんなであっという間に時刻は14時。14時からは起業家や投資家として実際に活動されている方々からのコーチングのセッションです!誰の、どんな課題を、どうやって解決するのか、ちゃんと一次情報は拾ってこれているのか、なぜこのチームでやるのか、、、実際に第一線で活躍されているコーチの方々からの質問を通し、参加者のアイデアをどんどんブラッシュアップしていきます。

ここで改めてコーチのご紹介です。

六興実業株式会社 代表取締役社長
段林修平さん

株式会社Griteen 代表取締役社長
多田遥香さん

タスキー税理士法人代表社員
菊池友博さん

株式会社ゼロワンブースターキャピタル 
バイスプレジデント 北野元基さん

コーチの皆さん、お忙しいところご協力ありがとうございました!

コーチングが終わると、アイデアが振出しに戻るチームも。。疲れも見え始め若干どんよりした空気に。各チーム、再度、誰の、どんな課題を、どうやって解決するのか?を整理していきます。実際にお客様の声を聞いて、仮説検証を始めるチームもちらほら出てきて参りました。そのアイデア!今すぐ買いたい!! なんていうお客様がすぐ見つかることは早々ないです。勇気を振り絞ってアクションして声を聞いてみても、仮説が正しくなくて振出しに戻る。。。まるで、光の見えない暗闇の中を一直線に走っているような、そんな感覚を参加者は味わいます。

夜には、再度ファシリテーターからのプレゼン。ファシリテーターから追い打ちをかけるように、まだ皆さんは落ちこみます、、 と、SWで定番のテンショングラフを見せながらコメントが。。

ですが、落ちてばかりでは終わりません。その後もチームでアクションし続けることで、少しずつ、テンションは上がっていきます。追い込まれることで、本当にやるべきこと、あきらめるべきこと が見えてくるのです。
机もよい感じに散らかって、ヘロヘロになりながらも、All Actionでアイデアを磨いていきます。疲れた参加者に向け、元気が出る晩御飯をオーガナイザーで手配。レモンの酸っぱい風味が参加者の疲れをやわらげ、再度心に火をつけます。

夜になってもヒアリングを続けるチーム、試作品を作るチーム、振出しに戻って悩むチーム、メンバーが入れ替わるチームなどなど。各々のチームがまるで起業したてのスタートアップ企業のように波瀾に巻き込まれながらも前進していきます。

【Day3 いよいよ発表!!】
3日目も9時頃から参加者がチラホラ会場に集まり始めます。皆さん顔に疲れが出ておりますが、やる気は十分のようです。15時のピッチに向けて、最後の最後までヒアリングや実際に試作品を作り、お客様にぶつけていきます。ピッチの時間が近づくにつれて、参加者の顔には緊張の表情が。。。

15時からいよいよピッチ!
ジャッジもコーチ同様、実際にスタートアップの第一線で活躍されている方が担当します。

ピッチのトップバッター は『HUB』チーム
アートを製作した際の廃材がもったいない!という観点からアーティストをターゲットにした資源循環サービスをピッチ

2チーム目は『Lumeng』
参加者自身が課題に感じていた、若手従業員のメンタルヘルスケアサービスについてピッチ


3チーム目は『マジックタイマー』
障害福祉を専攻する参加者の視点で、医療×教育をテーマにした学習教材事業をピッチ

4チーム目は『Tech Bootcamp』
科学の街つくばらしい、研究者の起業に特化したスタートアップ支援サービスをピッチ

どのチームも3日間でカタチにしたアイデアを各々の言葉でピッチします。

ジャッジの厳正なる審査の結果、
優勝は・・・
チーム名『マジックタイマー』
療育をテーマに実際に試作品を作成したり、保育所にヒアリングに行った行動力をジャッジから高く評価いただきました。

ジャッジの
跡部 悠未さん
(東京農工大学 ディープテック産業開発機構 准教授
ベンチャーカフェ東京 プログラム・アドバイザー)
から、表彰状をお送りしました。

これで表彰は終わり。と思いきや、ジャッジからの特別賞がなんと2件!

1つめの特別賞はジャッジの
高橋 朗さん
(マカイラ株式会社 代表取締役 COO)
オールアクション賞!と題して
チーム『Lumeng』に送られます。
メンタルヘルスに関し、企業の人事や経営者に対してDMしてヒアリングをしたり、実際に路上に出て声掛けをしたりと、オールアクションを体現している点が高く評価されました!!

2つ目の特別賞は
ジャッジの芝原 暁彦さん
(地球科学可視化技術研究所株式会社 代表取締役)
から、実現しちゃいなよ賞と題して
チーム『HUB』に贈られました!
芸術系の学生が資材の入手に困るというニーズをクリティカルに捉えており、欲しい人が居るのだから実現に向けてどんどん動いてほしい という期待を込めて賞が送られました。


あっという間の3日間。たった3日ではありましたが、参加者は起業家としてチームを組み、アイデアを検証し、コーチングでどん底に落ち、そこから復活して最終日にはジャッジの前で堂々とピッチを行いました。まさに、起業家としての濃縮した3日間を過ごしてまいりました。
そして、頑張った参加者の皆様には祝福が必要。最後はASHITAE-Labさんの提供するおいしいディナーで懇親会を行いました。もっとこうすればよかった、これが楽しかった、ここが悔しい、、など参加者同士で3日間を振り返りながら楽しい時間を過ごしました。

3日間を終えて、、
3日間で終わりなのでしょうか?いやいや、そんなことはありません。
実際にアクションを続け、ビジネスコンテストやアクセラレータプログラムに応募するチームがチラホラ。。。
3日間で終わり ではなく、そのまま継続してアクションを続ける 起業家 を生み出すのがSWです。

この記事を読んでいる皆さんがつくばに来て、次回SWに参加し、起業家へと変わっていくのを心待ちにしております!^^


Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on Twitter