StartupWeekend鹿児島が昨年に引き続き1年ぶりに開催!!
外は汗ばむ陽気の中、18名の参加者でそれはそれは濃い時間を過ごした3日間の様子をお伝えします。

■イベントページ https://swkitakyushu.doorkeeper.jp/events/180183
概要
開催日:2025/4/18(金) ~ 20(日)
会場:HITTOBE
参加人数:18名
ファシリテーター:糸川 郁己
オーガナイザー:平田敦志、垣内翔太、小城弘美、前田貴輝、長谷川純子
スポンサー
会場スポンサー:HITTOBE powered by The Company 鹿児島県鹿児島市呉服町2-8
スポンサー:有限会社ビズキューブ、小平株式会社、株式会社TYH GROUP、monoduki合同会社
日本全国・通年スポンサー:弥生株式会社、G’s ACADEMY
後援:鹿児島県、鹿児島市
皆様、ご協力ありがとうございました。
【Day 1】
昨年に続き、今回もコワーキングスペースHITTOBEで開催させていただきました。18時を過ぎると参加者が集まり始めました。今回はStartupWeekend初参加の方がほとんどであり、少し緊張したような様子でした。
18時半にはほとんどの参加者が集まり、StartupWeekendお馴染みのピザを囲んだ懇親会が始まります。各自、自己紹介をしながら、本イベントへの参加の経緯や意気込みなど、話に花を咲かせていきます。

懇親会も盛り上がってきたところで、ファシリテーターの糸川さんから開幕の挨拶があり、StartupWeekendの概要等をお話しいただきました。さらに、有限会社ビズキューブ 代表取締役社長 清水 洋一様からもご挨拶いただきました。
参加者の緊張が少しずつ解けてきたところで、アイスブレイクの時間です。ここでは、関係ないワードを2つ組み合わせて即席のビジネスを作る、「HALF BAKED」というゲームを行います。皆様から思いついたワードをいただき、チームで話し合ったうえで2つのワードを選択します。
これまで、ハーフベイクドでは欲しいワードを奪い取る勢いで2つ獲得する光景を見てきました。しかし、今回は各チームが1枚目を確保してから話し合いが始まり、そのうえで、2つ目のワードを選びました。普段見ない様子に非常に驚きました。

アイスブレイクが終わり、1分間ピッチが始まります。各自、解決したい課題と、それに対する案を発表していきます。発表後は、どのピッチがよかったか投票をし、得票数の多いピッチを中心にチーム形成を行っていきます。
そして、今回は3チームが結成されました。
チーム名:スヤック
メンバー:さくらさん、かっきーさん、たくとさん、にれっちさん

チーム名:かわいいひとたち
メンバー:なつみ、Yuki、ねこちゃん

チーム名:推しラーメン案内所
メンバー:まさと、やまかわ、ミヌカ、葉子

残りの2日間の様々な活動を通して各チームがどのような結果を迎えるのか、非常に楽しみです。
【Day 2】
2日目。会場オープン直後の9時から集合し、早速ビジネスプランの検討が始まります。 そして10時からはファシリテーション。
スタートアップが製品やサービスを開発する際に考慮すべき戦略、市場調査の方法、MVP(Minimum Viable Product)の重要性、顧客との対話の進め方についてファシリテーターから話がありました。「MVPは何のために作るのですか?」「アンケートよりもインタビュー。重視するのは顧客の体験や感想。」という行動を促すファシリテーターの熱いメッセージを受け取った参加者たちは、即行動を起こします。手作りのヒアリングシートを手に、外に飛び出していくチーム、テーマ絞り込みのために更に検討を重ねるチーム、様々なAll Actionが展開していきました。
12:00本日の昼食はお弁当です。インタビューに出かけたチームのテーブルには人数分の昼食のお弁当が置かれていますが、食べるタイミングも各チームの任意になります。ルールがないことがルールを体現している光景です。

