2024 8/23,24,25に Startup Weekend 人吉球磨 が開催されました!

熊本県の県南に位置する人吉球磨地域で ”Startup Weekend 人吉球磨” としては初めての開催となり、今回は11名の皆様にご参加いただきました。初めての開催で、食事の手配、会場のセッティング、受付などアタフタしながらのスタート。美味しいピザとビールのおかげで会場の雰囲気は何とかいい雰囲気となりました!

~”Startup Weekend 人吉球磨” としては初めての開催となり、~ と書いたのには理由があり、一年前には “Startup Weekend 熊本” メンバーが “Startup Weekend 熊本@人吉球磨” を開催してくれたことがきっかけでSW人吉球磨が立ち上がりました。SW人吉球磨を語るにあたっては絶対に外せないことなのでここに書き留めておきます!

会場は、人吉市まち・ひと・しごと総合交流館(くまりば)内にあるコワーキングスペース “osoto Hitoyoshi”
令和2年7月豪雨で被災しながらも復旧復興を果たした球磨川のほとりにある素敵スポットです!

◆概要◆

< 日時 >
2024 8/23,24,25

< 会場>
人吉市まち・ひと・しごと総合交流館(くまりば)内 コワーキングスペース “osoto Hitoyoshi”

< 参加人数 >
11名(社会人8名、学生3名)

< スポンサー >
《 日本全国・通年スポンサー 》
弥生株式会社 様


G’s ACADEMY 様 


《 シルバースポンサー》
EXPACT株式会社 様


《 ブロンズスポンサー》
ReHug株式会社 様


税理士法人TAパートナーズ  様


 一般財団法人たらぎまちづくり推進機構 様


 人吉・球磨しごと創生連絡協議会 様


《 後援サポーター 》
くま川鉄道株式会社 様
球磨川くだり株式会社 様

< ファシリテーター >
特定非営利活動法人StartupWeekend認定ファシリテーター
I.I. 代表
Code for Kitakyushu 事務局長
(公財)北九州産業学術推進機構(FAIS) ロボット・DX推進センター DX推進担当課長
糸川 郁己

< オーガナイザー >
特定非営利活動法人StartupWeekendリードオーガナイザー:瀧森 道太
ReHug株式会社代表取締役 勇者(公認会計士Lv.23 税理士Lv.6+2=8):本永(岡)敬三
株式会社 Vizers 代表取締役:安田 亮治
渡邊 景

◆ Day1 ◆

昨年に引き続き、この人吉球磨の地でファシリテーターを務めるのは、”いとやん”こと糸川 郁己 氏。

参加者のみなさんは、これから何が始まるのか緊張の面持ちでした!

リードオーガナイザーのTakkeyも緊張しています。(笑)

ファシリテーションは進み、アイスブレイク “ハーフベイクド” へ。2つのお題から新たなアイデアを生み出すハーフベイクド。アイデアの生み出す感覚をつかみます!

頭の体操が終わったらDay1のメインイベント、1分ピッチとチーム作りへ。

オーガナイザーもピッチに加わり、14個のアイデアが並びました!

投票を経て、今回は3チームが出来上がりました!一番右の写真のチームは最年少参加の中学生が2人います!

◆ Day2

集合時間には参加者が全員揃い、いとやんのファシリテーションからスタート!!!

ファシリテーションもひと段落したところで参加者の1人がマイクを奪い、もう一度ピッチをしたいと宣言!!ルールがないのがルールのSW。これもまたアントレプレナーに必要な要素のひとつかもしれません。残念ながら、おかわりピッチに賛同してくれる仲間は見つからず、元のチームへと戻っていかれました。

その後、ファシリテーターいとやんの名ファシリにより、会場は “No Talk, All Action!” 状態へ!

Day2のお昼ご飯はナンカレー!暑い中、へとへとの参加者でも食欲をそそります!
勇者けいぞうもご満悦!

午後からはコーチングタイム!今回は以下の3名の方にコーチを引き受けていただきました!

