今回のテーマは「温故知新」!会場はなんと「お寺」!

2019年7月12日(金)~14日(日)に、「Startup Weekend Niigata Vol.12 in 新発田」が開催されました!

会場は「長徳寺」、「顕法寺」、「三光寺」の3会場!
未だかつてない厳かな雰囲気でのStartup Weekend!
その3日間を振り返ります!

■イベントページ

https://swniigata.doorkeeper.jp/events/91784

■概要

・日時:2019年7月12日(金)~7月14日(日)
・場所:長徳寺(7月12日)、顕法寺(7月13日)、三光寺(7月14日)
・参加者数:25名(見学者を除く)
・ファシリテーター:西村 治久
・リードオーガナイザー:伊藤 治仁
・オーガナイザー:菊田 敦子、林 基宜、黒田 美穂、西潟 瞳

 

【Day 1】

初日の会場は「松霊山 長徳寺(しょうれいざん ちょうとくじ)」様。
赤穂四十七士の1人、堀部安兵衛にも所縁があるお寺様で、敷地内には赤穂四十七士の木像を納める「義士堂」が設置されています。
Startup Weekend恒例の懇親会が始まりました!

本日のお料理はFOOD&ETHICAL WATAGOさんのお料理です。
新潟の食材をふんだんに使ったお料理を作っていただきました!
はじめましてのみなさん、おいしいご飯と共に談笑されています。

このあと、会場を本堂に移して、チーム作りのためのアイディアピッチに移ります。

はるさんのファシリテーションからピッチタイムが始まりましたが、参加者23名中、ピッチ参加者はなんと15名!
白熱したピッチタイム、そしてチームビルディングが行われました。

結果、今回は5チームが結成されました。
明日からがワーク本番!頑張りましょう!

 

【Day 2】

2日目の会場は「妙栄山 顕法寺(みょうえいさん けんぽうじ)」様。
日蓮宗のお寺様で、子育て・安産の神である鬼子母神様が祀られています。

心落ち着く雰囲気の中、昨日結成した5チームが動き出します。

そんな2日目の昼食は、新発田市内の老舗パン屋さん「ボン・タケダ」の最高級小麦食パン、4種のチーズパン、くるみパン、タコス風ソーセージです!
しっかり食べて、午後からのコーチングタイムに備えます。

 

2日目の14:30からはコーチングタイムのお時間です。

《コーチ》
富山 聡仁 様/㈱NEPPU JAPAN 代表取締役
関根 正隆 様/長徳寺 住職
米山 知宏 様/㈱コパイロツト
山本 一輝 様/㈱Idea partners 代表
西村 純子 様/街角こんぱす㈱ 代表取締役社長

 

各チームとも、自分たちのアイディアを客観的に見ることができたようです。
コーチからの的確なアドバイスと、厳しくも愛のあるコーチングを経て、当初のアイディアに更なるブラッシュアップをかけて突き進むチーム、アイディアをいったん捨て去るチーム、議論が停滞するチームなど、様々な反応がありました。
いずれにしても、翌日のFinal Pitchに向けて、やるしかありません!

と、ここでお待ちかねのお食事の時間です~!
2日目の夕食は、会場であるお寺様にちなんで精進料理”風”にしてみました。

一汁三菜頑張りました!!

お腹も満たされて、みんな少し元気が出たようです。
熱い議論とともに、2日目の夜は更けていきました。

 

【Day 3】

3日目の会場は「瑠璃山 三光寺(るりさん さんこうじ)」様。
通称『寺町通り』に面する三光寺様が、Final Pitchの舞台です!

そんな中、本日から参加の高校生も!
17:00~の最終プレゼンに向けて、各チームとも最終準備に追われています。

最終日の緊張感漂う中、昼食は夏らしく冷や麦とお蕎麦にしてみました。

新発田市五十公野にある肉屋「ふじくら」のメンチカツは揚げたてほやほや!
ボリュームもたっぷりでした。
茶そばはほんのり感じるお茶の感じがとても良いです。

昼食のひと時が過ぎれば、いよいよ最後の追い込みです!

3日目のこの時間ともなれば、多くの参加者が“No Talk, All Action!”の状態になるのですが、今回はいつもより静寂が強い気がします。
お寺様の場の力が、みんなの集中力を押し上げているのでしょうか…!
段々とFinal Pitchが近づいてきました!

 

さあ、いよいよFinal Pitchのお時間です!