14:00 今日のメインであり、Startup Weekend の目玉でもあるコーチングタイムです。
今回は4名の方々がコーチをお引き受けくださいました。
▽コーチ(敬称略):
・清水 洋一(有限会社ビズキューブ 代表取締役社長)
・北村 大将(Ascentia株式会社 代表)
・大薗 順士(株式会社オービジョン 代表取締役)
・帆西 真平(株式会社Lib terrace 代表取締役)
インタビュー結果の報告から、ビジネスプランの相談まで、1チーム1回30分のコーチングを最大4回。1回に2名のコーチの付いたチームもありました。なんて贅沢な時間でしょう。「どのくらいのターゲットがいるの?」「それはどうやったら調べられるの?」「そのキーワードの基準ってなに?」「定義が明確化されてないと、答えがあいまいになるよ」明快で的を得た問いが投げかけられ、これから益々あがき苦しむ時間となる予感が…。
コーチング終了後、各コーチから講評とエールをいただきました。参加者それぞれのアイデアに評価をいただく一方で、顧客が誰であるかを明確にすることの重要性、スタートアップに正解はないとしつつも頭を使い行動することの大切さ、固定観念にとらわれず多くの角度から可能性を考え泥臭く努力することなどなど、背中を力強く押していただきました。

夕食後、各チームともDAY2の終了時間まで検討を重ねます。コーチング後は、どのチームにとっても心身ともに疲労困憊な時間です。そんななかでも、HITTOBEさんの閉店時間24時と聞いて、DAY2終了後も粘るチームもいましたよ。チェストォォォォ!
【Day 3】
いよいよ最終日です。最後のファシリテーションを終えて、最終ピッチまで残り7時間。まだまだ議論を重ねプレゼン資料に落とし込むチーム、MVP作りに余念のないチーム、プレゼン資料を急ピッチで仕上げるチームなど、会場がこんなにシーンとしているのはStartup Weekend 鹿児島始まって以来かもしれません。ものすごい集中力です。
お昼はHITTOBEさんに併設しているカフェのホットドッグとスープです。出来立ての温かさが疲れた頭や身体に染みていきます。みなさん、あともう一踏ん張りです!
13時からのTech Checkを終え、とうとうやってきました。15時。最終ピッチの時間です。今回以下の方々にジャッジを行っていただきました。※敬称略
▽ジャッジ(敬称略):
・加治屋 紗代(株式会社TYH GROUP 代表取締役)
・松岡 宏満(株式会社W・I・Z 代表取締役)
・吉松 良平(株式会社カシスト 代表取締役)
・大柴 貴紀(East Ventures フェロー)
ジャッジの審査基準は「Validation:検証」「Execution & Design:課題解決の実践とデザイン」「Business Model:ビジネスモデルと収益性」の3点です。
【結果発表】
第3位は『かわいいひとたち』チーム!
クリエイティブ人材の支援サービス“つなげる”アプリ

第2位は『推しラーメン案内所』チーム!
いつでもどこでもあなたの好みのお店を見つけることができるサブスクリプション型のラーメン屋推薦サービス

そして、1位は『スヤック』チーム
高校生の通学時間に快適な睡眠を提供するクッションまくら

ジャッジからは、各チームの課題解決へのアプローチや熱意に対する講評をいただきました。また、ご自身の起業経験を基に、課題を見つけてそれをどう解決するかという体験の重要性や、チームで協力して目標を達成すること、年齢性別環境の異なる人々との協働の経験の尊さなど、先輩起業家として実感のこもった言葉をいただきました。
参加者たちの中には、この3日間で得た経験や学びを活かし、アイデアを現実のビジネスへと発展させるべく動くと宣言したチームもありました。今回生まれたプロジェクトがどう社会に展開されていくのか本当に楽しみです。

以上、Startup Weekend 鹿児島 2025開催レポートでした。今回終了後に、オーガナイザーになると手を上げてくれた参加者が多くいました!新しいオーガナイザーと一緒に、新たな挑戦者たちを迎えるべく次回のStartup Weekend 鹿児島開催にチャレンジしていきます。
Startup Weekend 鹿児島 2025参加者の皆さま、開催に向けてお力添えをくださったスポンサーの皆さまに心より感謝申し上げます。今後ともStartup Weekend鹿児島をよろしくお願いいたします。
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