昨年に引き続き今年もSW長浜を開催!
前回は夏に開催しましたが、夏の暑さと参加者の熱気で火が出そうだったため、今回は12月開催としました!
■概要
2024年12月6日(金)~12月8日(日)
会場:BIWAKO PICNIC BASE(6日)、長浜カイコー(7日、8日)
参加人数:約25名
ファシリテーター:藤居 海好
オーガナイザー:岩嵜 博論、狩野 光平、茂森 貴洋、瀧澤 佳那、福田 裕一
協賛(敬称略、順不同):
【ローカルスポンサー】田中シビルテック株式会社、ヨコハマタイヤ滋賀販売株式会社、寿司やまき、国友工業株式会社、株式会社湖北製作所、横尾工業株式会社、ソニー生命保険株式会社、株式会社旭ハウジング、株式会社仁科建築、株式会社丸善エナジー
【個人スポンサー】北川 勇夫、成宮 毅、山下 悠
【日本全国・通年スポンサー】弥生株式会社、G’s ACADEMY
今回は2会場での開催です。
初日はピクニックを楽しむように新しいことにチャレンジするきっかけになるHUB「BIWAKO PICNIC BASE」。
2日目以降は、昨年に引き続きクリエイションセンター「長浜カイコー」が舞台です。
「PICNIC BASE」はドロップインでの利用も可能で、「長浜カイコー」は平日は高校生・大学生のサードプレイス「itteki」として無料で開放中。
ともにJR長浜駅からアクセス良好で、雰囲気も抜群です。
長浜にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください。
Day1
冬の寒さをSWの熱気で中和するつもりが、寒波到来で予想以上に寒い中スタート。
それでも熱気あふれる3日間は、いつものピザパーティから幕開けです。
若い参加者が多く、打ち解けるスピードもピザの消費も想像以上!
さあ、キックオフです。
ファシリテーターは地元・長浜出身の藤居海好さん。
NPO法人StartupWeekendの理事としてSWの経験が豊富で、地域事情にも精通している心強い存在。
SW長浜にとっては、最高のファシリテーターです。
まずは、「YOUは何しにSWへ?」をインタビュー形式で質問。
将来を見据えたものやあっさりしたもの、それぞれの想いや背景が色濃くでました。
そして滑らかなファシリテートから、おなじみのハーフベイクドへ。
出てきたキーワードから、「企業名」「ロゴ」「ビジネスアイデア」を即興で生み出します。
高校生が二人いたテーブルから「音楽」と「学校」のキーワードから出たのは「廃スクール」というアイデア。
「高校生に戻りたくないですか?」という問いかけに、深くうなずく場面も。
場の空気もあたたまり、いよいよ3日間のプログラムの基盤となる1分ピッチの時間が始まります。
参加者全員がピッチを行いましたが、どれもこれも魅力的なアイデア!
でも、SWで最終ピッチを行うには1チーム3名が必要。
自分のアイデアを推すのか、他者のアイデアにのっかるのか、迅速な判断が求められます。
この選択がSWの醍醐味の一つ。
ビジネスは、ときにこだわりも切り替えも大切です。
様々な思惑が交差しながらも、今回は3つのチームが出来上がりました。
チーム組成で初日は終了。
2日目からは、ビジネスアイデアづくりに取り組みます!
Day2
会場を「長浜カイコー」に移し、2日目が始まりました。
朝のファシリテーション後は、午後からのコーチングセッションに向けてチームごとに試行錯誤します。
迎えたコーチングセッション。
東京からふるさと長浜に、素晴らしい3人のコーチが来てくれました。
■コーチ(敬称略・写真向かって左から)
木村 寧音(きむら ねね)株式会社ビームス クリエイティブ プロジェクトマネージャー
多賀 太(たが ふとし)アッペンジャパン株式会社 代表 / Senior Sales Manager
高田 充(たかだ みつる)
なんと今回は皆さん初日からずっと参加してくださいました。
このコミュニティの力がSW長浜の一番の特徴であり魅力です!