《審査員》
肥田野 正明 様/㈱バウハウス 代表取締役
堀野 亘求 様/敬和学園大学 准教授
髙橋 綱男 様/金升酒造㈱ 代表取締役

 

各チームのビジネスアイディアは、以下の通りです!

 

1.はっぴぃ酒まいる

人と人が繋がる場(コミュニティ)を居酒屋と使ってつくるサービス。メンバーの原体験から生まれたコンセプトは「情熱の起爆剤」。新しい出会いで化学反応をつく出せるコミュニティをつくりたい。お酒を飲み、趣味や夢を語り合ったり、挑戦したいことを応援しあう場を。MVPはFacebookページで既にイベントを立ち上げ済み、初回は起業に興味のある人の飲み会を企画する。いずれは常設店舗を古町に開店し週末2日営業を行う計画。

 

2.神と仏

外国人観光客の遊び場がない、地域の賑わいがないという2つの課題解決。ナイトタイムエコノミー、お寺ナイトクルーズとしてマイぼんぼりをつくり、夜の境内や寺町をまちあるきする。ぼんぼりが観光客のアイコンとして機能し、地域の方との交流のきっかけに。お寺で精進料理のガストロノミーツーリズム、全体2時間程度で1名5000円。宿泊施設と提携し地域へと送客する仕組み。新潟県の神社仏閣の数を活かし地域に賑わい、まちの夜をそのまま観光資源に。バリデーションでは台湾人、商業施設、宿泊施設、旅行会社から賛同も得られている。

 

3.ぴよぴよ

シェア我が家。余っている空き部屋を活用、子どもが独立した高齢者世帯の家の空き部屋を下宿として提供し若者を繋ぐサービス。若者と高齢者が一緒に生活、ご飯をつくったり高齢者との生活を疑似的に体験。新発田の寂しい、若者と交流したいと思っている高齢者と敬和学園大学の学生を想定ターゲットし、ネットで特技、趣味、好きなことをアピール、お試し期間などを経てマッチング。ビジネスモデルとしては登録料、手数料などをいただき、双方のサポートを行う。

 

4.住職s’エンターテインメント

会いに行ける住職、お坊さんをプロデュースするプロダクション会社。新しい物好き、日本文化やお寺に興味のある20~40代をターゲット。コンテンツは成仏大陸(アプリ)。ネット上で住職のパフォーマンスや人柄を情報発信し、イベントなどを企画。住職を動画や記事で紹介し知ってもらい、お寺に来てもらって、ファンになってもらうことで檀家減少問題もソリューション。競合は某48なアイドル!?(CEOはジョニーカナガワ)

 

5.⑤(まるご)

ものを介してコミュニケーションの苦手意識を解決、誰もが気軽にコミュニケーションが取れる仕組みを作る。人と人のご縁をつなぐ仲介車。農家さんと一緒に収穫した野菜を村でまちの人と加工体験、つくったお弁当を昼食難民となっているようなまちのエリアで昼に移動販売。夕方は体験型スイーツを提供、焼きマシュマロ、ヨーグルトスムージーを子ども・若者たちにコミュニケーションが取れるものを販売。チェキと看板を使い、利用者のアナログなコミュニケーションを提供。掲示板、スタッフ、販売を通じてコミュニケーションが苦手な人も気軽にコミュニケーションが取れるサービスをつくる。

 

各チームとも、見事なまでにアイディアをまとめ上げました!
質疑応答では、審査員の皆様からの鋭い質問・指摘が飛び交います。
厳正なる審査を行い、いよいよ結果発表です!

まずはコーチの皆様による特別賞「コミュニティアワード」は…

 

 

 

住職s’エンターテインメント!

 

 

 

そして、栄えある優勝は…

 

 

 

神と仏!

 

おめでとうございます!

 

審査発表の後は、お待ちかねのアフターパーティ!
参加者の皆さん、3日間本当にお疲れさまでした!

イベントはこれにて終了ですが、本当のスタートはここから。
皆さんの心に生まれた起業家精神が、これからの新潟を明るくしてくれると信じています!

最後になりましたが、お忙しい中にも関わらず、本イベントにご協力いただいたコーチ・審査員の皆様、懇親会用の日本酒をご提供いただいた金升酒造㈱様並びに菊水酒造㈱様、フライヤー作成にご協力いただいた㈱ブルボン 福井 厚様、そのほか、たくさんのお土産・差し入れを届けてくださった皆様、本当にありがとうございました!

《スポンサー》
弥生会計様

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