初開催となったStartup Weekend鳥栖。
九州では交通の要衝として知られる佐賀県鳥栖市で繰り広げられた熱い3日間をレポートとしてお届けします。ちなみに、佐賀県での開催は今までになく、なんと今回の開催が佐賀県での初開催にもなりました!
■概要
日時:2024/10/18(金)~10/21(日)
会場:笑顔が見たいから(佐賀県鳥栖市養父町65-1)
参加人数:22名
ファシリテーター:糸川 郁己
オーガナイザー:北村 大将(リード)、兼田 一明、久保 輝、高野 勇作、平田 敦志、野尻 明宏、前田 貴輝
スポンサー:株式会社アイティフォー、株式会社九州電化、一般社団法人交通都市型まちづくり研究所、株式会社PICANEST、寶結株式会社
日本全国・通年スポンサー:弥生株式会社、G’s ACADEMY
後援:佐賀県、鳥栖市、鳥栖商工会議所、RYO-FU BASE
・Day1
Startup Weekend 鳥栖の記念すべき第1回、地域内からの参加者が多くなる傾向があるのですが、今回のSW鳥栖には地域外からのご参加も多くありました!
東京のスポンサー企業からの参加者も2名いらっしゃいましたし、広島から来られていたり。オーガナイザーも鹿児島から参加するという参加する前から「No talk, All action」な場でした!
もちろん、地元からも鳥栖出身/在住の方だったり、佐賀大学の学生も参加していました。
今回の会場は「笑顔が見たいから」さんにご提供いただきました。
今回のジャッジも務めてくださった、二郎系ラーメン店運営の株式会社夢を語れ 西岡代表が鳥栖で展開する「笑顔が見たいから」というセカンドブランドの店舗内イベントスペースです!元々ハーレーダビッドソンの店舗を居抜きで借り、ほとんどがDIYで改修されたという店舗はとても広く、”ラーメンとうどん(2日目昼食)”が楽しめるフードコードのようになっています。
Pizza Party
SWでは、毎度お馴染みのアメリカにちなんで、Pizza Partyです!!ピザは「Maurino Café」さんのもの。1日目が金曜日の夜にも関わらず、ほとんどのメンバーが所定時間よりも早く集まったため、開始時間を早めてでのスタート。熱量あるメンバーが、ピザ片手に、参加者同士の交流を深めていきます!次は、ハーフベイクドです!!
HALF BAKED
そして、SW恒例のHALF BAKED(*)が始まります。
*2つの全く関係ないキーワードの組み合わせから、新しいビジネスモデルを考え、1分間で発表を行うもの
みなさんで仲を深めていきながら、新しいアイデアを生み出していく方法を体験していただきました。
アイスブレイクを経て皆さんが盛り上がったところで、1分間ピッチです!
1分間ピッチ
少々の休憩の後、ついにチーム作りの先駆けとなる1分間ピッチが開始!ユニークなアイデア、堅実そうなアイデア、なかなか面白そうなアイデアなど、様々なアイデアがピッチされていきました。会場らしいアイデアも出てきますね!
チームビルディング
個人的には、このの時間が一番好きです!(笑)突然巡りあった方達が、アイデアに共感し、チームを作る。最高ですね!!また今回は、参加者全員がピッチをし6名が残りましたが、2名が復活してき、アイデアが結合して、
結果的に3チームになりました!
チームの紹介です!
<チーム1>
ウェルコール
<チーム2>
夢を語れ
<チーム3>
TOSU
・Day2
いよいよ2日目が幕を開けました!朝から会場は熱気に包まれ、まるでエネルギーの波が押し寄せるようでした。9時の開場予定にも関わらず、8時30分にはメンバーが次々と集まり、それぞれのビジョンを熱く語り合う姿が。スタート時には、すでに会場は期待と情熱で溢れかえっていました。そんな熱い空気を一旦落ち着かせるため、糸川さんのファシリテートで再スタートの合図。いよいよ2日目が本格的に始動です!