田畑 奈津 氏
球磨川アーティザンズ 代表社員

松尾 彰文 氏
肥銀キャピタル株式会社

湯舟 武龍 氏
株式会社ハックツ CEO

すでにアイデアが形となっているチームもあれば、そうでないチームもあり、先輩企業家からの暖かくも厳しいコーチングに、参加者はSWの洗礼を受けました。

コーチング終了後の総評では
・チームとしてきちんと行動するためにも、お互いを知ることも必要
・”顧客に何を提供するのか”がブレないようにビジョンをシンプルな一枚絵で表現することもおすすめ
・せっかく事業を考えるのならば、ワクワクするような内容を考えよう!
というメッセージをいただきました!

地元人吉の企業家 田畑さんからは、地元の美味しいシュークリームの差し入れもいただきました!
疲れた脳に糖分が染み渡りました!ありがとうございました!

そうこうしている間も時間は経ち、Day2晩御飯の準備をしていると、昨年開催の “Startup Weekend 熊本@人吉球磨” の立役者 オーガナイザー安田さんが合流。みんなの前でご挨拶。手に何か持ってます。なんでしょう??

正解は、SWHKのTシャツでした!!

実は今回、SW人吉球磨は初開催でスポンサー集めに苦労しており開催時期ギリギリまでTシャツを制作するかどうかを悩んでいました。最終MTGで、 “記録よりも記憶に残るSWにしよう!” と決めTシャツ制作の見送りを決定。しかし、”初めての記念を本当は何か形に残したい”とぼやいていたリードオーガナイザーに”サプライズ” でTシャツを準備してくれていたのでした!オーガナイザーメンバーには完全内緒のサプライズ。ヒーロー安田さんと勇者けいぞうのTシャツスポンサーにより、SWHK vol.1 は記憶にも記録にも残るものとなりました!

◆ Day3 ◆

いよいよ3日目!最終日を迎えました!
前日に配ったサプライズTシャツをみんな着用し、会場に統一感が生まれます!

そしていよいよ運命の最終ピッチへ!最終ピッチは、1チーム発表時間5分、ジャッジからのQ&Aが3分。時間が過ぎれば即終了という厳しいルールです。与えられた時間の中で如何に的確に内容を伝えられるか。これもアントレプレナーに必要なスキルです!

今回、ジャッジを快諾いただいたのは以下の4名の方々です!

北 貴之 氏
つばめタクシー株式会社 専務取締役

山中 勇輔 氏
エアドライブ株式会社 代表取締役

相浦 圭太 氏
税理士法人TAパートナーズ 代表

髙地 耕平 氏
EXPACT株式会社 代表取締役
一般社団法人ベンチャー投資育成研究会 代表理事
静岡ベンチャースタートアップ協会 理事

全3チームのピッチのトップバッターは「パッと」
既存のアプリ、暗記のためのオープンソースソフトウェア「Anki」で使用できるデッキ販売がテーマでした。既存のアプリはオープンソースソフトウェアであるが故にマニュアルやチュートリアルが少なく使いづらさを指摘。また、Q&Aを登録する手間を省略するため、暗記したい分野ごとに頻出問題などをあらかじめ用意できるデッキを開発し販売するという内容でした。
このチームは初日のアイデアからピボット(方向転換)し、2日目の深夜まで新たなアイデアを検討、3日目の午前から改めて顧客への仮説検証インタビュー・資料作成をして最終ピッチに臨んでいます。

2チーム目は「人吉セカンドホームズ」
観光や移住だけではない二拠点生活の提案を大きなビジョンとし、人吉球磨の資源である鮎釣りと空き家を掛け合わせ、空き家の発掘からリフォーム、鮎釣り客への宿泊の提供・運営、物件の維持といった入口から出口までを一気通貫でおこなうというサービス内容でした。地元の不動産会社などにインタビューをしてサービスを利用する顧客がいるかの検証をしっかりしている印象を受けました。

3チーム目は、「忘無」
“忘れ物をなくしたい” そんな中学生の悩みから生まれたチーム。 “RFID” を用いて、必要なものが揃っていることを確認できるようにするシステムを構築し提供するという内容でした。最年少参加の中学生2人も3日間一生懸命に取り組み、同時期に開催された球磨川盆祭の会場準備をしていた方に、イベントに必要な物品の数量や品質管理の悩みを解決できるかインタビューしていました。

厳正なる審査の結果、
優勝は・・・チーム「人吉セカンドホームズ」!