コーチングの時間ではあるものの、初日から見守ってきた皆さんは、まさにメンターコーチ。
技術的な助言だけでなく、参加者の成長まで見据えた精神的な支援で、いつもなら苦しい時間も心なしか穏やかに乗り切ることができました。
Day3
いよいよ迎えた最終日。
最後のファシリテーションを終えて、ピッチまでは残り7時間。
ピッチの練度をあげるチーム、白熱した議論を繰り広げるチーム、外に出て顧客の声を聞くチーム。
各チームの動きは三者三様ながら、会場は熱気に包まれ始めます。
2度目にして、すでにSW長浜の風物詩となっている地産地消のカレーを食べ終わる頃には、暖房は必要なくなっていました。
さあ、最終ピッチの時間です。
■ジャッジ(敬称略・写真向かって左から)
平井 裕章(ひらい ひろあき)SoFun株式会社 取締役 兼 想武不動産株式会社 代表取締役
居川 信彦(いがわ のぶひこ)株式会社菓匠禄兵衛 代表取締役 / 匠sound株式会社 代表取締役 / 美鶴ヒューマンラボ株式会社 代表取締役
雀部 明日香(ささべ あすか)株式会社トリティアン 代表取締役 / 株式会社FUKURON 代表取締役
審査委員長の居川さんから緊張する参加者に向かって「ここにいるみんなを家族だと思ってピッチして欲しい。僕たちも受け止めます」と、心強い一言から各チームのピッチが始まります。
とはいえ3日間でためにためたパッションを目の当たりにすると、アントレプレナーの先輩として物言いは優しくとも鋭い質問が。
この質疑応答もまたSWの見どころの一つです。
そして全チームのピッチが終了。
これは甲乙つけがたい。
会場の全員がそう思う、素晴らしいピッチでした。
結果発表
会場の空気を反映するかのように、審査は白熱しました。
参加者とオーガナイザーによるコミュニティ投票の結果にもそれはあらわれ・・・
なんと最後の一票まで、完全に3チームが同数。
一票差でかまきり(仮)あらためMETA CREATIVEが会場の支持を得ることに成功しました。
ジャッジによる協議も困難を極め、「同時優勝」や「優勝なし」などの可能性も示唆されたものの、頑張る若者におとながこたえないわけにはいかないと、悩み抜いたうえで結論を出します。
そして栄えある第3回StartupWeekend 長浜の優勝チームは・・・
ドゥルルルルルルルル(ドラムロール)ジャン!
「近江エナジー」!!
「地方の人たちの熱を上げる」クラフトエナジードリンクの開発の提案でした。
若者からの支持が多いと思われたエナジードリンクを、会場を飛び出して多くの時間を費やし行った40人にも及ぶインタビューにより、ターゲットを40〜50代へとシフト。
あまり健康的な印象ではないエナジードリンクを、びわ湖の力を借りる「近江エナジー」として、健康に配慮した高い栄養価と、親しみやすく洗練されたデザインとして、リフレーミングするビジネスアイデア。
鮮やかな水色のプロトタイプも作成し、OEM先の調査など実現に向けた下調べも入念に行われていました。
中でもジャッジの心を掴んだのは、徹底した顧客に対する深堀りでした。
「No Talk,All Action!」というSWの哲学を最も体現した「近江エナジー」が優勝したものの、ジャッジの協議がピッチの時間と同程度要したことからもわかるように、どのチームもなるほどとうなずけるインサイト、ユニークなプロダクト、実現性の高いビジネスモデルと、本当に素晴らしいものでした。
盛り上がりは最高潮のまま懇親会へ!
ジャッジやチーム、ゲストの垣根を越えて、3日間の頑張りを称え合います。
解散の予定時間を過ぎてもまったく解散する気配がない光景に、この3日間のつながりがとても強固なものとなっていたのは、何よりも嬉しかったです。
参加された皆さんお疲れさまでした!!
こうして第3回となるStartupWeekend長浜は無事終了しました。
しかし長浜では、このビジネスアイデアをカタチにするための伴走支援「NAGAHAMA Local Acceleration Program(N-LAP)」の始まりでもあります!
N-LAPはSW長浜に参加していない方でも参加可能。
2025年1月10日キックオフ予定です。
大切なのはここで生まれたパッションを次のアクションにつなげること。
長浜ではやりたいことが見つかり実現できるコミュニティをこれからも育て、盛り上げていきます!
今後ともよろしくお願いいたします!
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