午前の部では、午後のコーチングを見据え、各チームが激しい議論を交わしました。それぞれが自分たちのアイデアを磨き上げ、戦略を練り直し、熱い意見交換が続きます。
そして、待ちに待ったランチタイム!この日のランチは「笑顔が見たいから」さんの提供する、特製「鶏白湯うどん」。濃厚な鶏白湯スープと上品なお出汁が絶妙に絡み合い、つるつるとしたうどんの喉越しがたまりません!スープまで飲み干したくなる美味しさに、疲れた体が一気に回復するような感覚でした。さらに柔らかくジューシーな鶏肉が、メンバーの士気をさらに高めました。
ランチ後、パワーを得たチームの中には、コーチングを待たず佐賀大学へ向かう意欲的なメンバーも。オンラインでコーチングを受けるという行動力が、彼らの真剣さを物語っていました。
そして、午後の本番、コーチングセッションがスタート。今回、コーチ陣には実際の起業家や投資経験者、起業家支援者など、実践の場で活躍している方々が勢揃いしました。
コーチ陣(敬称略)
コーチからは、「課題が抽象的では?」「本当に顧客が使いたくなるものになっているか?」「顧客のニーズを具体的に捉えているか?」といった鋭い指摘が次々と投げかけられました。
多くの場合、コーチングを受けると暗い雰囲気が漂い、プランをゼロから見直す必要に迫られがち。しかし、今回のSW鳥栖は一味違いました。コーチの言葉を真摯に受け止めた各チームは、悩むだけでなく「考えるよりも行動を!」とばかりに、すぐに行動に移します。なんと3チームとも、その場で外に飛び出していくという、まさに「No talk, All action」の精神が炸裂。SW鳥栖は、その勢いのまま一歩も止まることなく進んでいきました。
そのまま2チームは会場には戻らず、博多での活動を続けました。彼らが戻らないまま夜を迎え、会場に残ったチームメンバーとオーガナイザーたちは、「焼肉道」さんの「焼肉弁当」をいただきました!。お弁当とは思えないクオリティでお替りするをする参加者が多数!会場に戻らないメンバーの分まで英気を養いました!
その後、会場に戻ったチームは閉館時間まで熱い議論を交わし、ビジネスモデルの最終確認と検証に余念がありませんでした。戻らなかったチームも最後まで顧客の声をヒアリングし、検証を深めていきました。
・Day3
ここまでの道のりを振り返れば、金曜の夕方からの約2日間ではあるものの、初日の1分間ピッチから始まり初対面の参加者とチームアップし、朝早くから深夜まで事業について語り合い顧客の声を聞くためにアクションしてきました。その中で、なかなかアイデアがでない時間があったりピボット(事業の方向転換)をしたり、さまざまな困難に直面しながらも乗り越えてきました。
3日目の夕方は最終プレゼン!
あと数時間でプレゼンテーションを完成させる必要があり、参加者たちの頑張りもラストスパート。
さて、3日目のランチは、鳥栖市「らんぶる台所家」さんの美味しいカツサンド!本格カツ屋さんの名物ヒレカツサンドは参加者に大人気!最終プレゼンにパワーを与えます!
最終プレゼンに向けて、参加者たちはテックチェックを済ませ、プレゼンテーションの練習の最終調整を進めます!