優勝チームにはジャッジ直筆のチーム名が書き記された賞状が授与されました!

ジャッジ 相浦さんからのチームに向けた個評では、すぐにこのアイデアに取り組んでほしいというメッセージがありました。この3日間の中で実証・検証は多くされていることがピッチから伝わったが、実際に取り組むとまだ見えていない課題が如実に現れ上手くいかないかもしれない。しかし、アイデアとしてまとまっているので次のステップとして取り組んでほしいとのことでした。
また、参加者全体への総評では、どのチームもユニークなアイデアが少なく物足りなさを感じたと言われました。もっとワクワクしてビジネスを考えたらいいとのメッセージでした!

2位は、チーム「忘無」
ジャッジ 髙地さんからの個評は、RFIDという技術に着目したことはよかったが、誰にどういう形で価値を届けるかということと、そこにどのようにユニークさを加えることができるかということをもっと検討してほしい。まだまだ普及率が低いRFIDを用いるサービスを、今から考えていると普及フェーズに入ったときにいいビジネスになるのではないかとのことでした。
総評では、今回SWに初参加された方に向けて2回3回4回5回と参加してほしいとメッセージをいただきました。今回の反省点を生かして次回にチャレンジするとまた新しい失敗をする。それを繰り返しているとSWが味わい深いものになり自身の財産になる!と伝えていただきました!

3位は、チーム「パッと」
ジャッジ 山中さんからの個評は、誰がこれを使ってくれるのかというマーケットニーズの設定が薄いこととピッチの際に話し手のリズムが崩れてしまっていて上手く伝わらなかったことを伝えていただきました。初日のアイデアからピボットしていることも知っておられる山中さんからは時間的な関係もあって難しかった部分もあったのでは?ともメッセージをいただきました。
総評では、スタートアップや新規事業を立ち上げるときに、”何のためにそれをやるのか” ということをしっかり決めておくことの重要性を伝えていただきました。最初の目的の部分をいい加減にするとあとのフェーズもいい加減になり、必ず空中分解する。目的の設定を一番重要に考えてほしいとのメッセージでした!

そして、最後は審査委員長の北さんから総評がありました。
元も子もないことを言ってしまえば、このSWの審査で1位だったから、3位だったから、というのは本質ではなく、この3日間でインプットしたことを、これから自分なりにどう形にしていけるか、どう行動を変えていけるかが重要であるということを伝えていただきました。どんな背景・目的があったとしてもそれを達成するための具体的な手法というのは実際に行動してみなければ分からない。今回SWHKに参加した皆さんはその行動の第一歩を踏み出しているのでこれから行動を変え続けていってほしいとのメッセージでした!

無事に最終ピッチを終えた後は、3日間の雄姿を讃えての懇親会!ジャッジやスポンサーの方々、ファシリテーターや緊張も解けた参加者、オーガナイザーも混じってのあっという間の楽しい時間でした!
最終ピッチ~懇親会の観覧には、人吉球磨のためにわざわざ神奈川県から駆けつけてくださった方もいたりして、これからの人吉球磨の未来に希望が持てるようなそんな雰囲気がありました!

盛り上がりみせる懇親会!な、な、なんと、次回 SWHK vol.2開催に向け、スポンサーと会場スポンサーのご快諾もいただきました!

ご厚意に答えるためにも SWHK vol.2 の開催、アントレプレナーコミュニティ創生に向けて、また走りだします!

おわりに ◆

昨年の Startup Weekend 熊本@人吉球磨 懇親会で立ち上げを宣言し一年。
人吉球磨でSWを開催してくださった SW熊本のメンバー。
オーガナイザーの先輩として立ち上げ初期から導いてくださり伴走してもらって、
ファシリテーターも引き受けていただいた糸川さん。
スポンサーをしてくださった企業さま。
Tシャツスポンサーのヒーロー安田さん、勇者けいぞうさん。
遠近問わずお忙しい中にコーチ・ジャッジを引き受けていただいた皆さま。
SWHK vol.1 参加してくださった皆さん。
そして、SWHKオーガナイザーのみんな。
お陰様で SWHK vol.1 は大成功となりました!
本当にありがとうございました!
そして、今後ともよろしくお願いいたします!

以上!

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