Startup Weekend 豊橋の第二回を開催いたしましたので、ご報告いたします。

今回は、全24名が参加。学生が8名いたこともあり、3日間全体を通して活気のある会となりました。

https://swtoyohashi.doorkeeper.jp/events/69016

概要

日時
 2018.3.16(金)〜18(日)
場所
 トライアルビレッジ
参加者人数
 24名
チーム数
 6チーム
Judge
 山口拓已氏(株式会社PR TIMES代表取締役)
 松井孝悦氏(大三紙業株式会社代表取締役)
 宮川直樹氏(豊橋信用金庫事業支援部副部長)
Coach
 早瀬由芙氏(日本デザイン・マーケティング株式会社代表取締役)
 社本明弘氏(株式会社Shaxware代表取締役)
 秋間建人氏(一般社団法人静岡県民球団理事)
 マツモトサトシ氏(株式会社Misoca取締役)
 新井良明氏(株式会社タスキ代表取締役)
Sponsor
 豊橋信用金庫
 サーラグループ
 イノチオホールディング株式会社
 ヤマサちくわ株式会社
 大三紙業株式会社
 株式会社フェニックス
 蒲郡信用金庫東田支店
 株式会社ウェブインパクト
 株式会社マップクエスト
後援
 豊橋市
 豊橋商工会議所
 株式会社サイエンス・クリエイト
Facilitator
 浅野仁志氏
Organizer
 種田憲人
 森高朋樹
 柴田篤
 樅山登一
 神藤将弘
 後藤和也

当日の様子

Day1
豊橋駅前にある「トライアルビレッジ(ユメックスビル5F)」が会場。机や椅子を移動させ Startup Weekend 会場の設営が完了。3日間で世界が変わる、Startup Weekend 豊橋 が始まった。

18時半より受付開始、続々と参加者が会場入りし、参加者同士で食事を囲みながら親交を深めた。19時よりファシリテーター浅野 仁志氏によってオープニングセレモニーが開始。スポンサー様の紹介、ファシリテーター自己紹介の後、ミニゲーム「Half Baked」が始まった。「Half Baked」はランダムな2つの単語から社名を作り、即興のビジネスモデルでピッチ(プレゼン)を行うミニゲームで、会場の空気は一気に熱気を帯びた。

その後、いよいよ各参加者が練りに練ったビジネスモデルをピッチで披露。参加者 24名全員が自分の考えたビズネスモデルをピッチし、60秒という限られた時間で精一杯アイディアをぶつけた。日々のTODO管理や夫婦の家事、学生の地元定着など、それぞれが日常で感じる課題を元に、世界をどう変えていきたいか、思い思いのアイディアを語った。


<ピッチの様子>

ここから、アイディアを元にチームを作っていき、最終的には1チーム5〜7人で4チームが形成された。できたてのチームで今後の展開を話し合い、21時半頃解散予定が22時解散に。解散後もほとんどのチームが場所を変え、打ち合わせをする熱狂ぶりを見せた。


<チームビルディングの様子>

Day2
9時Trial Village。昨夜は遅くまでチームで話し合っていたはずなのに、集合から間もなく、朝食のおにぎりを食べながらチームでは熱い議論が交わされる。ほどなくして、ファシリテーターからリーンスタートアップに関するレクチャーがあり、午前中はほとんどのチームでビジネスモデルについてのブレストから始まった。


<レクチャーの様子>

お昼には、入河屋のパンを食べて、午後より来場されたコーチの紹介とメンタータイムが開始。熱くビジネスモデルを語る参加者に、耳を真剣に傾けるコーチ陣。 そして、コーチの的確なアドバイスに自信をもつチーム、逆にビジネスモデルに行き詰まりを感じて方向転換を行うチームなど、反応は様々であった。

早いチームは、作ったMVP(必要最小限のプロダクトサービス)を元に街に出て、実演や検証、ヒアリングを開始。外人と日本人のコミュニケーション促進サービスの展開を考えていたチームSAMURAIは、実際に日本で働く外国人コミュニティにサービスを提案するなど、最終利用者への検証を進め、ビジネスモデルのブラッシュアップを図っていった。

一方で、夕方になるにつれ、ヒアリング・アンケート調査に基づき、MVP を試行錯誤しながら作り上げていく中で、チーム内での意見の違いなどを理由に、1チームが解散、1チームが分裂するという展開に発展。当初4チームだったチームが夜には6チームに編成し直さ 
れた。


<市場調査の様子>    

夜には豊橋名物の”豊橋カレーうどん”を食べながらチームの垣根を超えて交流もあった。チームによって進捗状況に差が生じ始め、焦りや不安の中で終了時間の21時半を超えてから居酒屋に場所を移し議論を深めるチームもあった。

Day3
いよいよ最終日。朝9時、朝ごはんを食べながら最終発表に向けた1日の段取りを決めていく。各チームとも MVPを作り、同時にプレゼンの準備に入っていた。中にはギリギリまで外に調査に行くチームも。チームに よって進捗具合は様々であったが皆「やりきるしかない、進むしかない」と言わんばかりに、皆黙々と作業を行っていた。
午後よりコーチ陣によるピッチの練習が行われ、着々と本番まで時間が過ぎていった。


<最終ピッチの様子>

17時、ピッチの開始。見学者が 13名来場。審査員の山口拓已様、松井孝悦様、宮川直樹様の紹介ののち、1チーム発表5分+質疑5分の合計10分を持ち時間に、6チームによる最終ピッチが始まった。

■ SMART CONTRCTEE
バーチャルユーチューバーのためのVRコワーキングスペースのビジネスモデルを発表。実際にVRのシステムを構築し、遠隔での実演。
■ お嫁っち
夫婦の不公平感を解消するためのイベント提案アプリ。このアプリを使うことで、夫婦仲を円満に保ちたいもの。日常生活にある課題とその課題解決に資するアプリのサービス内容までを、簡単な演劇を踏まえて実演。
■ ガッチング
理系学生などを中心に、異性とのコミュニケーションが不足している学生限定の友達を探すアプリ。豊橋技術科学大学の学生がチームの中核となり、実際の学生の生の声を反映したサービスを展開。
■ めしいこーぜ
「ガッチング」から最終日に分離してできたグループ。企業が学生にランチを食べさせてあげることにより、企業に興味を持ってもらうサービス。
■ カジコネ
「お嫁っち」から2日目に分離してできたグループ。家事の分担を公平にするためのToDo管理アプリ。キャラクターを育成する感覚で、上手な家事の分担を促すサービス。
■ I am Samurai
日本独特の侍チャンバラを通じて、外国人と日本人がコミュニケーションを図るサービス。特に、日本企業で働く外国人労働者となかなか自分から話しかけない日本人のコミュニケーション不足を課題と捉えたもの。最終発表は、ほら貝を吹きながら柔道着着用で登場。

市場性はあるのか、顧客はいるのか、収益性は妥当かなど、審査員による厳正なる審査の結果、時流にのっており、今後世界規模で必要とされるサービスになる可能性があることから優勝は1チーム目の「SMART CONTRCTEE」となった。


<最終ピッチ後の集合写真>

第二回スタートアップウィークエンド豊橋後、継続的に開発を続けているチームが2チームあることを確認している。前回は0チームだったことと比較すると当初の目的に近づくことができた。今後、オーガナイザーや参加者をはじめとした起業コミュニティで支援していく考え。
併せて、起業を学ぶアフターイベント等を通してコミュニティを醸成し、第三回スタートアップウィークエンド豊橋の開催に繋げていきたい。 

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