最終プレゼンの形式は、1チームあたり5分間のピッチと5分間のQ&A(質疑応答)です。どのチームも同じ条件で審査を受けられるように、ピッチ、Q&Aともに5分間を経過すると強制終了となります。また、最終プレゼンの審査基準は3つです。
- Validation (検証)
顧客と話したか/課題を解決できるか/市場は見えているか - Execution and Design(実行とデザイン)
MVPは作ったか/動くデモはあるか/UIは洗練されているか - Business Model(ビジネスモデル)
成功するビジネスか/課題を解決できる価値提供があるか/アイデアはユニークか
このような観点で発表が審査され、順位が決まります。
今回、審査していただくジャッジ(審査員)として、起業家や支援機関より4名にお越しいただきました。
<審査員の皆様 (順不同、敬称略)>
いよいよ発表がスタート。 3チームの激闘、5分間のピッチと3分間のQ&Aが開始!今回発表したチーム、アイデアはそれぞれ以下の通り。
各チームのプレゼンが終わり、ジャッジによる審査中、スポンサー企業によるピッチが行われました。
Startup Weekend 鳥栖の趣旨に共感いただき、協賛いただいたスポンサー企業の皆様はこちらです!
株式会社アイティフォー 様
株式会社九州電化 様
一般社団法人交通都市型まちづくり研究所様
寶結株式会社 様
株式会社PICANEST 様
鳥栖の名前の由来と言われる鳥の巣(NEST)のようにいろんな人が集い、憩い、交わり何かを生み出す場所を作る。鳥栖市にある「大山アパート」と「栄ビル」のふたつのレトロビルを活用し、たくさんの人たちが集まり、新しい何かが生まれる場所を目指しています。
【結果発表】
さて、ジャッジによる審査も終わり、いよいよ緊張の結果発表。みんなでドラムロールの後、ジャッジの皆様より受賞チームの発表です。
第3位は「ALC」
第2位は「GUddy」
そして、1位の座を手にしたのは「SHOWERPORT」
第3位と準優勝のチームはチームリーダーから、優勝チームはメンバーそれぞれから感想をお話してもらいました。たった3日間の経験ではありますが、成功体験を経て自信がつき、心なしか成長した面持ちになっていたことが印象的でした。
さて、結果発表が終わった後は、鳥栖駅の名物として長年親しまれてきた「かしわうどん」などを作り続けて百余年「中央軒」さんのオードブル!
舌鼓みを打ちながら、最終プレゼンでのフィードバックの続きを聞きにジャッジに駆け寄る方、3日間ともに駆け抜けた仲間への労いや感謝を伝える方など様々な楽しみ方が見られ、大いに盛り上がりました。
イベント終了後、ご参加いただいた皆様からは
・市場調査で実際に現地に出て、たくさんの人にインタビューをしたので非常に脳に汗を良い経験になりました。
・新たな視点をたくさんいただくことができた。
・好奇心と探求心を高めていきたいと思いました
・足を現地に運ぶことの大切さを学んだ
・最高に楽しかったです!
・博多駅に実際に行ってヒアリングした時にきつかったのですが起業家の目線に少しでも立つことができたかなと思います!
・様々な体験を通して、勉強になり大変楽しかったです。
といった感想が寄せられ、この地でStartup Weekendを実施する意義を改めて再認識する契機となりました。
また、「オーガナイザーをやってもよい」「佐賀市でもするのであれば参画したい」等の声もあり、鳥栖から佐賀市、そして佐賀県全体に今後波及していくのではないかという希望を作ることもできました。
Startup Weekendは様々な地域で開催しています。本イベントの参加者にもオーガナイザーにも、地域のStartup Weekendのオーガナイザーを務める方がおり、イベント終了の矢先、他地域での参加を表明する方もおられるなど、Startup Weekendコミュニティの広さを感じました。
もちろん、今回無事に初開催を終えた本イベント「Startup Weekend 鳥栖」も第2回を開催予定です。
本記事をご覧いただいて気になった貴方は、ぜひ以下ボタンから「Startup Weekend 鳥栖」のFacebookページをいいね!または、フォローいただき、今後のお知らせをチェックしてください。
https://www.facebook.com/StartupWeekendTosu/
イベントレポートを読んでいただきありがとうございました!
またどこかでお会いしましょう!
StartupWeekend鳥栖vol.1 ファシリテーター&オーガナイザー一同
Comments are closed.